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2006年3月  日々好日


3月31日(金)「新区長さん」

4月1日付けで、堺市は美原町と合併して、政令指定都市になります。なにがどう変わっていくか、わたしにはわかりません。そんな中、身近に感じられるできことがありました。堺市は大きく7つの区に別れ、わたしの住んでいるところは南区となるのですが、初めての区長は一般公募で決められました。区長に選ばれた古川洋子さんは、民生委員をされていたときに、折につけてよく顔を合わせていた時期がありました。いっしょに市長懇談に出たこともあります。アートフラワーの先生でもあり、年齢を感じさせないパワーとしっかりした意見を持った方です。堺市が、南区から変わっていく。そんな日が来ることを願っています。

クラッシュ観ました。いろいろな国籍の人たちが住んでいるロスアンゼルスでの人間模様が描かれています。肌の色の違いで起こるさまざまな問題を重く取り上げていましたが、わたしは、人の心と心の問題は肌の色・思想の違いに関係なく起こるものであり、反面、肌の色・思想が違っても理解し合えるでものだと思います。それよりも、だれにでも自由に買うことができる銃が、諸悪の根源のように思えました。鍵職人のパパと、銃におびえる五歳の娘のエピソードは心が温まり、後半の感動につながります。全く関係がないように思われたいくつもの家族に降りかかる事件がからまりみあっていく構成は素晴らしいです。アメリカという国をかいま見たような気がしました。春休みということもあって昼間の映画館の混んでいること。「ドラえもん」も「クレヨンしんちゃん」も「コナン」も悪くはないのですが、子どもの心を育てるような、子どもの視点でじっくり考えられるような映画があってもいいかなあと思いました。「子ぎつねヘレン」がそうなのでしょうか。観ていないのでなんともいえません。

★おとといのファッションショーはチャリティだったそうで、アートドレスメーキングルームの木本先生から、「わずかだけれど、盲導犬関係に寄付をしたい」と電話がかかってきました。さっそく引退犬の老犬ホームの設立を目指している日本サービスドッグ協会の振込用紙と貯金箱をもっていきました。貯金箱、ファッションショーの会場となった喫茶店にも置いてもらえるように頼んでくれるそうです。裾野が広がっていくのはありがたいことです。


3月30日(木)「すっきり」

原稿を、無事送ることができました。たまっていた書類もすべて発送しました(宅配便1通。メール便3通。郵便2通)。添付で送られてきた生徒さんの公募作品にも目を通しました。とてもうまく直せていたので、うれしいです♪ 冬に逆戻りもなんのその。さあ、すっきりした気持ちで連載の後半に取りかかります。

★TOHOシネマのカードの切り替え期限が明日までです。1回無料で観られるポイントがたまっているのですが、期限が切れるとなくなってしまいます。継続して、ついでに映画も観て。と思っていたのですが、最終の上映時間まで、あと1時間もあると思って油断をしていたら、眠ってしまいました。そのまま朝まで。


3月29日(水)「性根場」

ここ数日、ひたすらパソコンに向かっているのですが、すごいことになっています。連載ですが、ちょっと手を加えるだけのつもりが、ずるずるいもづる式に気になるところが出てきました。前後を入れ替えたり、新しく書き直し足したりしていたのですが、それで物足りなくなり、しっちゃかめっちゃかになっています。そんな中でも、家事・孫守りはしなくてはなりません。4時過ぎに保育園に迎えに行って、ねんねしてくれる10時まで(つい最近まで9時だったのにねえ)は、パソコンに向かえません。これが辛いところです。夜は画面が見えづらくなるのです。今日は友人の洋裁教室のファッションショーがありました。最初は、わたしも出る予定で、意表をつくデザインをと思っていたのですが、洋裁に通う時間がとれなくてパス。ファッションショーは見に行くつもりで楽しみにしていたのですが、それもパスすることになりました。残念! うさこの引き出しで、ショーのようすを見ることができます。


3月28日(火)「春雷」

★昨日、犬小屋の毛布を干してやったので気持ちがいいのか、庭をうろつかずに、しわせそうに居眠りをしていたマックでしたが、思わぬカミナリに、小屋の奥でふるえることになりました。「おいで」と呼ぶととんできて、仕事部屋の机の下に逃げ込みました。犬ってカミナリがこわいんですよね。

               

                     耳がこわがっています

かみなりはこわくっても、陣中見舞いにやったチーズをのせて焼いたトーストは、ちゃっかり食べました。


3月27日(月)「のぼり」

★昨日のことです。車で信号待ちをしていたら、蛍光色の黄緑のジャンパーを着た男女10数人の群れが、向こうからやってきました。春の光の中で、すごく目立ちます。風に、はためいている赤いのぼりの文字を目を凝らしてみると、「ボランティア作業中」と書かれていました。よく見ると手にビニール袋を持っています。どうやらゴミ拾いをしているらしいのですが、みんな作業はしないで、だらだら歩きながらしゃっべっているだけです。これからはじめるところなのでしょうか……。それにしても、「見て、見て、わたしたちボランティアをしているのよ」という姿勢は、ボランティアをする人にふさわしくないと思いました。そうだ、世の中の人がみんなのぼりを立てたらおもしろいだろうな。「ただいまストーカー中」「わたしこそペテン師です」「恋人募集中」「ただいま正常に息をしています」「わたしに、かまわないでください」って。

★あの原稿どうなったのだろうと、ふと頭をかすめました。「盲導犬不合格物語」が英語の教科書になるというので、何か月か前に校正したのですが、問題点が多々あり、指摘させていただいたままになっていたのです。以心伝心。今日のポストに訂正された原稿が入っていました。ふーむ……。今日も、ひたすら連載に手を加えていました。

★はやり花粉症のようです。目プラス鼻にも来ました。今年は、なんで、こんなに早いのん!


