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2/28更新 連載小説「あかんべ」

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2月28日(水)「進歩?」
★家に帰ると、日常が待っていました。あわただしく夕飯の支度をしていると、3度めのチャイムが鳴りました。画家のサイちゃんでした。「ごめん、間に合わへんだねえ」といって寒い中、次女への餞にと、縁起のいいという絵を描いて持ってきてくれました。

「大地の恵み」
ピンポンがなると、誰よりの先に玄関に駆けつける孫なのですが、ちょうどりんごをかじっていて、「いっちょやね」とよろこんでいました。孫は、電話に出たい症候群は卒業したようです。次女から電話がかかってきたのですが、「あたち、ちょーちぇーじ(ソーセージ)食べてるねん。いちょがしいからまたね。おっぱい」とすぐに、電話を返しました。わたしが、昨日電話をしたときも、「キリンちぇンちぇい(小児科)にいって、まわるおちゅち(回転寿司)にきてるねん。おっぱい」と一方的にいって、終わりでした。あっけらかんとしたものです。
★一口大の和菓子は、おひなさまのお菓子です。おひなさまは、まだ飾っていないのですが、あんまりかわいいのでお土産に買いました。和菓子が好きな孫といっしょに、おいしくいただきました。

おひなさま、お先です
孫はまだじゅうぶんに歯磨きができません。和菓子とケーキは例外になりましたが、いつまでも口の中にある飴やチョコレートは、「かーかー(からい、からい)」で食べさせずにきました。ところが今日、「ほいくえんのちょこれーと、からくなかった」というので、驚きました。とうとう……。これも進歩なのでしょう。

2月27日(火)「あこがれ」
★10時の引越しに間に合うように、今朝は6時に家を出ようと、4時に起きたのですが、いろいろあって、出そびれてしまいました。あわてて家を出たので本を忘れました。電車の中で退屈しのぎに、万華鏡を見ました。人差し指ほどの大きさなの万華鏡なのですが優れものです。中にセルロイドが入っているわけではなく、見たものが変化します。
    
       だらしなく口の開いたバッグが  →  こんな不思議な世界を
★次女のアパートに着いたのは、11時半。もう荷物は届いていました。狭いながらも楽しい下宿♪ ちょっとあこがれてしまいます。必要なものは最低限しかないのですが、その代わり不必要なものも一切ないので、さっぱりしたものです。細々とした日用品は100円ショップで揃えたのですが、6000円もの買い物をしたのは初めてです。しかし、なんでもありますねえ。100円ショップのほかにも駅の周辺にはイトーヨーカ堂・名鉄をはじめ、生協・ナフコ・スギ薬局などいろいろあるのですが、かたまっていなくて、みんな5〜10分ずつ離れているのです。何度もあちこちに買い物に出かけているうちに、ひっそり佇んでいる和菓子屋さんを見つけました。最初に通りがかったときは、休業中のお店かなと思ったのですが、次に通ったときには、明かりが灯っていました。ためしに入ってみました。古いお雛さまが飾ってあって、季節感あふれる生け花もいい感じに入っていて、上品で趣きのあるお店でした。が、女主人は、とても愛想の悪い人でした。こういうお店はきっと自信があるにちがいあれません。試食用に、1つずつあれこれ買ってみました。
「鮎おこし」(写真上)、なかなかのものでした。中国人が経営している四川料理のお店も見つけました。ここも見っけもんでした。おもしろいのは、どの店も、隠れるようにひっそりあって、自己主張していないのです。犬山城の方に行くと、古い町並みが残っているようです。

2月26日(月)「歩く」
★大阪で用事がいくつかあったのですが、12時に家を出て、4時半の保育園のお迎えまでに帰らなければならないという強行軍の中、陽気につられて、用事をすませつつ、難波から西梅田まで歩きました。暑くもなく、寒くもなく、快適でした。町の様代わりぶりは目を見張るばかり。特に、大阪駅の周辺で、元の姿を残しているのは郵便局だけ、ずいぶんおしゃれな町になったとは思いつつ、ブランド商品が並ぶウインドウを見ていて、大阪も東京も、もしかしたらニューヨークの町並みも、今、オリンピックに向けて突貫工事中の北京も、いっしょなのかも、とさみしくなりました。おしゃれでなくてもいい、大阪の町は、大阪の町であってほしい……。
★明日は、引越しの手伝いで犬山に行ってきます。一泊してくる予定です。

2月25日(日)「京都」
ここ数日のうちに、カウントが111111になりそうです。
ヒットした方はお知らせくださいね。
★難波発の電車に、お相撲さんが110人ばかり乗ってきました。そうか、春場所なんですねえ。お相撲さんといっても、まだ駆け出しの人たちのようです。体が大きいので6人がけに4人、足を広げて間に荷物を置いて3人しか座っていないところもあります。発車する頃には混んできたのですが、一向に気にしていません。足元には大きな荷物があり、一般の乗客はドアの付近で小さくなっています。これじゃ「関取」ではなく「席取」です。しつけの厳しそうな角界なのにと思いました。着物の生地は安そうなもので、裏はついていません。縫い方も荒く、そまつな感じがしました。着付けもだらしなく、寝巻きのようにみえます。某駅で降りて行ったのですが、後には、びんつけ油の匂いとがっかり感が残りました。国技を担う人たちなのですから、例え下っ端の人たちでも、旅に出るときはきちんとしたものを着せてあげてほしいです。
★久々に墓参。庭の水仙を切っていったのですが、数日前に次女がお参りした際に、かわいいお花を供えてくれていました。

母も早春を楽しんでくれていることでしょう
★京都シネマで映画を2本観ました。1本はポイントが貯まっていたので招待、1本は会員料金で800円。ということは、1本400円。見たかった映画は終わっていて、行き当たりばったり、時間的に観られるものをセレクトしました。朝7時半に家を出たので、夕飯の支度までには帰れました。カキフライ・ポテトと新キャベツのマリネ風サラダ・山芋の短冊・錦で買ってきた、蜆の佃煮・川えびの煮物・ぬか漬け。

