日々好日  2004年3月



3月31日(水)

★今日のお客さまは、Eちゃんとお母さん。高校(国際科)合格のミニお祝い会をしました。将来は翻訳家を目指すそうです。海外のまだ知らない本を日本に紹介してくれるのも楽しみだけれど、日本の、特にとんぼおばさんの本を海外に紹介してほしいなあ。それにしても、きれいなおじょうさんになられていたのでびっくりしました(最後に会ったのは、小学校5年生のときだったっけ?) お祝い会といいながら、けっきょく大人のおしゃべりにつきあわせてしまいましたね。お疲れ様でした。
★お世話になっている出版社からメールが入り、明日、企画会議があるそうです。いいお返事がありますように。

3月30日(火) 「27通!」

★さっき(夜11時)、メールが27通届いているという表示がありました。え、うそお!メールは頻繁にチェックしています。短時間に27通くるなんてありえません。パソコンにトラブルが起こったのではとどきりとしました。というのも、最近、ウィルスのくっついたメールがよくくるのです。画面を凝視していると、差出人の名前が順番に表示されました。おやおや。そこには娘の名前がだだだだと……。携帯で撮ったガッティちゃんの写真を送ってきたのです。生後4か月がたち、いろいろ反応するようになってきたので、ママとしては撮らずにいられないのでしょう。それにしても27通も転送してくるなんて、ご苦労さんなことです。
★「命の重さはみな同じ」(仮題)、脱稿しました。出版社に添付で送りました。いい原稿になったと思いますが……。

3月29日(月) 「町子ちゃん」

★第5週の月曜日って行事がないので、ゆったりとした気持ちになれます。原稿に手を入れていると、今は東京に住んでいる妹のような友人から電話があって、今、実家の和歌山に来ているとか。「せっかくだから寄ってく?」「そうする」ということになり、夕飯は二人で外食。たっぷりおしゃべりしました。先月はニューヨーク大に客員中の息子を訪ね、五月にはパリで友人の結婚式に出席するとか。相変わらず世界をとびまわっている彼女は、HPのとんぼ賞に書いた「デリシャス部門賞」の町子ちゃんです。娘にいわせるとカリスマ主婦だそうです。今日、彼女からグッドアイディアを聞きました。コーヒーフレッシュの残りの数滴を、手の甲に垂らすとハンドクリームの代わりになるというのです。「えーっ」といいながら早速試てみしましたが、塗った瞬間はべとべとした感じなのですが、やがてすべすべに。「ハンドクリームは匂うけれど、これなら塗ったすぐあとでも、果物をむけるのよ」といわれて、これはいいと納得しました。おすすめです。堺から高速に乗り、目黒の自宅に着くのは7時間後ということです。こちらだけのんびりしていては申し訳がないので、気合をいれて作品の続きを書きました。

3月28日(日) 「ハッピーハウス」

★朝6時の電車に乗って、能勢の山奥にあるハッピーハウスまで取材に行ってきました。代表の甲斐さんがゆっくり歩いているのを見たことがありません。建物から建物の間を、飛ぶように走り抜けています。予定通り、ボランティアをして待つことにしました。洗濯された犬や猫の毛布やタオルケット、タオルなどを干して、乾いてくると取り入れてたたんで、しまったり、犬のステンレスの食器を洗ったり(これが重い、たくさんある)、けっこうがんばりました。その間、受付の部屋で資料を見たり、今までにテレビで放送されたビデオを見せてもらったり、スタッフとおしゃべりしたりしているうちに、知りたかった情報がかなり埋っていきました。3時過ぎ、甲斐さんからお話を聞くことができました。てきぱきと要領のいい話し方なのでたった30分お話しを伺っただけでも、2時間話したぐらいの深さでした。細かいことにはこだわらない方で、「書きやすいように脚色してもらってもかわいません」といってもらい、かえって責任を感じました。450頭の犬や猫の保護のほんとんどを募金や寄付でまかなっているのですが、認定NPOになったので、寄付をしたお金は控除されるようになったそうです。能勢妙見の駅前の食堂で、つくしを売っていました。明日、たまごとじにするぞ!