3月26日(日)「わが家の墓事情」

★今日は父の祥月命日です。物心がつくまえに死別したこともあって、わたしには父の記憶全くありません。数枚の写真と母から聞いた話が父のすべてです。記憶にないということは、さっぱりしたものです。断片的にでも思い出があれば、恋しくも、悲しくもなったかもしれませんが、抱いてもらったことさえおぼえていないのですから、喪失感がありません。でも、戒名と祥月命日はしっかり覚えていて手を合わせています。父は生前に自分のお墓を建てていて、それは等持院にあります。わたしが子どものころは、山の中でとてもさみしいところだったのですが、立命館が同じ敷地内に引っ越してきたので、今はにぎやかなものです。でもこの時期は春休みなので、一人で山に入っていくのは物騒な気がして,めったにお参りしません。わたしがいつも墓参している京都のお墓は母方のお墓で、そこには祖父母と母が眠っています。ついでにいうなら、わたしの嫁ぎ先のお墓は、日蓮上人が安国論を書いたということで名の知られた鎌倉のお寺にあるのですが、夫も、夫の母もお布施を送るだけでめったにお参りにいきません。そんなこんなでわたしにとってのお墓は、わたしに一番近かった母や祖父母の眠る京都になるのです。もちろん、わたしも、いつかはここにと願っています。そうそう、父とわたしをつなげるものが一つありました。わたしの「俊子」という名前は、父が、自分の「俊雄」という名前をとってつけたそうです。男の子なら「俊彦」とつけるはずだったと母はいっていました。

★歩いても行ける距離に
杉谷乗馬クラブという国際試合も行われる馬事公苑があって、娘たちが小さかった頃は、よく遊びに行きました。ここの厩舎には100頭近い馬たちがいます。陽気につられて、孫とお馬さんを見に行きました。二十頭近くの馬が春の日ざしをあびながら、競技場で障害バーを跳んだり、練習場でギャロップなどの訓練をしていました。観覧席もあるのですが、孫は、「ばあばはおすわり、がーちゃんはここ」といって柵にのぼり、「おうまさ〜ん」と叫んでいました。もっとゆっくりしていたかったのですが、昼から保育園の理事会があったので、今日は、お馬にごあいさつだけして帰りました。


3月25日(土)「まっくろくろすけ?」

★あっと思った瞬間、仕事部屋の床に陀羅尼助を一袋ばらまいてしまいました。前に買ったのは一回分ずつ個別包装になっていたのですが、今回のが大袋だったので大変なことになりました。陀羅尼助の粒の大きさは正露丸と同じくらいなのですが、柔らかくなく硬質なので、木の床の上ではねます。表面がつるつるしているので、指先でうまくつまめません。せっかくかきあつめても、一粒、また一粒と指の間から落ちて、はねて転がっていきます。そのようすが、まるでトトロの映画に出てくるまっくろくろすけのミニバージョンのようで、なんだかとてもおかしかったです。そういえば、先日冷蔵庫のドアに入っていた黒ゴマの袋が床に落ち、ゴマが飛び散ってしまいました。ゴマは、はねて転がらなかったので、同じ黒い粒でも、まっくろくろすけのイメージにはつながりませんでした。

★某出版社から速達がきました。「著作物使用許諾願在中」と書いてありました。中には、「行こうぜ! サーカス」の一部を4年生の国語の問題集に使わせてほしいとのことでした。使用個所が提示されていましたが、ここからどんな問題が作られるのでしょうか。

★連載ですが、とりあえず前半ができあがりました。推敲をしなければならないのですが、今日の暖かさにつられて、気分転換になるかと思い、衣類の入れ替えと冬物の洗濯をしました。嵩の高いものをいろいろ洗ったので洗濯機を5回まわしたのですが、こと洗濯に関しては自分の物だけすればいいので、楽なものです。頭を初期化するには物足りなくて、夜、「ナルニア国物語」を観にいきました。物語はご存知のファンタジー。知り合いの教授の家に疎開した4人きょうだいが体験するふしぎ物語です。タンスの中が異次元につながっているという物語はよくあるのですが、たいていは主人公一人だけがファンタジーの世界に紛れ込むケースが多いのですが、この物語が最初は末の妹からと段階を経るにしても、4人のきょうだいがそろって異次元に迷い込みます。100年間も氷の女王に君臨されていたナルニアには伝説があって、アダムの4人の子どもが凍り付いてしまったナルニア国をよみがえらせるためにきてくれるというのです。4人のきょうだいの中に、敵の味方についてしまうという子どももいて、物語を盛り上げていました。それにしてもアスラン役の雄ライオンは凛々しく、歩く姿にも風格があって、慈しみあふれる表情に、ほれぼれしました。本物ですよねあのライオン。アカデミー賞の男優助演賞をあげてほしいなあ。


3月24日(金)「もう?」

★外出先で中華粥を食べました。デザートの「小豆と仙草ゼリー」が運ばれて来たときは、思わず感嘆の声をあげました。大きなガラスの器から立ち込めるドライアイスのスモークの中に鎮座していたからです。わおっ!