2月24日(土)「愛される悪役」
★指先をけがしました。「アンパンマン、はったげるね」と、孫が救急絆を巻いてくれたのですが、救急絆には、アンパンマンだけではなくバイキンダーの顔も描かれていました。傷にバイキン? それって、あかんやないの! 
いえいえ、バイキンダーはアンパンマンに負けないほどの子どもたちの人気者。悪役がいてこそ物語がふくらむのです。がんこじいさん。へんくつばあさん。がみがみ口うるさいママ。わからずやの父親。生意気でやんちゃな弟。手こずる妹。どじな友だち。理屈っぽいクラスメート、いたずらたぬきにうそつきカラス、なまけもののロボット……。主人公にとって迷惑、あるいは苦手、いつもじゃまをしたり、平気で不条理なことをしでかす登場人物こそ、子どもの心をつかんで放さないのです。悪役を愛すべき者として描くこつは、ユーモア感覚が役に立つかも。
★お風呂の給湯ができなくなりました。あわてない、あわてない。よくあることです。我が家は、昨年の冬に何度も経験済みなので、落ち着いたものです。すべてのガス器具の詮を閉めて、ガスメーターについているガス復帰ボタンを押し、3分待てばいいだけです。それでもだめなときはガス漏れの心配があるかも。急いで、ガス供給会社までご連絡を。

2月23日(金)「メロンパン三姉妹」
★近くのパン屋さん「ルヴァン・ルヴュール」で、だんご三兄弟ならぬメロンパンの三姉妹を見っけました。左から「カリカリメロンパン」・「夕張メロンパン」、そしておなじみオーソドックスな「メロンパン」。

外見だけが「売り」ではありません……

カリカリ歯ごたえののいいのが、きかん気のこいさん(末娘)なら、
甘いメロンクリームは、おっとりしたなかんちゃん(次女)、
メロンパンはぐっとしっくな、いとはん(長女)、かな
★小雨降る中、4月から大学院で研究を始める次女の荷物を送り出しました。前のように海外ではないので、会いに行こうと思えばすぐに行けるのですが、それでも、家族が減るのは、さみしいことです。何よりも、次女は、孫のお守り役として強力な助っ人たっだだけに、いろいろわたしの活動に差しさわりが出そうです。

2月22日(木)「たのしい、たのしい勉強会」
★「今、桜草が満開なんです♪ 観にいきませんか?」とミニコミ誌の記者であり、童話教室の生徒さんでもあるサンキューさんからお誘いがありました。うさこさんが教室のみんなに声をかけてくれたので、今日は、講座が始まる前に全員そろっての花見と相成りました。田園(たぞの)の高台にある林さんというお宅のお庭で、この時期、解放してくださっています。幾種類かの桜草が、ほんのり、いい香りを放ちながら、競う合うように咲きほころんでいました。

見事です。 画面右にも左にもまだまだ……
お花見のあとは、お隣にあるこだわりのそば屋「合会」さんで昼食。なんとまあ、生徒さんたちが、そば御膳をごちそうしてくれました。みんなでかんぱいも♪ 1時半の教室にあたふた駆け込んだのですが、だれですか、教室のことを忘れて、家に帰るといっていたのは? それほどのんびりしたいいひと時でした。サンキューさん、うさこさん、車を出してくれてありがとう。
★2作合評しました。みんなを見ていて、先週、空堀で勉強してきた成果があったように思いました。本人が、自分の作品を客観的に見ることできるようになったこと、姿勢が前向きになったことなどなど。空堀の合評会でいわれたことも、耳に残っていましたね。藤田先生に、「パンジョの教室の生徒さんの作品にはアイディアが光っている」といっていただきましたが、それは確かで、今日合評した作品もその人ならではの、ユニークな素材でした。文章力もついてきています。あとは、構成。ここをしっかり勉強していきましょう。もう1つ大切なことは、合評を鵜呑みにしないことです。いったんは手のひらに受けて、自分の心に響くものだけを取り上げ、それを膨らませていきましょう。今日は、それも勉強になりましたね。

お土産にいただいたそばずし。おいしかったで〜す♪
そばずしのおかげで、夕食のしたくは楽でした。

            

セロリとたまねぎをいため、大阪人にはおなじみの551のミートボールをからませただけの一品と、若ごぼうがでていたので、こんにゃく・にんじん・油揚げ・鶏ミンチと煮ました。

2月21日(水)「ケキョ♪」
★裏庭にうぐいすがやって来て、しばらく鳴いていました。のどかな朝です。午後からは、小学校のクラブ支援の日。学校から一番近い老人ホーム「故郷の家」から、職員さんといっしょに6人のおじいちゃんおばあちゃんが来られて、ボランティアクラブの子どもたちと、しばし交流をしました。「わたしは三人きょうだいの一番下です」「オムライスが好きです」「おかぜをひかないで、長生きしてね」と、子どもたちがつぎつぎメッセージを書いた「お元気カード」を読み上げると、拍手がわきました。おばあちゃんたちからは、「友だちとなかよくね」をはじめ、「親の言うことを聞いて、しっかり勉強するのよ」など、今の親御さんがダイレクトに子どもにはいわないであろうことも、きっちりいっていただきました。

「ぼくたちが縫った雑巾です。使ってください」
韓国から福祉の勉強に来ている留学生のお姉さんたちが、韓国の子どもの歌を、手まねをいれて、歌ってくれました。

♪朝起きて、顔を洗って、首も洗って……

ボランティクラブを指導しているうさこさんが
「おしゃべりな毛糸玉」を朗読してくれました。
おばあちゃんたちは、しきりとうなずいていました
★画家の鳥垣英子さんがご自分のブログ(2月19日付け)で、「シャイはどこへ行ったの?」(汐文社)を紹介してくださっています。鳥垣さんは、わたしの本が出るたびに、ご自分用・アトリエ用(アトリエでは子ども絵画教室をされているのです)・プレゼント用と買ってくださいます。ありがたいことです。
★『怖いぞ! 古典怪談傑作選』(教育劇画)が、いよいよ発刊されます。短編を何人もの作家でリメイクしたもので、3月中には全巻出るとのことでした。古典は、容赦なく怖いぞぉ〜! 