3月27日(土) 「熱心」

★一昨昨日、娘の中学時代のお友だちが遊びにきました。結婚して三年。がんばって主婦しているようで、用意しておいたお昼ごはんも、「これ、どうやって作るんですか?」と、とても熱心にきいてきました。それらのメニュー、さっそくその日の夕飯にチャレンジしたようで、娘あてのメールに、「めちゃ好評やった。次の日も、友だちの家で作って喜ばれたよ。月に一回ぐらいご飯食べにいってもいい?」と書いてあったそうです。「いつでも、って返信しておいたから」と、作り方などに全く興味のないのんきな娘。その友だちに言われていました。「バルも人の親になったんだから、しっかりせなあかんで」って。ほんま、たのんまっせ。

3月26日(金) 「いよいよ」

★棚上げしていた作品について、いよいよ取りかかろうと思います。出版社から原稿が二度も戻ってきてわけは、ドキュメンタリーの捉え方の違いでしょうか。架空の主人公を設定、創作を交えて子どもに読みやすく書くか、事実のみをエピソードを交えて伝えるか……。この作品についての出版社の考え方が後者だということが、二度戻ってきた時点で、ようやくわかりました。書き直すためには取材をしなおさなければなりません。さっさとすればいいと思われるでしょうが、先方は超がつくほどお忙しく、取材したくてもなかなか予定がかみあいません。そのうちこちらに孫が出来て、フットワークも重くなってしまいました。が、意を決しました。とにかく、ボランティアをかねて、数日中に訪問してみます。今日、送迎の車を回していただくようにお願いしました。実は、取材先はマイカー以外では行けない山中にあるので、電車を乗り換えていく私は、最寄の駅まで迎えにきてもらわないとならないのです。このことも、取材のオーケーがないままでは行きにくく、足が遠のいていた理由の一つです。お目にかかれてお話を伺うことができればラッキー。お忙しくてだめなら、質問したいところにチェックをいれた原稿を置いて帰ろうと思います。

3月25日(木) 「終了」

★パンジョでの童話講座の日。昨年4月に始まったときは、全く童話を書いたことがない人たちの集まりなので、どうなることかと心配していたというのが本心です。一年経つとそれぞれに見えてくるものがあり、合評も深さが増し、作品も次々出始めました。うれしいことです。あとは公募に応募してみましょう。……というわけで、1年間連載してきましたHPのミニ講座、今日をもって終了いたします。ありがとうございました。尚、パンジョの講座の方は、まだ続けますので、よろしくお願いいたします。

3月24日(水) 「ざわわ」

★「さとうきび畑の唄」を作詞・作曲した寺島尚彦さんが死去されたとメールをいただき、あわてて新聞をみました。以前、テレビでインタビューを受けていらっしゃるところを拝見しましたが、その時のお話はとても印象的でした。― 遺骨の埋もれたさとうきび畑の葉ずれの音をなんと表現するか……、さわさわでもないし、そよそよでもないし……、「ざわわ」を思いつくまでに一年半かかったそうで、ざわわという擬音語を思いつくと、あとは、すらすら歌詞が出てきた―。そんな内容でした。それが1967年のことだそうです。昨年、その歌詞をモチーフに、シナリオライター遊川和彦さんがテレビドラマ化され、反響を呼びました。そのドラマを童話として汐文社から出版するに当って、ご指名していただき、ノヴェライズさせていただきました。それにしても「ざわわ ざわわ ざわわ……」、このくり返しは素晴らしい発想だと思います。向うから何かが押し寄せてくるような、足元に埋もれた遺骨のうめきのような、熱い風が伝わってくるような、なんとも重く、悲しく、せつない音です。人の心を動かす名曲を残された寺島尚彦さんのご冥福をお祈りします。