                
                 スモークのため、黒いゼリーがみえません

お隣の席に座っていた若い主婦二人の会話が聞こえてきました。かなりお料理が上手そうで、思わず耳を傾けてしまいました。ぎょうざは、えびを叩いて豚ミンチとニラとを混ぜるそうです。おいしそう♪ 余った具は、豚ミンチを足してハンバーグにして、シソの葉を乗せて焼くんだそうです。それを、ポン酢と大根おろしで食べるとか。これもおいしそう♪ パンプキンのパイはビスケットの生地で作るそうで、「パイ皮で作るより、うんとおいしいから。こんど食べてもらうね」と相手の人にいっていました。仲間に入りた〜い。

★「チャレンジ3年生のまとめ 実力診断テスト」の教材をベネッセから送ってきました。「おじいちゃんとぼくのがんこ合戦」の一部が国語の教材に使われているからです。たくさんある単行本の中から選んで使ってもらえたことを、ありがたく思っています。なるほど、こういうふうに国語の問題になるのかと感心してもいます。けっこう難しいです。

★わたしの花粉症は、イネ科の雑草が原因なので、毎年5月がピークです。今年は春の到来も大分遅れていたので、まだまだ先と思っていたのですが、目がしかしかしはじめました。でも、ちょっと早いように思います。もしかしたらパソコンの画面の見過ぎかも。そうであってほしいところです。


3月23日(木)「大切な時間」

★パンジョの童話教室の日でした。合評作品が1作しか出ていなかったので、プリントを作っていきました。本日2作品が提出されたので、うち1作品を合わせて合評しました。全く違った2つの作品は、それぞれ書き手の個性が感じられました。その個性を大切にしてつぎつぎ書いていって欲しいです。この教室に名古屋から通って来ていた生徒さんがいらしたのですが、ご主人が岡山に転勤されることを潮に、退会されることになりました。お母さんがご病気でもあり、とても童話を書く気持ちになれないご様子なのですが、そんなときこそがんばって書いて欲しいと思います。10分でも15分でも、自分だけの世界を持つということは、気分転換はもちろん、いろいろなことに立ち向かうパワーにもなると、わたしは信じてきました。実はわたし自身もいろいろ私的な問題を抱えてにっちもさっちも行かないときがままあるのですが、それを乗り越えてこられたのは、童話を書くというライフワークがあったからだと断言できます。どんな時でも筆を休めないで、常にアンテナを立てておいでください。張り切って教室に飛び込んで来られたあの日のいきいきとしたあなたのお顔を思い出しながら、お電話の声、元気がなかったなあと案じています。また、同じようにご家族の看病を一生けんめいされている仲間のことも思い出しています。わずかでもなんとか自分の時間を見つけて、深く呼吸をしてほしいと願っています。

★教室が終わったあと買い物をして、保育園に孫を迎えに行きました。孫を遊ばせながら夕飯の仕度をして、帰宅した次女と孫とで食事。9時過ぎまで孫と遊んで、今、やっと自分の時間になりました。お風呂に入って気持ちを切り替え、これからパソコンに向かいます。11時です。夕べは遅く、今朝は早かったので、睡魔が襲ってくるかもしれません。そんなときは、いったん眠って、またがんばります。★コンクールの作品はそれぞれ2回読んでコメントを控え、次の審査員に送りました。心に残るとてもいい作品がありました。読ませてもらってしあわせです。昨夜から、しなければならないこと、たまっていることをすっきりさせてしまおうと、手紙や宅配便など事務系の用事を済ませました。あしたの講座の準備も終えて、さあ、いよいよ連載の推敲にかかろうとして、ぎょうてん! え、うっそお! 1回の連載につき1000字(100字詰め原稿用紙にして2枚半)なのですが、原稿用紙2枚だと思い込んでいたことに気がつきました。1回たかが10行。されど合計すると原稿用紙30枚分も足りないことになります。毎回10行ずつ書き足すか……。内容の引き伸ばしはいやだし、わざとらしい付け足しはなおさらいやだし、いっそ、30枚分の新しいエピソードを組みこみたいところです。なんとも大変なことになってしまいました。これが、恐怖の「おどろ木」。

★友人がおすしを届けてくれました。それが、まあ、素晴らしくぜいたくなネタがのっかっていて驚きました。ごはんはほんの一口。とろはとろける、とり貝は甘く、たいは吸いつく、うには、くっ、本物……。大阪は入船の握り寿司です。もちろんこれが、おいしい「ももの木」。

               

★幸か不幸か、「さんしょの木」に値するハプニングはありませんでした。いえどきっとしたこはないこともなかったのですが、結果的に事なきをえたというか……。生協へ買い物にいったのですが、財布にほとんどお金が入っていませんでした。1000札1枚と、500円玉が2枚。あとは小銭がじゃらじゃら。しかたがない。また来るべえか、と思いつつ、なにげなくコートのポケットに手を突っ込んだところ、なんと数枚の1000円札が入っていたのです。いつか、おつりをもらって突っ込んだままにしていたらしいのです。
3月21日(火)「手前味噌」

★「命」(仮題)の再校正が届きました。編集長のアドバイスに沿って手を加えたおかげで、読み物としてスムーズな流れになっています。表紙のデザインが決まり次第、取材先の代表が滞在中のインドネシアに原稿を送って、確認をもらう手はずです。たくさんの「命」を取材したドキュメンタリーは、子どもたちに感動となって伝わるだろうという実感がしています。