2月20日(火)「紛失メールや〜い」
★ただいまアメリカの研究所から帰省中のドア子さんちのポッターちゃんと我が家の次女、ドア子さんとわたしの4人でランチをしました。娘同士幼馴染でもあり、現在共通の話題があります。娘たちはそれぞれ、来週、その次の週と、思い思いに羽ばたいていきます。忙しい中、こうして親といっしょにだべってくれるのはうれしいことです。

ドア子さんから、「楽しかったね」といちごがどっさり届きました
いい香り♪ ぜいたくにいただきました
★送っていただいた大切なメールがどこかに紛れこんでしまいました。そのことが偶然わかって事なきを得たのですが、返事の届かないメールがありましたら、ご連絡くださいますように。そして申し訳ありませんが、メールを送ってくださる際、件名に、その方だとわかるようにご明記をお願いいたします。

また、サイトを更新して以来、「ようこそグッドニュース」の書き込みがぐっと減りました。さみしいことです。みなさん、いいニュースがありましたら、どんなことでも、ぜひ書き込んでくださいね。

2月19日(月)「手抜き」
★なにをするのもおっくうです。食は医なり。食べないと力がわいてきません。わかっていても、食べたくないものは食べたくない……。といいつつも、一日経った今日は、朝は梅干入りのおかゆをすすって、昼は肉抜きのお好み焼き(キャベツ・山芋・たまご入り)、おやつにチョコレートと焼き芋、夜は、わんたん入り野菜スープとレバーの煮つけ、かぼちゃのそぼろ煮を食べました。よく食べたようでも日ごろに比べると、量的にも半減。たった2日で、体重は2キロ減。夜に時間が空いたのと、ちょっと元気になってきたので映画をと思ったのですが、家族の手前、さすがに控えました。
★数日前、孫にせがまれてチューリップを植えました。球根からではなくつぼみがついたものを買って移し植えただけです。ヴィオラも鉢植えになったものをあわてて買ってきて、階段に並べました。

庭に水仙が満開とはいえ、我が家の花壇は、このところ放ったらかしです。かっては、シーズンごとにこまめに花を植え替え、「園芸ガイド」に載ったことがあるといっても信じてもらえないかもね。ほらっ。

下段中央が我が家の玄関。右方にも花壇が……

2月18日(日)「病もまたよし」
★たぶん食べすぎだと思います。このところ自分でも驚くほど良く食べていましたから。胃が動かなくなったのも当然です。ここはしばらく絶食するべえ。京都に行く予定をとりやめて、一日寝ていました。ベッドの中で竹内もと代さんの新作「龍のいる森」(小峰書店)を読みました。ゆっくり、ゆっくり、とてもいい時間が過ぎていきました。

設定された枠からはみ出すように描かれたイラストもすてきです
自分がどういう運命のもとに生まれてきたのか何の先入観もないまま、行方不明の父親の故郷に母と越してきた少年の物語です。村の少年とその家族が暖かく描かれて、何の違和感もなく壮大なファンタジーの世界に引き込まれていきます。村人たちの手で大切に守られてきた龍の伝説を少年たちが実感するまでを、子どもの視点で描かれています。読後感がとてもいいです。

2月17日(土)「行事いろいろ」
★保育園に通っている孫に、「発表会でどんな役をするの?」ときいたところ、「き」と答えました。「き?」。「うん、ただ立ってるだけやねん」。おやおや、木ねえ。立ってるだけなんや。片時もじっとしていない孫が木の役をすると思うと、おかしくってなりませんでした。

いよいよ今日は、その発表会。素敵な木の衣装をつけた孫は、たしかに突っ立っていましたが、のりのりで歌っていました。歌わないときは木であることを忘れて、正面にいるじいじに向かって、しきりと手を振っていました。ごきげんな木です。

フィナーレ。向かって左はじ、舞台の下に立っているのが孫です
★あまり履かないうちに小さくなってしまった孫の靴。お下がりでもいいといってくれた友人のお孫さんに送るために、昨日洗いました。ストーブで乾かして、今日、発送しました。

くつさん、いっしょにとんだりはねたりしてくれて、ありがとね♪
★第3土曜日は、世代間交流をかねた子育て支援「竹とんぼの会」の日です。折り紙と焼き芋なのですが、焼き芋班のスタッフが足りないと聞いたので、助っ人として参加しました。子どもたちが2階で折り紙遊びをしている間に、焼き芋の準備をするのですが、「ついでにお願い」と声をかけて、バス停の溝掃除をしました。だれも手をつけずに放ったらかしになっていた落ち葉は、20数センチ以上も深く積もって固まっていて、ずっしり重く、水の流れを止めていました。いい機会でした。

快く応じてくださった新井・椛島・立神各氏、ありがとうございました

濡れ紙に包んで焼いた鳴門金時は、
ほっこり甘くって、子どもたちに大好評でした
焼き芋片手に自転車で転んだ女の子、「だいじょうぶ?」とかけよったら、「うん、ほら」と、うれしそうに焼き芋を見せてくれました。けがよりだいじな焼き芋でした。

2月16日(金)「ぜいたく♪」
★鶴橋のおいしいキムチがどっさり届きました。白菜・青菜・するめなどなどいろいろな種類があって、うれしい、うれしい♪ 中でも小かぶは、冬のシーズンならではの絶品です。我が家はキムチが大好きなので、さっそく、つぎつぎ、ぜいたくにいただいています。

どのキムチもとってもおいしい♪
★映画「あなたにならいえる秘密のこと」を観ました。「忙しいのによく映画を観る時間があるねえ」といわれるのですが、ふっと空いた時間の狭間に、着の身、気のまま、映画館にかけこむわけで、コートの下はひざの出たズボンとトレーナー。だれにも会いたくありません。今日は、観客はたった5人。ぜいたくな時間でした。帰宅後はいろんなことがしわよせとなって……。でも、映画は観ます。頭と心のカンフル剤ですもの。