3月23日(火) 「Tの会」

★心斎橋で「Tの会」がありました。お互いにわかりあった仲間の集まりですので、合評も忌憚のない鋭い意見がとびかい、余禄のおしゃべりも弾みました。それにしてもランチの後も長々と合評させてくれるレストランがあるのは、ありがたいことです。大丸で日本のゴーギャンといわれている田中一村の展覧会がありました。ずっと以前、アエラに特集が組まれていたのですが、大胆な構図と生き様に感銘を受け、それ以来ずっと心に残っていた画家なので、ぜひ観たいと思っていたところ、ラッキーにも「余ってるよ」と招待券をいただきました。年の差のある二人で観にいったのですが、好きな絵だけを摘むように観るという鑑賞のテンポがいっしょだったので、よかったです。日が長くなってきたので、明るいうち帰宅できるので、気ぜわしさが助かります。

3月22日(月) 「あわしまさん」

★雨にもかかわらず、「お元気です会」には、たくさんの高齢者の参加がありました。今日は理学療法士さん指導のもとに、バランス感覚を養う体操をしたあと、ペットボトル倒しげームをしました。大きさ・素材の違った三つのボールは、好きな方向に飛びます。うまく当っても、四分の一ほど水の入ったボトルを倒すには、こつがいります。こういうゲームって、けっこう盛り上がるのです。ついていた杖を放り出して、リベンジする人もいました。雨のため車椅子の方のお迎えには行けませんでしたので、お弁当を届けました。用意した50食分は、きっかりなくなりました。


♪おはなしおばさんの今月の民話は、3月にふさわしく「あわしまさん」で、淡島神社の由来などをききました。余話も興味深かったです。江戸時代中期頃から全国的に広まる淡島明神の信仰の背景には、『淡島願人(がんじん)』という乞食坊主たちの活躍がありました。あわしまさんと呼ばれていた彼らは、小さな神棚に赤や紫の布切れを結んで飾りつけた箱を背負い、淡島神社の功徳や縁起を唱えて諸国を巡り歩いたそうです。今日の参加者のおばあさんは、子どもの頃、だらしなく着物をきているとお母さんから、「あわしまさんみたいな格好をせんと、ちゃんとしなさい」と叱られたそうです。後片付けの後、反省会をして帰ると、3時前でした。
★夜、福祉協議会の定例会があったのですが、今日中にしてしまわなければならないことがたまっていたので、休まざるをえませんでした。                                                            

3月21日(日) 「お彼岸」

★今年度は、自治会の役員があたっています。10時から総会があるので、それまでに帰ってこようと朝6時発で京都まで墓参にでかけました。充分間に合う計算で、すっ飛んで帰ってきたのですが、遅刻してしまいました。日曜ダイヤだったということもありますが、前にも書いたように、特急、停まりすぎです。京橋を出た後、香里園、枚方、中書島、丹波橋……、もっと停まったかな。「のぞみ」といわないまでも、せめて「ひかり」であってほしいなあ。墓前には、すでに黄と白のフリージャーの花が供えてありました。きっと母の知り合いの方が参ってくださったのでしょう。菩提寺の墓所を入ったところに水子供養の母子観音像が建っているのですが、男性が色とりどりの花を供えていました。男性が水子のお参りしているのを初めて見ましたが、きっと待ちに待っていたお子さんだったのでしょう。この世に生を受けなかった赤ちゃんへの深い慈しみを感じました。
★ご近所でおじいさんが亡くなった折り、お葬式に参列できなかったので、お彼岸の今日、お花を供えさせていただきました。お仏壇の前に経典が4冊ありました。亡くなったおじいさんの影響を受けて、小・中学生のお孫さんがお経をあげているそうです。昔は、どこの家庭でもみられた風景ですが、今は……。貧しくても、心豊かだったよき時代をなつかしく思い出しました。