★「好きな作家に手紙を書こう」という企画をしている小学校があります。出版社経由で届いた感想文2通に返事を書きました。六年生の女の子は、小学校を卒業してしまったでしょうが、司書の先生が届けてくださるであろうことを願いつつ。

★「好きな作家に手紙を書こう」という企画をしている小学校があります。出版社経由で届いた感想文2通に返事を書きました。六年生の女の子は、小学校を卒業してしまったでしょうが、司書の先生が届けてくださるであろうことを願いつつ。3月20日(月)「久々の京都」

★お彼岸の墓参に行ってきました。2月のはじめにお参りして以来、なかなか参れずに気にしていたのですが、新しいお花も水塔婆も上がっていました。M先生がお友だちと、また別の日にご主人さまと墓参してくださっていたのです。感激しました。他にもいくつか所用をすませたのですが、今日の京都行きはかなりしんどく、いつもなら歩くところをタクシーに乗ってしまいました。それでも帰りに京都シネマで映画を1本観ました。でも気力が足りなかったのか、「るにん」のチケットを買ったのですが、スクリーンを間違えて、「白バラの祈り」を観ることになりました。
平和を願う大学生の兄と妹がヒトラー批判のビラを作ってまいたことで、ゲシュタボに逮捕されてしまいます。逮捕されてからわずか5日間という異例の早さで断頭台で処刑されるのですが、尋問・裁判に際し、媚びずにひるまずにナチと戦う妹にスポットをあてたものです。死刑から逃れる道はあったのですが、自分の信念に正直に生きることを貫いた妹と、そして兄、仲間たち。死刑された後、彼らが配ったビラがヨーロッパに渡り、やがて世論として広まっていくのです。これは実話で、裁判の翌日処刑されたことは謎だったのですが、50年も経って尋問の記録が出てきて、その事実がわかったそうです。エンディングに兄妹の実写真が何枚も映しだされました。屈託のない明るい笑顔が胸を打ちました。だれもが権力に屈していた闇の時代に、真正面から平和を願って作られた一枚のビラ。そのビラが独裁的な権力に打ち勝つ大きなきっかけとなったのです。自分からは決して選ばなかったであろう映画ですが、出会えてよかったと思いました。

★子どものころに母が歌ってくれた懐かしい歌がいくつかあります。それを当ホームページの「歌の虫干し」に載せているのですが、偶然、そのホームページに行き当たった方から、8曲も音源をいただきました。この歌はきっとだれも知らないだろうと思っていた歌の音源もあって、驚きました。メロディを聞きながら、会ったこともないわたしのために、手間な作業をしていただいたかと思うと、とてもうれしかったです。ありがとうございます。そのうち、「歌の虫干し」からも聴けるようにしたいと思います。

★「仲間の本」に、竹内もと代さんの「菜緒のふしぎ物語」と、光丘真理さんの「学園を守れ」をアップしました。


3月19日(日)「冬→春」

★いつまでも防寒コートが手放せないでいるのですが、気がつけば、わが家の庭には、しだれ梅に続いて紅梅・木蓮・れんぎょうと次々春を告げるがごとく花を咲かせていました。

 紅梅は長女が生まれたときにお祝いにいただきました

                 
 れんぎょうは枝を短く切り払っておいても延びほうだいです    木蓮がきれなのは、ほんのひと時

★家族全員が在宅。孫・パソコン・キッチンを行ったり来たりの一日でした。


3月18日(土)「皮」

★うどの皮できんぴらをしました。春のかおりがしました。うどは、皮の方う断然おいしいです。大根の皮も、最近捨てたことがありません。きんぴら、または昆布醤油付けたりしていただいています。好評です。年末に作ったさつまいもの皮の大学芋も、香ばしくってなかなかいけました。身より皮の方がおいしいと思うものに鮭やふぐ、あんこう、鳥皮などがあります。ゆずやマーマレードにする柑橘類は皮が命。どうにもならないのは面の皮。厚くなればなるほど、やっかいこの上ありません。反省の意味もこめて。

★コンクールの審査作品が届きました。すでに下読みが終わって選ばれてきた作品たちです。審査の結果、作家としてデビューする人もあるでしょう。心して読まなければと思います。二次審査は、6人の作家の目が光っています。
  
             


3月17日(金)「国民保健加入」

★夫の扶養家族から離れて、国民保健に加入することになったのですが、掛け金が予想外に高いのには驚きました。わたしは自然治癒派。痛みの伴う病状以外は、体の調子が少々悪くてもお医者さんにはかからない主義なので、かなり痛い出費です。折も折、盲導犬不合格物語の増刷(10刷目)のメールが入りました。この報告は、めちゃうれしいです。今年の保険料を払うことが出来ます。ありがとうございます。

★デザイナーをしている友人が、「あなたにぴったりだと思う」といって、バッグをプレゼントしてくれました。横についている毛皮のしっぽはいやしのためだそうで、「ときどきほっぺをなでてみてね」ですって。ロッククライマーの使うカナビラのような金具が、サイドポケットの貴重品を守るためについています。若い! しっかりした仕立てもさることながら、B4も入るサイズがバッチグーです。黒い洋服は、顔が負けるので、もう卒業かなと思っていたのですが、このバッグには黒のTシャツとジーンズが似合いそうです。少し若返るかな♪

               

友人いわく、「最近、電話をかけるといつでも家にいるね。どうしたの?」ということでしたが、家にこもって仕事と子守に追われています。締め切りが二か月早まった連載ですが、とりあえず今月中に前半を、後半は4月いっぱいでいいと言っていただいたので、胃薬を飲みつつ、マイペースで書き進めています。なんとかいけそうです。たぶん……。