2月15日(木)「頼もう!」
★今日は、パンジョ童話教室の課外授業と称して、大阪の空堀に出かけました。ここは、「空堀から童話を書く」でおなじみの藤田富美恵先生のお膝元で、「遊びに来てね」といわれていたのをこれ幸いに、課外授業を思いつき、みんなで先生の胸を借りに参上しました。藤田先生のほかに、公募にたくさん入賞されているベテランの信原和夫さんと中谷詩子さんも、いっしょに合評に加わってくださいました。
パンジョの生徒さんたちは、教室に来てはじめて童話を書き始めた人たちばかりで、いわば、井の中のかわず状態だったので、他道場での合評は新鮮だったようです。「やる気が出てきた」「いい刺激を受けた」「楽しかった」「さすが」など、とても好評でした。合評の後、町家を改造したチョコレートのおいしい瀟洒な喫茶店に案内してもらって、おしゃべりに花が咲きました。この喫茶店、こともあろうにケーキセットを注文の際にホットコーヒーといったら、、「品切れ」といわれました。ホットコーヒーが……? 聞き間違いでないとわかったとき、目が点になりました。空堀は、そんなことが通る不思議な町なのかもしれません。
★次女が孫を保育園に迎えて行ってくれたので、ゆっくりできました。スーパーで買い物中、孫が次女の財布をのぞいてこういったそうです。「あば、ひでよちゃんがいっぱいで、ゆきちちゃんはいないね」。ひでよちゃんとは野口英世のことで千円札、ゆきちちゃんは福沢諭吉で万円札のことです。「この人だれ?」とお札の肖像画を指差してきいた時に、次女が、そう教えたようです。そのはなしを聞いて、大笑いしました。「ひでよちゃんとゆきちちゃんのほかにだれがいるのん?」「いちようちゃん」。小さい子どもって、記憶力がすごいです。わたしなどはお札といえば、聖徳太子と大隈重信のイメージが強く、これを書くにあたり、財布からお金を出して、名前を確かめたぐらいです。

2月14日(水)「がんばる準備」
★風の強い日でした。スペアリブでシチューを煮ながら、こんな日こそ、近所のNさんご夫妻に暖かいおかずをお届けしたいたなあと思いつつも、あきらめてしまいました。というのは、名古屋から帰って以来、痛めたのどが治らず、咳が続いているのです。声もかすれています。昨日は、そうとう花粉が舞ったのでしょうか、鼻もつまり気味でした。風邪ではないのですが、今、おくさんの調子がよくないNさんは、きっと気にされるでしょう。もし、ここで、タイミング悪く風邪でも引かれることになったら……など考えると、二の足を踏まざるを得ません。ご主人は、見事に家事をこなしていらっしゃるのですが、なんといっても86歳。おせっかいおばさんとしては気になってしかたがありません。泉北障害者作業所には配食制度があって、メニューも豊かでおいしいと評判です。暖かいまま届くので、一か月分のメニューをお持ちして、気に入ったおかずの日だけでもとお勧めしているのですが……。
★2月も半ば。そろそろ新しい仕事にかからなくてはなりません。二つ、暖めている素材があります。どちらも、子どもたちにぜひ伝えたいメッセージです。子どもたちの心に響くノンフィクションになると、いえ、ぜひそうしなければと願っています。3月に入れば、一歩前に出られるようにだんどりをつけていきます。子どもたちが本を手にする日を頭に描きながら構想を膨らませていると、力がわいてきます。わたしは、もともと創作が得意分野なのですが、最近はノンフィクションを書く傾向にあります。出会いの不思議さを感じながら……。

それまでにと思い、過去に使って山積みになっていた資料の整理をしました。ほんとうに捨ててしまっていいの……かな。紙類は、どんどん増えていくのでやむを得ません。

                                            
2月13日(火)「合評会」
★心斎橋で「とんぼの会」の合評会がありました。合評作品を出すのは、いちおう順番になっているのですが、現在、メンバーは4人なので、すぐに順番が回ってきます。わたしの中では、合評会というのは、第三者に読んでもらって意見を聞きたい作品があれば出す、でいいと思っているので、提出をパスする回があってもオーケーです。それぞれ書くペースや抱えている仕事の進行状況、内々で書き進めたい作品もあったりもします。いかに仲間内といえども中途半端な作品はみせたくないし、提出が強制的になってくると負担です。合評作品がそろわない月があれば、情報交換もしくは休会でいいと、わたしは思っています。

今日は、わたしの25枚作品を合評してもらいました。自分で推敲しているだけでは、手鏡で全身を写しているようなものです。人に見てもらって、自分では気がつかなかったところが見えてきます。作品を飛躍させることができます。そういう意味で合評会は大切なのですが……。
★某大学教授著の「原稿用紙10枚作品を書く力」という文庫本を読んでがっかりしました。本には、原稿用紙2〜3枚ならいきあたりばったりでもいいが、10枚になると構想がなければ書けないと書かれていて、ここまでは、「そうそう」と納得でした。問題はその後です。引用から文章を組み立てるようにと提示してありました。アンテナに引っかかった関連性のない三つのコンセプトを本の中から引っ張り出してつなげるようにと。その「引用力」をつけるためには、「書くための読書力」を身につけ、「キーワード」をつかめ。どうやらこの本は創作のための10枚ではなく、ミニ論文か企画書の書き方のためのものなのでしょう(はっきり書かれてはいませんが)。これを創作にあてはめると、副題は「盗作のコツ」になります。いやはや驚きました。いうたらなんですが、創作は、自己の探求。もっと奥深いものです。