3月20日(土) 「ラッキー」

★ペットンでペットフードを買うと、翌月、「当たりの日」が貼り出されます。「当たりの日」の領収書を持っていれば、その領収書分と同じ金額の買い物がただになります。めったにないことですが、けっこう楽しみです。先月、わたしは、5日・12日・24日と三回買いにいったのですが、なんと今日、レジの前の掲示板を見ると、12日と24日が当りになっているではありませんか! 12日が3296円、24日が4700円、合わせて7996円分がただになるのです。しかもニュートロ(ドッグフード)のスタンプがいっぱいになっていたので、1270円のドッグフードが無料でした。つまり、10999円の買い物をして、1733円しか払いませんでした。これって、すごいラッキーでしょ? 購入金額が高めになったのは、猫たちの首輪を新しくしてやったからです。エメラルドグーンのおそろいの首輪、みんなよく似合っています。

★「盲導犬不合格物語」の修正ゲラが届きました。少しばかり訂正個所があるものの、この間みっちり校正したので、満足のいくものです。あとはイラスト待ちです。久々に公募に作品を出しました。公募は、もう遠慮した方がいいのかと悩んだのですが、どうしても伝えたいメッセージだったので、えいっとばかりチャレンジしました。改めて入選作品集を読みましたが、どれも斬新で光っていて、かなわないなあと思いました。

3月19日(金) 「オーナメント」

★ガッツちゃん改めガッティちゃん(ママいわく、ガッツは男の子名だそうです)が、揺れるものを目で追うようになってから、我が家には急にオーナメントがぶら下がり始めました。左の帆船は、長い間、棚で埃まみれになっていたもの。まるでピーターパンの船のように空を泳いでいます。真中は、ママの手作り。天井から、揺れながらガッティちゃんにごあいさつ。右端のグラスは、何年も前に次女からもらったオーストラリア土産ですが、揺れるたびに触れあって、気の遠くなるほど透明ないい音がします。


     揺れる帆船                 ごきげんトリオ           まるでステンドグラスのよう


3月18日(木) 「国歌」

★小学校の卒業式に、ボランティアクラブの支援者として参列しました。いっしょに考え、力を合わせてきた子どもたちは仲間です。元気に巣立っていくのを見送ることができて、うれしいです。国歌をほとんどの子どもが歌いませんでした。歌えないのか、歌わないのか……。思想がからんでくると何もいえませんが、子どもたちが日本語を話すのと同じように、国歌を胸を張ってきちんと歌わせてやることは、とても大切なのことなのではないでしょうか。
★卒業式に参加したため、面白クラシックには後半しか参加できませんでした。ただだでさえ少人数のスタッフに迷惑をかけてしまったのですが、雨にもかかわらず、超満員でした。今日は「サン・サーンス」の曲を聴きました。
★夜、民生委員定例会がありました。

3月17日(水) 「疳の虫」

★日本児童文芸化協会50周年記念誌へのエッセイを書いて送りました。童話城の日記を拝見して、「早くに入った仕事はさっさとすませる」という小梅さんの意見に大いに同感したからです。締め切りが7月だからといって、それまで待つことはないのよね。著書紹介も3月末締め切りだったのですが、それもあわてて出しました。なんだかほっとしました。今日できることは、今日するようにします。それにつけても、停滞している仕事の重さよ。
★ガッツちゃんが、朝から大声でわめいています。昼間もほとんど寝ません。足をぴこぴこさせて、ふんぞりかえって、雄叫びをあげています。元気でいいねえ、といっているうちはよかったのですが、どうやらこのところテンションが高くなるばかりで、喉を痛めそうなのです。もしかして疳の虫? ということで樋屋奇応丸を買ってきました。娘たちにも含ませたことがありますし、私自身も飲んでいたと母に聞きました。疳の虫はもちろん、かぜひき、ひきつけ、下痢、食欲不振、乳吐き……。赤ちゃんのアクシデントになんでも効くというありがたい丸薬なのです。成分はゴオウ、ジャコウ、ニンジン、ユウタン(クマの肝)、ジンコウだそうです。ガッツちゃん、小さな小さな丸薬をたった一粒ぽっぺの内側
にはりつけただけで、うそのようにぐっくり昼寝をしています。赤ちゃんにとっても子守り役にとっても、ほっと一息です。