3月16日(木)「がんばる仲間たち」

★クラシック音楽といえば、18世紀中ごろから19世紀の始めにかけてオーストリア、ドイツの作曲家によって築かれたものとされています。バッハ・ヘンデル・ハイドン・モーツアルト・ベートーヴェン・ブラームス・シューマン・シューベルト・ワーグナー・シュトラウス一家・メンデルスゾーン……。ほとんどが、オーストリア、ドイツの二か国の作曲家たちだというのですから驚きです。フランスにもクラシック音楽はあるということですが、あまり人気がないようです(すべて新山講師の受け売り)。今日の
おもしろクラシック講講座」は、そんなフランスの音楽についてでした。ワルトトィヘル・オーベル・アダン・ラヴェルなどの曲を聴かせてもらいました。雨にもかかわらず、40名もの参加者(補助席を出しました)がありました。月に1回のこの日を楽しみにしているといって、引越し先の海南市からわざわざ来られる方もあります。ちょっと、どこにもない、わが地域じまんの高齢者向けの活動です。ティータイムには、フランス音楽に合わせて? シュークリームをお出ししました。

★仲間の新刊が2作届きました。竹内もと代さんの
「菜緒のふしぎ物語(アリス館)と光丘真理さんの「学園を守れ」(岩崎書店フォア文庫)です。竹内さんのご本は、ふるさとを描いたファンタジー、光丘さんのご本は、闇のパワーも出てくる学園物のようです。近々、「仲間の本」でご紹介いたします。なお、竹内もと代さんはふるさと七尾で講演があるのですが、そのときにNHK七尾にも出演されます。

★友だちのように大好きなおばあちゃんがいらっしゃいました。残念ながら去年亡くなったのですが、折に触れてはなつかしく思い出しています。この方は、わたしたちが地域に高齢者向けのボランティア活動を立ち上げるときに、「若い人ががんばってくれてるんやから、みんな参加せなあかんよ」といって、老人会の仲間や友人に声をかけ、ひっぱってきてくださいました。そのおかげでいろいろな活動が軌道に乗ったと思っています。そのおばあちゃんのその息子さん(といってもリタイアされる年齢の方です)が、
「サザンVネット」を立ち上げられました。一言でいうと熟年ボランティアの会です。リンクしましたのでごらんください。リタイア後の力を地域のボランティアにという考えは、さすがおばあちゃんの息子さんです。リンクといえば、ほとんど更新されていないホームページを削るべきか、そのままにしておくべきか悩んでいます。


3月15日(水)「本のご紹介」

★友人・知人の本をご紹介します。1冊目は、たからしげる著「ミステリアス・カレンダー」(岩崎書店)です。
            

                   

夢見沢小学校の6年1組には不思議なノートがある。そこにかかれているミステリアスな話は、ありそうで、あれば怖い、そんなものばかりが12作収められています。読んだ後、心をゆっくり揺らす感じがとても不思議で、やめられず、次のページを繰ってしまいます。これって、まさにミステリアスです。たからさんの新作、「絶品ラーメン魔神亭」は、仲間の本でご紹介しています。

2冊目の本の紹介は、「A Heartful of Love 心いっぱいの愛」(翔文社書店)です。日本語と英語で書かれている(バイリンガルメッセージ)この本の著者は、千里国際学園中東部高等部の大迫弘和校長先生です。人にとって、家族にとって大切なもものは何かが、やさしく、詩的に、ロマンチックに、かつ哲学的に書かれています。心に響いてきます。立ち止まって自分を見つめなおすことができる一冊です。

                     

3冊目の本は、藤田富美恵さんの点字絵本「木の根橋」(アスク)です。詳しくは、仲間の本でご紹介しています。ごらんください。

★拙作「はちゃめちゃ大家族」と「ひいばあちゃんはごきげん ぼくはふきげん」の挿絵を描いてくださった粟田伸子さんとお電話で話しました。わたしには、粟田さんに、気分的な「借り」がありました。「気にしないでね」といっていただいていたのですが、いつかつぐなわなければと思っていました。そのいつかがやって来たのです。お電話の向こうで、やはり、「気にしなくてもよかったのに」とおっしゃりつつも、とてもよろこんでくださいました。よかった。ほっとしました。詳しくは、もう少し後で。


3月14日(火)「じーん……」

★ちょっと感動しました。三週間ほど前にアフタヌーンティでパンを買ったのですが、その後ランチをして、受け取らずに帰ってしまいました。すぐに電話をして、「数日中にもらいにいく」といったまま、すっかり忘れてしまっていました。今日、ふと思い出して寄ってみたのですが、「はい、沢田さまですね」といってすぐにパンの入った紙袋を渡されました。「え、このパンって?」「はい、お客さまのお忘れになったパンです」「それは、わかっているのですが、いつからこの袋に入っていたのですか?」「けさ、お入れしました」「けさ?」。まさか、いつ来るともわからないわたしのために、毎朝、忘れた分のパンを紙袋に入れて待っていてくれただなんて。しかも三週間もの間……。

                 
                        心づかいにじーん……。

★心斎橋で、仲間内の合評会「Tの会」がありました。メンバーのグッドニュースをあれこれ、心地よく聞きました。志を見失わないでがんばって書いていれば、成就する日が必ず来るのよね。夢は見るものではなく、叶えるものなのですもの。雪が舞えども春遠からじです。うれしくって、じーん♪