                                            
2月12日(月)「地球の汚染を考える」
★映画「不都合な真実」を観て、地球の温暖化の恐ろしさを具体的に知りました。今、踏みとどまれば、地球絶滅の危機から逃れることができるかもしれないということもわかりました。まず、この映画を観ることをお勧めします。さて、10日ぶりに洗髪をしました。ニット帽を被っていたので、髪の毛はへしゃげてはいたもの、意外に汚れていなませんでした。1回目のシャンプーから、細かい泡が立ちました。年が年なので、新陳代謝が悪いといえばそれまでなのですが、帽子を被っていたことで、ほこりや砂や排気ガスなどの外気からの汚れがなかったせいかなと思いました。帽子を被っていたから髪の毛が汚れなかった……。気がつかないまま汚染された空気の中で暮らしている怖さを実感していたところに、タイミングよくこの映画を観たのです。映画の中でわかりやすい例えとして、湯に飛び込んだ蛙は、あわてて飛び出すけれども、水からだんだん熱くなっていっても気づかずにじっとしているとアニメで紹介されていました。帽子を被っていて髪の毛が汚れなかった。今年の冬は暖か過ぎた。車を安易につかいすぎているかも。こんな身近なことで行動を起こさなければならないことがよくわかりました……。それにしても、10日ぶりの洗髪、ああ、さっぱりしたあ♪
★9日に、東京で先輩作家さんから、「とんぼさん、今朝の毎日新聞に出ていましたよ」と言われました。身に覚えがなかったので気になっていました。今日、毎日新聞を調べてみてわかりました。毎日読書コンクールの受賞者発表の欄の下に、文研出版さんが、文研出版おすすめの新刊として、「おしゃべりな毛糸玉」の広告を出してくださっていました。このことだったんだわ、きっと♪

                                            
2月11日(日)「弱点」
★新幹線の中、ホテルの部屋、なんとなく乾燥しているなあと思っていたところ、やっぱり。のどをやられてしまいました。声がかすれてひどい状態です。ちょうど頭のけがの抜糸に病院に行ったので、ついでにのどの診察も受けて、お薬をもらいました。しゃべらないようとのことでした。、無理。今晩は早くに眠ることにします。体は丈夫なのですが、のどはめちゃ弱いです。
★東海地区で、読書ゆうびんコンテストというのがあるのだそうです。三重県に住む3年生のおじょうちゃんが、「命の重さはみな同じ」を読んで、お姉ちゃん宛てに書いたはがきが入賞しました。学研さんからメールとファックスが届いていて、色紙を書きました。まどかちゃん、おめでとう! 本を読んでハッピーハウスに行きたくなったことを、お姉ちゃんに知らせてくれたのよね。タイトルの意味もわかってくれたそうで、とってもうれしいです。

                                            
2月10日(土)「悲劇の妃」
★4月から再び学生に戻る次女の下宿が、やっと決まりました。1月に仮り決めしてあったアパートはキャンセルして、別のところに決めました。安全が決め手です。古い建物なのですが、明るくて、なかなかいいと思います。研究をはじめ、いろいろなことにいい出会いがあることを母は願っています。
★浅田次郎著「珍妃の井戸」(講談社文庫)を本屋で見つけたときは、驚きました。
というのも、北京に行ってその井戸を見てきたばかりだったからです。皇帝の寵愛を一身に受けていた妃を井戸に投げいれたのが西太后だということはだれもが知っている中国史なのですが、もし、それが違っていたとしたら……と仮定して書かれたものです。

疑わしき人は6名。ひとりひとりに白羽の矢が向けられ自白という形で物語が展開していきます。どれもありうることなのですが、事実は……。かって感動のうちに読み終えた同じ著者の「蒼穹の昴」にも物語がつながっていて、紫禁城の内情や北京の町が興味深く描かれています。犯人が誰であるにしろ、井戸は途中で腰がひっかかるほどの狭さで、そこに生きたまま頭から投げ入れられて、押し込まれていくのです。しかも井戸はとても深く、途中でひっかって蠍におそわれ食われつつ、少しずつ落ちていくことになるのだそうですが、珍妃という人は美しいだけではなく、教養もあり、とても理知的な人で、その場に及んで自ら井戸に身を投げたという説もありました。この本を読んでから北京に行ったら、思いもちがっただろうと残念です。

                                            
2月9日(金)「僭越ながら」
★日本児童文芸家協会の理事会が、東京の協会事務所でありました。実は、新理事に任命されました。頼まれごとは、よほどでないかぎり断らないできたわたしなのですが、さすがに経験浅い身で理事は分不相応だと思い、すぐにお断りしたのですが、結局はお受けしました。世間では役職から退くべき年齢になったにもかかわらず、新たに推薦していただけるなんて……。たいしてお役にはたたないとは思いますが、少なくても高齢化社会に明るい光を投げかけることにかも。……といいつつ、しょっぱなから会議に遅刻しました。実は、2時間も早く東京駅に着いたのでデパートで開催中のオランダの絵本展をみることにしました。これがなかなか面白くて、夢中になってしまって、気がついたら20分前。あわてて電車に乗り、タクシーに乗ってかけつけたのですが、ふう、遅刻でした。「またかいな」という目で見ないでください、横山充男先生。わたし、いつもは遅刻などしないんですよ、ほんとうに。それがどういうわけか、横山先生がらみになると……。
 
                    まごのために買った絵本                   
熱気むんむんの理事会でした。が、懇親会は、うってかわって和気藹々。みなさん有名な作家さんなのにとってもきさくで、おやさしいのです。お話もおもしろいし。お引き受けしてよかったです、ね? 竹内もと代先輩。わたしがいつも定宿にしていたホテルは2月はどの日も空いていませんでした。受験シーズンなんですねえ。翌日、犬山で用事があるので、名古屋に泊まりました。

日本児童文芸家協会の会員になるには、@1冊以上の単行本の商業出版。もしくは、A賞の受賞経験。あるいは、B同人誌の会員5年以上 のうち、どれか1つの条件をクリアーしていて、尚かつ会員2名の推薦がいります。別枠として研究会員というのがあって、これは、児童文学の興味がある方なら、上記の条件にあてはならなくてもなることができます。研究会員の会費は正会員の半額ですが、正会員とほとんど同じ恩恵をうけることができて(「児童文芸」誌の送付・添書き・相談・アドバイス・出版への手助け・情報提供・児童文芸への作品の掲載資格など)、作家を志す方に手が差し伸べられています。この世界とのパイプができ、いろいろなことが見えると共に、道が開けてくると思います。ぜひ一歩踏み出してください。事務局または、会員の方にお尋ねください。