3月16日(火) 「多忙」

★単行本にしましょうと、出版社にいってもらっているにもかかわらず、ずっと棚にあげたままになっていたドキュメンタリーがあります。いよいよなんとかしたいと、今日は終日目を通していましたが、出版社の要望に応えるためには、取材をしなおしに行かなければなりません。再度、電話やメールをするのですが、先方もお忙しいので、なかなかタイミングがあわないまま、締め切りがあってないようなもので、今日になっていました。そこで思い出したのが、最近読んだ「裁判大噴火」に書かれていたくだりです。その日の審理終了すると、次の公判日程を傍聴の場で決めるわけですが、裁判官が、弁護士と検察官に「いつがいいですか?」と確認します。どちらも忙しくてなかなか空いている日がかみあいません。そのやり取りも傍聴の場でするそうですが、「その日は、午前中なら」「その日は、1日だめ」という、けっこう長い時間の日程調整があった末、やっと次回の公判日が決まります。傍聴していた作者がほっとしていたところ、こともあろうに被告人が、「あ、すいません、その日はちょっと用事がありまして」といったそうです。いったい誰の裁判やということになるわけですが、いやはや、だれもが忙しく生きているのですね。「裁判大噴火」といえば、ちょっとうれしいびっくり。大川興行のお笑い芸人であり、この本の著者である阿曽山大噴火さんから、今日、メールがきました。日々好日で、著作「裁判大噴火」がおもしろいと書いたのが、インターネットに上がっているそうです。裁判って、けっこう笑えてくるのです。切り口をかえて書くって大事ですね。ぜひお薦めの1冊です。

3月15日(月) 「振動」

★車椅子を押す時に、いつも感じていたのですが、なめらかにみえている遊歩道でも、かなりガリガリ振動するのです。それはアスファルトに滑り止めのために埋め込まれた小さな砂利のせいなのです。これは、雨の日に自転車がスリップしないために必要なものですが、車椅子に乗らばければならない状態の人には、この振動がいやだろうなと思っていました。今日、ガッツちゃんを乳母車に乗せて、初めて駅までいったのですが、まだ豆腐のように柔らかい脳に影響があるのではと思うぐらいの振動を感じました。うーん、遊歩道の脇を巾1メートルほど、車椅子や乳母車専用のなめかな舗装してほしいなあ……。

3月14日(日) 「夢」

★まだ、ほんの赤ん坊だった頃のスナップを探している夢を見ました。夢の中の出てきた写真は、実在するもので、私の記憶にない父が宇治で写してくれたと母から何度も聞いたことがあるものです。「への字口」をして、茶店のしょうぎの上にやっと座っています。支えている母の手が写っていました。そういえば、どこにいったのでしょう、あの写真……。老後、カメラを趣味にしていた母が残したたくさんのスナップ写真の中に混ざってしまったのでしょうか。こんな夢を見たのは、孫のガッツちゃんが同じようなポーズができるようになったからだと思います。やはり、緊張で口は、への字をしています。
★春休みになった次女のところに日本から友人が遊びにきたそうで、いっしょにシアトルに行くとメールが入りました。この春は、寮からアパートへの引越しが待っていて、ルームメートになる子の家に招待されてもいるそうです。テストテストで忙しいばかりの学生生活ですが、一息ついているようで、ほっとしています。