★天狗男を見ました。いえいえ、1本歯の高下駄をはいた若者が、勇ましく心斎橋で闊歩していました。

                 

もちろん、軽くインタビューをしました。フリーターだという彼は、日本橋でこの下駄を見て一目ぼれしたそうです。「かっこいいですよ、なかなか」「気に入ってます」。キュ、キュという高歯の音、いいですねえ。そのときは気がつかなかったのですが、ちゃんとこはぜの足袋をはいていますね。指割れのソックスでごまかしていないところがますますいいです。若者の心意気にじーん……。

★次女に笑われてしまいました。おとといの日記に書いた「捨てられたのは、マナーです」の意味は、「あたなが捨てたのは、ゴミではなくて、あなた自身のマナーですよ」ということだそうです。いわれてみれば……。でもわかりにくいですねえ。「捨てられたのはゴミだけ……?」と、せめて考える余地のあるコピーにしてほしかったですねえ。とかなんとかいい訳をしつつ、理解できなかったはずかしさに、じーん……。


3月13日(月)「申告」

★吹雪の舞い散る中、やっと税の申告に行ってきました。何も考えずに出かけたところ、12時〜1時までは相談員の方が休憩だそうで、時間のロスが出てしまいました。昨晩必死で慮類を整理したのですが、わたしには扶養家族があるわけでもなく、年金は支払いが終わっているし、医療控除はないし、生命保険は領収書を忘れていったし、しかも必要経費の領収書はいかげんにしかおいていなかったしで、還付もほどほどでしたが、義務を果たしたということで、ほっとしています。ありがたいなと思ったことは、わたしに、単行本の使用料を含めて少稿料を払ってくださった出版社さんが11社もあったということです。老齢年金も今年初めて書き込みました。いよいよ人生のラストスパートかなという感じがしました(しんみり……)。


3月12日(日)「おせっかい」

★ありがたや、陀羅尼助さまの効力。そして昨晩、楽しく談笑しあった日本児童文芸家協会の仲間のみなさま、おかげさまで、体力復活の兆しあり、です。と周りのものに目がいきはじめました。おかしいぞ、「ひったくりをなくそう」の看板。

                   
                「公共物をこわさないでね」の看板もほしいかな

ひったくりは、もちろんなくしたいのだけれど、ポイ捨てとか路上駐車とちがって、われわれに呼びかけられても、ねえ。それもいうなら、ひったくり犯に向かって、「ひったくり しないでね」? これもおかしいし、まあ無難に、「ひったくりに注意」といったところでしょうか。なんて思っていたら、今度は電車の広告に目が留まりました。ハレーションを起こしていて見えにくいのですが、赤字で、「捨てられたのは、マナーです」と書かれていました。どういう意味? ポイ捨てが、マナーってこと? 

                

「捨てたのは、マナー違反です」とか、「捨てないのが、マナーです」ならわかるのですが……。意表をついて記憶に留めさせるとか、何か意図するところがあるのでしょうが、子どもたちに誤解を与える表現は感心しませんねえ。

★「仲間の本」に、「絶品らーめん大魔神亭」(たからしげる作)と、「平和への夢」(今関信子監修・訳)をアップしました。ごらんください。  



3月11日(土) 「桜も満開」

★おやまあ、駅にいくまでの公園の桜が満開でした。昨日、梅の満開を愛でたばかりだというのに。

              

★日本児童文芸家協会の理事長が東京から出てこられるというので、関西の作家仲間が集まり、懇親会がありました。久々に普通に食べて、生ビールまで飲んだのですが、三日間の摂生が功をなしたのか、陀羅尼助が効いているのか、今のところ食べ物が胃におさまっています。久々に協会仲間とのおしゃべり、とても楽しかったです。野次やじょうだん、上げたり下げたりのからかい合いの中、著作権や印税、書き手のあるべき姿勢など、まじめな話もしました。それぞれの作家さんの活躍のお話をきかせてもらい、いい刺激をいただきました。それにしても、梅田界隈に繰り出している人の多いこと。景気は、かなり回復しているとみました。

★「ぼく がんばったんだよ」(汐文社)のモデル(和馬くん)のママが、
ノートルダム学院小学校で講演をされました。みんなの前でおはなしできるようになるまでのご心労を思うと、「ママ がんばったね」とほめてあげたくなります。和馬くんのご両親の前向きな生き方は素晴らしく、これからも和馬くんの大きな支えとなっていくことでしょう。

★連載、がんばって書いています。


3月10日(金) 「梅満開」

★今朝、ほうれん草入りの中華粥を作って、ほんの少々食べました。ようやく胃に収まったようです。といっても今日は一日おかゆ(昼は梅干とちりめんじゃこ、夜は貝柱の)でした。それでも胃が重いです。体重は2キロばかり減っていました。

★昨日、某出版社から電話があり、どんな絵本にしたいのか、また好きな画家さんがあれば申し出てくださいといわれていたので、手持ちの絵本の中からイメージに合う2人の画家さんの絵本を選んで、メール便で送りました。また、和泉市に新しくオープンした本屋さんから電話があって、サイン会をしてくださいとのことでした。「わたしは、ただのおばさんなので、サイン会などしてもわざわざ来てくれる人などありませんよ」とお断りしたのですが……。どうも買いかぶってくださっているようです。