2月8日(木)「毛糸のコサージュ」
★パンジョの童話教室の日。頭を縫合して以来、髪の毛も洗えず、ずっと毛糸の帽子を真深く被ったままなのです。それでも昨日までは、家の周りをうろうろしているだけだったので、なんとかオーケーだったのですが、パンジョは、「お出かけ気分」のする場なので、ちょっと気がひけました。抜糸まであと数日のしんぼうですが、明日は東京、あさっては名古屋と「超お出かけ気分」なのに冴えないことだなあと思っていたら、教室に、ニコニコ笑顔でとびこんできたうさこさんが、かわいい毛糸のコサージュをつけてきていました。「出がけにすぐに編めた」ということだったので、「つくって、つくって♪」とおねだりしました。だって、帽子につけたら、お出かけバージョンになれそうなんだもん。さっきポストを見たら、入っていました。

こんな感じ♪
ありがとう。うれしいな

合評ダイジェスト

怖い話を書いた作者は、もともとシュールな感性と文才があるので、童話を書くこつをつかんだ今は、先が楽しみです。ただ怖い話、これはなかなか難しいです。すでに、「怖い!」と叫んでいた人もいましたが(わたしも怖かった)、なぜ主人公にだけ見えたのか……。心理的にせまれば、ほんとうの怖さを引き出せるかも。

幼児童話も難しいです。幼児が見えるもの、知っている言葉、幼児ならではの感性。そのあたりをふまえて、絵が描けるシーンを。

エッセイ。うまく書き直せていたと思います。すっきりしたぶん、事件があっさり解決してしまった感があります。葛藤が深ければ深いほど、安堵感が大きくなり、感動につながると思います。タイトルを工夫して。

HALさんの日記によく登場してくるTEL師が見学に。ちょっと緊張しました。彼にも感想を聞かせてもらうべきだったかしら、HALさん?

★節分に、海苔巻きはたくさん巻いたものの、豆をまきぞこねてしまいました。その豆を酢醤油につけておいたら、柔らかくってなかなかおいしくなっていました。それにちりめんじゃこを混ぜたものを、ごはんにのせると、香ばしくってなかなかグー♪

残り豆に福来る?

2月7日(水)「世代交代のおすすめ」
★高齢者クラブの空き缶回収日。日差しの柔らかさに、冬の終わりを感じました。
★小学校のクラブ支援の日です。前回、前々回と私用で欠席したのですが、うさこさんががんばってくれていました。彼女は、下のお子さんが小学生なので子どもとの距離が近いことと、子どもの目線で物事を考えられる人なので、いい後任者が見つかったと思っています。いずれのボランティアも、活動をマンネリ化させないためにも、彼女のような後任者を見つけ、世代交代をすることがベストなのです。
★オカリナさんから手作りのチーズケーキが届きました。
ぼってり重くって、見るからにおいしそうでしょ? オカリナさんは、ボランティアふれあい喫茶のために、毎週このチーズケーキを2個焼いているそうです。障害者作業所のボランティアも、もう8年続けているとか。歩く仲間の意外な面を知りました。
★昨日は、映画「幸せの力」を、今日は、「墨攻」を見ました。「ええがな映画」のコーナーに感想を書きました。わたし、中国、かなり好きです。

2月6日(火)「おどろきの16万キロ」
★我が家の車は、購入してすでに12年。走行距離は16万。にもかかわららす、けっこう快適に走っています。いえ、その間に、エンジン、ラジエーター、フアンベルト、セルモーター、ブレーキ、オイルタンク……、あちこちトラぶり、事故もおこしたのですが、そのたびに、山川自動車さんの魔法の手でよみがえりました。ここ数日、エンジンをかけると金属がすれる音がしていました。6月に車検もあることだし、そろそろ買い替え時期だと思っていたところ、夫がタイヤの交換を頼んでいたらしく、今朝、山川さんが車を取りにこられました。なんとまあ、まだ乗る気でいるようです。ここまでよく乗ったと日産から表彰状、いえ、消費社会に反するとクレームが来るかも知れません。夫は、がんじょうな車体が気に入っているようですが、今は人を守るために、わざわざ車がへしゃげるようになっているらしいです。耳障りな金属音は、ブレーキパットが磨り減ったという合図音だったそうです。それも直り、我が家の車は、不死鳥の如く、まだまだ走る続けてくれるようです。
★「春めく」と題した和菓子をいただきました。箱を開けると、桜の葉の塩漬けのほのかな香りがしました。うぐいす餅も、生まれたばかりのひなようのようにはかなげです。春の息吹をおいしくいただきました。
★「引退犬」の原稿を見直して出版社に送りました。この関門をクリアーすればいよいよ……! 
★「命の重さはみな同じ」(学研)が「児童文芸2・3」のブックプラザで、「シャイはどこへ行ったの?」(汐文社)が、2月2日付けの毎日小学生新聞の新刊コーナーで紹介されました。毎小の同じページの「作家に聞く」では、越水利江子さんが、新刊「ぼく、イルカのラッキー」といっしょに大きくとりあげられていました。

2月5日(月)「仲間の本のご紹介」
★仲間の作家さんたちから本が届きました。できたてほやほやの本を読ませていただいて、こうして紹介できることは、大きなよろこびです。
畑中弘子著
「わらいっ子」(講談社)

畑中さんのホームページ
かたくなになってしまったおじいさんの心をほぐし、笑顔を呼び戻してくれた不思議な少女わらいっ子。辛い体験がなつかしい思い出に変わったとき、読んでいたわたしの心にもやさしい風が通りぬけていきました。