3月13日(土) 「爆睡」
★遊びの会「竹とんぼ」は、言葉遊びということで、和歌の詠みっこをしました。 
   ・遠足で おなかがへって お母さん べんとうは おいしすぎるよ (君のお母さんになりたい)
   ・かぶとむし つのでたたかう くわがたと どっちもまけるな つよいぞがんばれ (いいな、いいな、どっちもまけるなの心)
   ・金曜日 塾と公文 連続で やらされました たいへんでした (実感がこもってるねえ)
   ・お母さん、お仕事いつも ごくろさん いそがしいよね むずかしいよね(尊敬してるのよね、お母さんのこと)
できあがった歌は色画用紙に清書しました。どれも子どもでなければという言葉が輝いていました。
★ママが仕事に復帰したので、週に三回ほど、子守り役がまわってきます。生後三か月もすぎると、じっと寝てばかりはいません。日々いろいろなことができるようになっています。今日は、あやすると、「ケラケラ」と声を立てて笑いました。帰宅したママは、「私にもケラケラしてみせて。そうでないと、もう仕事に行かないぞ」といっていました。そうよね、ママとしてはその瞬間が見たいよね。それにして子守り役はたいへんです。夕飯が終ると、ほぼ体力を使い切っている状態です。今夜こそは、映画を観にいこうと思っていたのですが、ぐっすり居眠ってしまいました。とほほ……。

3月12日(金) 「23456」

★単行本「盲導犬不合格物語」のゲラ、ならびに写真のチェックを、「日本ライトハウス行動訓練所」のボランティアグループである「ライトフレンズ」さんといっしょにしました。細々とした適切なアドバイスがあったので、今夜にでもまとめて担当者に送ります。また、確認の電話やメールなども、数件しました。まだ、いくつか問題を抱えてはいますが、長い間信号待ちで停滞して車が動き出した感じがして、うれしいです。
★残念、22222の連絡は、入りませんでした。わたしのHPを見てくれている人は、ナンバーなど気にしない人が多いのかも……。でも懲りずに、次は、23456でいってみます。

3月11日(木) 「もうすぐ22222」

★講座の日。ママになった娘が、こぶつき受講生として復帰しました。こぶちゃん、どうなるものかと案じていましたが、講座の間おりこうにしていました。休憩時間には、代わる代わるみなさんに抱いてもらって、ママも幸せそうでした。今日が乳母車デビューでもあったのですが、適当な振動が心地よかったのか、家を出てから帰宅までの5時間(昼食、お買い物もしました)、少しもぐずりませんでした。
★もうすぐ22222です。ヒットされた方は、ぜひお知らせくださいね。

3月10日(水) 「税務署と裁判所」

★やっぱり花粉症。くしゃみ、目のかゆみが昨日の症状にプラスされました。
★やっと確定申告にいってきました。印税をもらっているものは、わずかな収入でも青色申告をしなければなりません。パソコンでもできるよと教えていただいて画面をにらみつけてみたのですが、数字に自信のない私には、とてもとても。税務署に行って、税理士さんに頼ってしまいました。終ってすっとしました。
★堺は、税務署の隣に裁判所があります。おととい読んだ「裁判大噴火」の影響を受けた私は、せっかく前を通ったのだからと、中に入ってみました。今日は時間はないけれど、どこにいけば、傍聴できるのか確認しておこうと思ったからです。裁判所なんてめったに来ることがないので、緊張しました。わかったことは、裁判はすべて公開なので、いつ来ても、どんな裁判も傍聴できるそうです。

3月9日(火) 「もう?」

★え、うそお、もう? 鼻がぐしゅぐしゅします。頭が重いです。鼻血も少し……。花粉症の症状が出るのは毎年5月だったのですが、今から? 思いやられます。
★先日、講演させてもらった幼稚園から、再度本の注文をいただきました。主任先生が、お母さんたちに申し込み用紙を配ってくださったのです。ありがたいです。あの日、子どもたちの心の中に想像するスペースを作るゲームの仕方をお話したのですが、さっそく実践していただいているそうです。子どもたちも楽しんでくれているようで、中には、「それ、もうお母さんとやったよ」というお子さんもいるとかで、うれしいです。