★わたしが締め切りに追われていることを知った仲間から、「きっと創作の神が降りてきますよ。この場から祈っております」というメールをもらいました。うれしかったです。昨日の講座でもいったのですが、確かに、突然、淀んでいた筆が進みだすということがあります。人物が勝手に動き出すことがあります。創作の醍醐味です。それを味わえるように願いつつ、試行錯誤しています。

★よそのお庭の梅がきれいだなあと車で通り過ぎながらみていたのですが、おやまあ、わが家のしだれ梅も、今が盛りでした。

                 

わが家は玄関が西側にあるので、この樹のある東南の角は、あわただしく出入りする者には死角になっているのです。昨日、2軒坂の下の役員さんのポストに書類を投函しに行き、気がつきました。



3月9日(木) 「から元気」

★パンジョ童話教室の日でした。前もって作品が出ていなかったので、今日は講義をしなければと思って覚悟をしていったのですが、2作品が出ました。講義より合評の方がうんと力が付くので、がんばって書いてきてくれてうれしいです。うち1作をその場で読んで合評をしました。おじいさんのキャラが面白くかけていました。小道具などについていろいろ意見が出ました。検討の余地ありです。でもこの作品を書いてくれた生徒さんは、毎回意識していろんな主人公にチャレンジしてくれています。そのうち、きっと自分の世界を作り出してくれることと期待しています。さて、先日、朝日カルチャーで童話教室をされている藤田富美恵先生が冊子を送ってくださいました。「空堀から 童話を書く 2号」です。

                  

同人誌のように作品を集めてあるのではなくて、「入選作をどう書いたか」、「童話を書く楽しみ苦しみ」などと題して、書き手がスランプだったときから入選にいたるまでのいきさつや、書く楽しみについて、また、「5枚童話を書くには」など、童話を書きはじめた人、または、書いている人にエールを送る内容だったので、「教材に使わせてください」とお願いして10冊買い求めました。そして、今日、それを配って、特に参考になる場面を読み上げました。他の教室の生徒さんも、同じように悩みつつ、自分を高めていっていることがわかったと思います。「空堀に遊びにきてください」という藤田先生のお誘いもありがたく、みんなに伝えました。

★……と、いかにも元気そうなわたしなのですが、実はおとといの晩から、ほとんど何も食べていません。昨日のお昼、ボランティアクラブの前に、おつきあいでおすしを食べに行ったのですが、みんなもどしてしまいました。胃が動いてないようです。昨日も今日も、家族のために夕飯の支度をすませたあと、這うようにベッドにもぐりこんでひたすら寝ました。教室の生徒さんのホームページを見てみると、わたしは憔悴しきっていたと書かれていました。けっこう元気にしていたつもりなのですが、顔に現れていたのでしょう。こんなことでは、いけません。連載の続きも書き上げないといけないし、税金の申告、本の紹介などなど、しなければならないことが山積み状態です。早く回復しなければ。


3月8日(水) 「ボランティアクラブ」

★クラブ支援の日でした。ボランティアクラブの子どもたちは、前回から作っていたお元気カードを仕上げました。自分たちで縫った介護用雑巾とあわせて、近くの老人ホームにプレゼントします。ボランティアクラブを始めた当初は、老人ホームにお届けして、歌をうたったり手品をしたりして交流していたのですが、だんだんクラブの時間が減って、ここ数年は、先生が届けてくださっていました。それでは、子どもたちに実感が伴わないように思い、先日、お届けする老人ホーム(故郷の家)に行って、せめて職員の方が受け取りにきてもらえないだろうかとお願いしました。「子どもたちとの交流はめったにないことなので、ぜひ、お年寄りといっしょに受け取りに行きます」と快くいってくださいました。というわけで、今日は老人ホームからお年寄り3名と職員さん2名が学校に来てくれました。最初はきごちなかったのですが、別れるときにはすっかり打ちとけて、握手をしたり、「お元気でね」と声をかけたりしていました。

              

         順番に、自分の書いたメッセージをッ読み上げていく子どもたち

             
               お元気カードと介護用雑巾を贈呈しました

              
          「かわいいかわいい」と子どもの頭をなでる94歳のおばあちゃん

子どもたちはおばあちゃんたちにパワーを、おばあちゃんたちからはやさしさをいっぱいいただきました。


3月7日(火) 「昔のおやつ」

★明日はボランティアクラブの最終回ですので、修了証を作りました。今年も、子どもたちと昔のおやつを作って食べる機会がなかったので、せめて試食だけでもしてもらおうと、大豆を炒って酢醤油に漬け、だしじゃこを炒って黒ごまにからめました。それを一口ずつ小袋に入れました。こういうことって、去年やその前の子どもたちからちゃんと伝わっているのです。時間がないからといって、手抜きするわけにはいきません。調理室で、一銭焼きを作って食べることができたゆとりのあった年がなつかしいです。

               
            表が修了証・裏はそれぞれの子ども写っているスナップ

★いやあ、時間がいくらあっても足りません。今日も、4時過ぎに保育園お迎えのパターンです。今月初めにさかのぼって、毎日小学生新聞をとりました。横山充男さんの「犬でござる。」を読むためです。タイトルからしてめちゃ面白そう。ふむふむ……。思わず引きずり込まれてしまいました。こんなおもしろい作品の後となると……。プレッシャーです。締め切りが二か月早くなったと読者にはいいわけはできません。がんばるしかない……のです。