ひろのみずえ作・絵 
絵本「さむいんだもん」(チャイルド本社)
じーっと動かないうさぎさん。「だってむにゃむにゃ……だもん」。むにゃむにゃはページを繰るごとに変わります。幼児にはうれしい繰り返しです。そして最後には、ぽこぽこ ぴょんぴょん、はねまわるのよね、うさぎさん。ひろのみずえさんは、拙作「行こうぜ! サーカス」(汐文社)と「シャイはどこへ行った?」(汐文社)の挿絵を描いてくださっています。挿絵と絵本、がらりと違う画風です。


北川チハル作はたこうしろう絵
「ふたごのあかちゃん」(ひさかたチャイルド)
テンポのいい文章と動きのあるカラフルな絵は、まるで外国の絵本を見ているようです。やったぜ、ふたごのあかちゃん♪ 北川チハルさんのホームページはこちらです。

2月4日(日)「国家産業」
★たからしげるさんの新刊をご紹介します。「らーめん魔神亭」Bゴマだれ冷やし中華のわなの巻です。

たからしげるさんのホームページ
物語は、早紀の登場でますます膨らんできました。悪いやつと思っていた伊太郎ですが奈緒の親友である早紀といとこだとわかったので、けっして悪い人ではないような気がしてきました。魔法のランプのアルさんの行方は、果たしてこれからどうなるのか……。次巻がますます楽しみです。それにしても、シリーズを書くって、たいへんだなあと思いました。
★中国という国はほんとうに魅力的です。行く度に新しい発見があります。あわてて日記をアップしたので、伝えたいことがらがたくさん抜けています。その1つに貨幣があります。単位は元。硬貨もあるのですが、流通しているのはお札が主です。

お札の絵柄はすべて毛沢東
驚いたことには、300億円もの偽札が横行しているそうで、そのお札のほとんどは北朝鮮が国家産業として製造しているんですって。偽札はおつりをもらうときに混ぜて渡されるそうで、相棒がもらったお釣の中にも混ざっていました。

これが偽札
このお札は以前使われていた絵柄と同じなので、本物なら使える地方もあるのですが、このお札にかぎっては偽札だったようで、どこのお店でも拒否されました。手触りからして違います。ついでに言えば、アメリカの20ドル紙幣も北朝鮮でたくさん作られたとかで、アメリカでも中国でも、今は20ドルは使えないそうです。それにしても偽札作りが国家産業だなんて、ねえ。ちなみに円安で一元が160円でした。

2月3日(土)「配食サービス」

★泉北障害者作業所の「歌と読み聞かせ」の日でした。食堂にピアノがあるので、お昼近くになると、いいにおいがしてきます。給食のにおいです。今日は、お節分なので、豆入りのちらしずしだそうです。巻かないで大きなのりを上から載せると聞いて、どんなのかと気になりつつも、病院が午前中なので(怪我の消毒)、見せてもらう時間がなくて、先に帰りました。夕方、作業所のスタッフから写真が送られてきました。

             
             本当は、上にのりをかぶせるそうです

泉北障害者作業所では、高齢者を対象に配食サービスをしています。一食650円で、暖かくて栄養とカロリーを考慮したおいしくて暖かいお弁当が届きます。一か月間のメニューが前もって届くので、好みにあう日だけ注文することもできます。食べる楽しみが増えると思います。配達は月曜日から金曜日です。ちなみに、昨日のメニューは節分メニューで、「巻きずし・魚の梅煮・ふろふき大根・青菜としめじの和え物・すまし汁」でした。
★消毒に行ったら、昨日とは別のお年を召した先生でした。(こんなもんたいした怪我やない)という態度がみえみえで、看護師さんに、「ガーゼ当てんでもええから」といって、スプレーで、包帯代わりの透明の膜をはるという処置をしました。ホッチキスのようなものが3個、髪の毛の上から無造作に止めたあとが丸見えです。ホッチキス……! 怪我はたいしたことはないのですが、なんだかくたびれてしまって、パソコンに向かう気にもなりません。すべてが遅れ気味です。

2月2日(金)「全治10日」

★あちゃぁ、またやりました。全治10日。頭を3針縫うけがをしました。毎日消毒に通わなければなりません。なんでまたとお思いの方にご説明します……。床に置いてある物を取ろうとして身をかがめました。立ち上がる際に、どうやら本棚の金具で頭のてっぺんを強打したようです。いつもの打撲と感じが違うのです。頭を抑えたところ両手にべっとり血がつきました。あわててあてがったタオルもみるみる赤く染まっていきます。かなりの出血です。次女が、「傷口が開いているので救急病院に行ったほうがいい」といって電話で交渉をして、病院に送ってくれました。念のためレントゲンとCTスキャンを撮ったのですが、骨と脳には異常はないようでした。
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犯人、いえ、犯人はわたし自身で、
いわば凶器となった蝶番
こんなに出ているとは、気がつきませんでした(右の写真)
★淡いピンクのカサブランカをいただきました。けがの前だったのですが、まるでお見舞いにいただいたようです。なぐさめられます。 
★仲間の作家さんたちから新刊がつぎつぎ届いています。楽しみです。せっせと読んで、順番にご紹介します。

2月1日(木)「北京の休日」  最終日

今回のツアーは、「花丸」でした。まず@ガイドの王さんが、形式的な説明ではなく、自分の体験話をうまく取り入れて興味深く話してくれたので、バスの中で寝ることもほとんどありませんでした。まるで親戚を案内するように心のこもった案内だと参加者18名が異口同音にそういっていました。A天候に恵まれました。Bツアー仲間にも恵まれました。Cシーズンオフにつきツアー代金が格安だったD……にもかかわらず、食事がおいしかったEオリンピックで変貌する前の北京を見ることができたなど。
★昨日バスの中で、添乗員の王さんが太極拳を教えてくれました。「大きなりんごを、切って、切って、半分はあなたに、半分はあなたに、もう半分をあなたに あなたにあげましょう。これでおわりです」といいながらゆっくり体を動かすのです。わかりやすくってなかなかいい教え方でした。