3月8日(月) 「けったいな話」

★「雑巾さんの会」の日。ちょっとだけ顔を出したあと、昼から京都に。せっかくの京都でしたが、墓参だけすませるとすぐに帰宅。それにしても、最近は、特急が特急でなくなりましたねえ。実によく停まります。京阪もそうなら、「阪急、あんたもなの」です。沿線の人は便利でしょうが、ひとっとびに京都に行きたいものには、じれったいです。しかも、京阪の新車両。あれ、きらい。
★面白そうな本を週刊誌の書評で見つけたので買いました。どこも品切れで(もともと、あまり入っていなかったのかも)4軒目の本屋さんでやっと手に入りました。「裁判大噴火」(河出書房)です。裁判の傍聴にはまってしまった阿曽山大噴火というお笑い芸人さんの書いた、「おかしいけれど笑えない」という本です。一日に何件もある裁判をはしごして、しょぼい事件だけをウォッチング。けったいな事件をまじめに裁く法廷のおかしさと、作者の独特の価値観、語り口調の文章。傍聴のためのノウハウまで紹介されているので、老後は、傍聴人生もいいなあと思ってしまいました。本人はザビエルのような頭にスカートをはいて、ここ2年ばかり節約のため新宿の地下街に寝泊りしているという変わり者です。それでもれっきとした?マネージャーつきの芸人というのですから、大川興業というところも吉本に負けていません。

3月7日(日) 「おしゃぶりデビュー?」

★しんしんしん……。寒いと思ったら、音もなく雪が降り続いていました。我が家のガッツちゃんは眠たくなると、指やブランケットやぬいぐるみなど手当たりしだいに吸うので、それならと、おしゃぶりを買ってきました。「けっ、なによ、これ」といわんばかりにいったんは吐き出しましたが、すぐに気に入ったようで、ちゅっちゅっと吸いながら、なんとそのまま眠ってしまいました。ママのおっぱいが留守のときには、大いに活躍してくれそうなプーさんのおしゃぶりゲット! ばあばもじいじも喜んでいたのですが、二回目は、「やだよ、こんなもん」と舌の先で押し出して、拒否されてしまいました。

★最近、怪しいメールがよく届きます。英語で、しかも添付つきはウィルスだよと聞いていたので、即、ゴミ箱に入れますが、nakai ・mariko ・utida など知人の名前で来るので、みなさんも、うっかり開けたりしないでくださいね。先日も、次女の名前できました。次女のパソコンが壊れて10日ほど連絡がなかっただけに、なんだろうっと、あけたくなりました。もちろん次女ではありませんでした。ウィルスバスターをつけているのですが、限界があるのでしょうか。もし、sawada・など私をほのめかす名前で英語メールがいっても開けないでくださいね、絶対に。

3月6日(土) 「校正」

★待ちに待っていた「盲導犬……」の校正が届きました。この本の大変なところは、ドキュメンタリーということに尽きます。文章については、当たり前のことですがちゃんと取材先に了解をもらわなくてはなりません。写真も借りなくてはなりません。それが10数件、しかも全国にまたがっているので、そのやりとりだけでも、けっこう大変でした。幸いだったことは取材した方々が、犬に対して愛情の深いとても気持ちのいい方ばかりだったことです。今回、校正を見ますと、いったん没になった部分がこぼれ話として組み込まれていて、その件については相手の方の了解をまだもらっていないこと、また、発行がかなり遅れてしまったので、数字が変わってきているところもあるので、ちょっとためいきです。でも、とてもいい本になりそうなので、やっとここまできたことに感謝するとともに、あとひとふんばり。がんばらなくっちゃ。

3月5日(金) 「美味なり」

★出版社から戻ってきた原稿に手を加え終わったのですが、タイトルが決まりません。内容に、少しずれが出たというか、別の膨らみが出てきて、変えなければならないのですが 最初につけたタイトルがけっこう気に入っていただけに、今ひとつ、納得できるものが思い浮かばないのです。タイトルは大事なので、締め切りぎりぎりまで、考えてみようと思います。
★昨日のお鯛さんで、鯛めしを炊きました。いいお味でした。
3月4日(木) 「ゆとりナシ」