3月6日(火) 「飽和状態」

★連載の続きを書くことに没頭しました。といっても孫を保育園に迎えにいく4時までです。あっという間に時間が経ちました。孫といっしょに買い物にいって夕飯を作りながら遊び相手をし、寝入ってくれるまでパソコンはお預け状態です。A出版社からメールが届きました。見てもらっていた原稿が動き出しそうです。昨日、別の原稿を送付したB出版社から、これから見るとの電話をいただきました。また、童話を書き始めたころ通っていた童話教室のF先生から、同人誌にのせるためにインタビューをさせてくださいという手紙と冊子が届きました。お返事をしようと思いつつ、いったん眠ってしまって今は深夜の2時。明日になってしまいました。インターネットで明日の占いをみました。「自信過剰で失敗しそう。能力以上のことは控えて」とありました。自信は常にないのですが、能力以上のことはするなというメッセージにいたく反省しています。連載の締め切り、二か月も繰り上がったのですが書き終えることができるでしょうか……。今週は、かなりいろんな予定が入っています。

★3月2日のパンジョの教室の折込チラシに童話教室を取り上げていただきました。これを見て、童話を書こうと思ってくれる人が増えればいいのですが。新しい生徒さんがひとり入ってこられただけで教室の雰囲気が変わってみんなのやる気も出てくるというものです。

          


3月5日(日) 「予定外」

★「命」のゲラ校正中、取材先に確認したいことがあり、インドネシアにメールを送ったところ何度送ってもエラーばかり。日本のスタッフに調べてもらおうとメールを入れると、電話がかかってきました。その声は、インドネシアにいるはずの代表ではありませんか! 急用で帰国中だそうで、明日またインドネシアに経たれるとのこと。グッドタイミングとばかり確認をすませることができました。校正をしながら原稿にかなり手をいれました。予定通り第1校をすませて送りました。一方、5月締め切りだった連載が急きょ繰り上がることになりました。まだ半分しか書けていません。資料は読んであるので、うまく書き進めることはできると思います。頭の片隅でうごめいているやっかいなことは、税金の申告です。去年、今年こそはちゃんと書類を整理しておいて、と思っていたのですが、雑な性格のわたしには、しょせん無理。あとで、あとでになり、今年も雑然としたままです。3月はコンクールの審査予定も入っています。気を引き締めてかからないとえらいことになりそうです。


3月4日(土) 「公私多忙」

★「命」のゲラ原稿に赤の入ったものが戻ってきています。担当さんが詳しくチェックしてくださっているので、それに沿って調べたり、書き直したりしています。新聞連載の原稿の進行状況について、確認のはがきが届きました。予定より締め切りが早くなりそうで、あわてています。T社にお約束の原稿を送る手はずを整えました。今日も、先輩作家さんの新作が送られてきました。ご紹介したい本がたまっていますが、ここ数日は読めそうにもありません。ご紹介、今しばらくお待ちください。

★のん兵衛の会がありました。気分転換ばかりしすぎかもしれませんが、前からのお約束で楽しみにしていたので、いそいそとでかけました。飲んで、食べて、たわいのない話に花を咲かせているうちに、気がつけば4時間も経っていました。少し元気のなかったメンバーの1人も別れ際には、晴れやかなお顔をされていて、安心しました。正会員(?)6名のうちお1人は欠席でした。忙しい人ばかりの集まりなので、いつもだれかが急用がはいってしまいます。



3月3日(金) 「風習」

★しなければならないことがたまってしまいましたが家を空けた手前、自分のことばかりもしていられません。夜9時をまわり、孫がやっと眠りました。夫は日帰りで東京に行っています。さあ自分の時間……と思ったのですが、先におひなさまを片付けてしまおうと思いました。さっさと片付けないとお嫁にいけないという迷信はさておき、人口密度の高いわが家はひな壇一つで飽和状態なのです。

気合を入れて取りかかりました。ていねいにしまっておかないと来年出すときに、ややこしくなってしまいます。それにしても、あわただしおひなさまでした。片付けながら、長女が生まれて間もない頃のことを思い出していました。ご近所に、季節ごとの風習を大切にしていらっしゃるおじいさんを家長としたご一家があって、長女の初節句に、おじいさんからだといって、お嫁さんがおひなさまのお膳を届けてくださいました。ちらしずしやハマグリのお吸い物はもちろんのこと、いくつものかわいい小皿に、煮魚や菜の花のあえもの、かまほこ、たまご焼き、ひしもちなどがお膳に色よく並んでいました。おじいさんの家にはお孫さんが三人いらしたので、きっとおひなさまの前でお膳をならべて、お祝いをされているのだろうと思いました。

それから何年も経っておばあちゃんが亡くなられたときは、おじいさんのご希望で、おじいさんのふるさとの風習にのっとったお葬式をすることになり、近所の者たちが炊き出しをしました。お嫁さんが恐縮される中、おじいさんから指示が飛んで、いろいろなものを作ったのですが、中でも印象的だったのは、大豆を気長く炒り、それを炊いたごはんに混ぜておにぎりを作ったことです。ここはニュータウンなのですが、みんな協力し合ったのは、お嫁さんが長い間、寝たきりのおばあさんの介護をされつつ、おじいさんに仕えていらっしゃったようすを見ていたからだと思います。今は、ほとんどの葬儀がメモリアルホールで行われます。便利(楽)と引き換えに、いろいろな風習がなくなっていっているのだなあと思いました。

それにつけても、わが家のひな祭りは、ちらしずしは作ったものの、ハンバーグとケーキですませたことを反省しました。うっかりもののわたしは、昨日、はまぐり汁を作ったのです。あ、人形用の防虫剤を買っておくのを忘れていました。