中国の人たちは、早朝、集まって、太極拳をするそうなので、最終日の今日、見てみたいと思いました。相棒は昨夜眠れなかったので、わたし一人で出かけることにして、ホテルの受付で、どこでしているかたずねました。中国語を話せなくてもだいじょうぶです。漢字で、「太極拳」「公園」「観光」と書いてみました。わかったようです。「マッププリーズ」というと、地図を出して公園を教えてくれました。「アーリー」。5時半では、早すぎるということでしょうか。とりあえず表に出ました。外はまだ真っ暗でした。

           
                         街路樹です

北京飯店のあるところは町の中心なので、治安はいいと判断しました。教えられた公園にいってみたのですが、まだ誰も来ていません。やはり、早いのでしょう。まっすぐ行けば故宮のはず。歩いて故宮までいきました。寒さが気持ちよかったです。いったんホテルに帰って相棒と食事をして、今度はいっしょに出かけました。時間のかげんで一番近い公園にしました。

          
                   へっぴりごしだけど……

デジカメのバッテリーが31日で切れてしまいました。充電器を忘れてきたので、困ったなあと思っていたら、相棒の真理さんが自分のデジカメを貸してくれました。彼女はビデオも持ってきていたので、ビデオに専念するわといってくれました。新しく電池を入れてきたのでどんどん撮ってねということでしたが、その電池も切れてしまいました。中国のいいところは、博物館でも京劇の上演中でも、工場でも、どんな場所でも写真オーケーだったことです。その結果電池切れになってしまったのですが、電池は単三だったので太極拳の帰りに、小さな駄菓子屋のようなお店で買いました。2個10元(160円)でした。シャッターを押し続けていたら、こんどは、メモリーカードがなくなりました。それはスペアーがあったので、チェンジして、また撮り続けました。日記に載せているのは、そのうちのごく一部です。

今日は自由行動の日でした。輪タクにのって、胡堂(フートン)めぐりのオプションに参加しました。今のうちに見ておかないと、もう見られなくなってしまうということでした。フートンは800年前からある住宅街で庶民の暮らしぶりがわかるということなのですが、オリンピックがあるのでそのほとんどが壊されてしまいます。中国は、土地は国有なので、「退け」といわれたら有無を言わず、従うしかないのだそうです。壊したあとには、マンションなどが建つということですが、惜しまれます。

鼓楼から写す

街の中心に鼓楼があります。急な階段を69段登ったところに太鼓がいくつも並んでいて、昔は時を告げていたそうです。今は観光用にだけ鳴らすそうです。

15個ぐらいありました、太鼓


鼓楼の上でヴァイオリンを弾いていつひとが


輪タクのそばに物売りの自転車がすりよってきます。危険かつ強引


日本ならとっくに廃輪ですが、輪タクとしてがんばっています


ここは、元、寺院でしたが今は飲み屋さんですって

見せてもらった住宅は真ん中にテラスのような庭があって、その庭を取り囲むように四方に部屋があります。庭には日よけの棚と、ざくろの木(こだくさんの縁起かつぎですが、今の中国の一人っ子政策にはふさわしくない)、金魚鉢(防火用)を置くことになっていますが、今は冬なので家の中におかれていました。実際に人が住んでいますが、昔は16人家族だったそうですが、今は4人だそうです。



2005年に、「我が家の犬は世界一」という中国映画を観たのですが、その中に出てくる脇役の女性の住んでいる家が、まさにこのタイプの家でした。


軒下に、乾燥ネギが立てかけてありました


別の軒下には燃料は練炭が


石焼きいもおいしそう。ガイドの王さんが買ってくれました


あちこちでこんな感じの清掃車を見かけました。熱愛生活……か
★北京空港でスーツケースを預けてチケットをもらう時に、とめられてしまいました。中へ来てスーツケースを開けろといいます。特に咎められる物を持ち込んではいないのですが、もしかしたら……お箸がとんがっているからかしら。もしかしたら、ローチョンを肉製品として申告しなければいけないのかも……。なんて不安に思いつつ、いつもはかけないサイドの鍵を、ガイドさんにいわれた通りかけたもので、思うように開けることができません。やっとのことで開けたスーツケースに係りの女性は手を突っ込んで、防水スプレーを取り出しました。「あ、それ? あかんのやったら捨ててください」といってゴミ箱を指差しても通じません。というか、そんな次元の問題ではないようです。わたしは、危険な物を持っていた危険人物らしいのです。行きは難なく通過したのにと思いながら、成り行きを待つしかありません。係りの人はスプレー片手にあっちの部屋に行ったり、電話をかけたり、険しい顔をしています。どこかに連れて行かれるかもしれないと思っていたら、手を突き出してスプレーを返してくれました。無罪放免まで10分ぐらいのどきどきタイムでした。

著作紹介


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おしゃべりな毛糸玉
小泉るみこ絵
絵本
文研出版



シャイはどこへ行った?
ノンフィクション

創作
汐文社



誰よりもママを愛す
遊川和彦:原作
ノヴェライズ
汐文社
命の重さはみな同じ
野寺夕子写真
ノンフィクション
学研
ぼく、がんばったんだよ
ノンフィクション
汐文社
とらちゃん つむじ風
長谷川 知子絵
創作物語
文研出版
行こうぜ!サーカス
ひろのみずえ絵

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創作物語
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盲導犬不合格物語
ノンフィクション
学研
さとうきび畑の唄
遊川和彦:原作
ノヴェライズ
汐文社
アイディア料理は
風太におまかせ
なかにしけいこ絵
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おじいちゃんと
ぼくのがんこ合戦
岡野淳子絵
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ひいばあちゃんはごきげん
ぼくはふきげん
粟田伸子絵
創作物語
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まんざいでばんざい
ひのもとはじめ絵
創作物語
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はちゃめちゃ大家族
粟田伸子絵
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灰色バス変身大作戦
長野ヒデ子絵
創作物語
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モモイロハートそのこリュウ
長野ヒデ子絵
創作物語
汐文社

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