★お雛さまを片付けました。小道具が多いので飾り付ける時もそれなりに大変でしたが、片付けるのにも時間がかかりました。せかせかと時間の流れる今の時代を生きている身には、それらの所作を優雅に楽しむことはできません。むしろ負担なのです。お食い初めについても、ついでにということで、おひな祭りの昨日すませましたが、神社の説明書を読んでみると、赤飯に尾頭つきの魚、神社の小石を拾ってきて、丈夫な歯が生えるようにお膳にのせるのだそうです。それを聞いたママが、「たしか、私たちの時には、立派なお鯛さんがのっていたよね」と後ろめたそうな顔。風習を守っていくのは、心はもちろん、時間のゆとりが必要だとつくづく感じつつ、100日目の今日、神社に石を拾いにいって、鯛を焼いて、正式に(?)お食い初めをしました。


3月3日(水) 「初節句」

★高齢者クラブの空き缶つぶし作業のお手伝い。
★小学校のボランティアクラブ支援は、今日が、今年度の最終日でした。韓国の老人ホームの壁に貼ってもらう「お元気壁掛け」を仕上げました。模造紙を二枚つなぎ合わせた大きさの壁掛けには、韓国語で、ハラボジ・ハルモニ・キンゼカジナ・コンガハセヨ(おじいちゃん、おばあちゃん、いつまでもお元気でね)と書いて、そこに、16人の思い思いのメッセージや絵を描いた色画用紙を貼りつけました。これを見たおじいちゃん、おばあちゃんも、きっとよろこばれることでしょう。毎年最終日には、「ボランティアグラブ修了書」に、クラブ活動中のスナップ写真を貼ったものをプレゼントしてきたのですが、今年は、雑巾の補正に時間をとられたこともあって(本音は、クラス部数が減ったせいか、全員の名前と顔が一致しなかったのです)、お詫びもかねて、16人に著書をプレゼントしました。
★ささやかながら、孫の初節句を祝いました。ママが張り切ってちらし寿司などを作ったので、お食い初めをかねました。妹娘が大学のチアガールの衣装(赤ちゃん用)を送ってきたので、それを着せて写真をとりました。すっごくかわいかったのですが、その頃にはモデルさんが疲れてきたのかご機嫌斜めで、泣き喚いてしまいました。もっとも今日は寒かったので、また、日を改めて写そうと思います。


3月2日(火) 「84歳」

★今日は、ひいばあちゃん(姑)の84回目のお誕生日でした。赤ん坊連れでは外食はむりなので、家で祝いました。メインディッシュは、ひいばあちゃんの大好物霜降り肉のステーキです。とにかくこってりしたものが好きで、丸大根と油揚げ、にんじんの煮たものには、お箸をつけませんでした。おかげさまで、難波にも1人で出かけますし、ご近所のお年よりの中では一番元気です。本人はそう思っていないみたいですが。
★あしたは、ボランティアクラブの支援の日です。前々会、子どもたちが縫った介護用雑巾ですが、そのまま老人ホームに持っていくには目がとんでいたり、縫い目が大きすぎたり、足りなかったりなので、手を加えて補正しました。もともとお針仕事は不得意なので、けっこう肩がこりました。あした作成する「お元気壁掛け」といっしょに、近くの老人ホームにお届けすることになっています。

3月1日(月) 「感謝の日」

★春木カトリック幼稚園で講演をさせていただきました。園長のマンニ神父様はイタリアの方で、日本にこられて35年になられるそうです。本も売っていただき、お昼もごちそうになり、とてもよくしていただきました。ありがとうございました。
★関西児童文芸のつどい(仮称)の準備委員会が茨木でありました。少し早めに着いたつもりが、なんと遅刻。こともあろうに、集合時間を1時間間違えていました。どうなっているんでしょうね、私の頭。ご迷惑をおかけしてしまいました。暖かく笑い流してくださったメンバーの皆さま、ありがとうございます。反省しています。でも、手帳にはちゃんと6時と……。