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          2006・10

  
  
10月31日(火「手帳」

★半日パソコンの前に張り付いていました。クリアーできたこともあるのですが、もたついていることも、まだ手をつけられずにいることもあります。そんな中でも(というとたいそうなのですが)、ニーズに応えるために立ち上げつつあるボランティアがあります。どんなに忙しいときでも、こういうことになると力がはいってきます。組織の中にいなくても、心意気は同じです。声をかければ、いつの時も、賛同してくれる友がいることは、わたしの財産だと思っています。

★来年の予定が入ってきたので、あわてて新しい手帳を買いました。ここ3年、同じ形の手のひらサイズの手帳を使っています。昨年は黒、今年は赤、来年は黄緑です。黒はたびたび行方不明になりましたが、赤は一度もそういうことはありませんでした。はて、黄緑は……?

                

           今年の10月から記入できるので、今日から使い始めました

大判のノート形式のものを好んで使っていたときもありましたし、システム手帳の類のときもありました。でも、ホームページを立ち上げてからは、手帳に書き込むことは予定だけになり、小さくてシンプルなもので、じゅうぶん間に合うようになりました。
  
10月30日(月)「打ち合わせ」

★打ち合わせを2件。といっても1件は友人宅で、来年1月に行く旅行プランを聞きました。友人は、安くてお値打ちの旅行を見つけるのが得意で、「こんなのがあるけれど行かない?」って声をかけてくれます。計算に強く、手続きなんかもテキパキしてくれるので、それにのっかって任せておけばいいのがうれしいです。そのかわり旅行中は、わたしの出番です。ちょっと変わったアンテナとフットワークで、「珍しいお楽しみやうれしいハプニング」をつぎつぎ体験。今まで、安いツアー旅行を数倍満喫してきました。といってもずっこけることも多く、例えば、蘇州で朝食前にホテルから抜け出して、くずれかけた塀にそって細い路地を探索した時は、道に迷って、ホテルどころかもう日本に帰れないかもしれないとさえ思いました。でも、思い出に残っているのは、そのとき垣間見た蘇州の町や人の様子です。広場でそれぞれに始る太極拳、七輪を一台家の前に出しだけで営業開始の揚げパン屋。言葉がわからなくても揚げパンを買って試食もしました。いばりきった先生と紅衛兵のような服装の小学生の校門でのあいさつ。家の入り口に貼り付けたキョンシーの赤いお札の前で写真を撮ったり、薄暗い家の中をのぞいたり、長い溝だけの開けっ放しの公衆トイレに驚いたり、ごみや糞尿の浮いた川面に蘇州夜曲との落差を感じたり、時代を経た屋根瓦の趣にみとれたり、通勤の自転車の波におたおたしたり……)。おとなしくホテルで時間待ちをしていたら遭遇しなかった珍しいことばかり体験しました。香港でも韓国でも、いろいろありましたねえ。

★絵のラフが出来上がってきたので、編集さんと絵本の打ち合わせをしました。絵本は全く初めてなのですが、最初のころは、部分的に理解してもらえない個所があったりしましたが、それもわかってもらうことができました。今回、ラフ画を見て、イメージが膨らむ部分もたくさんあって、当たり前のことながら、絵本の物語というのは、作家だけではなく、画家さんと編集さんとの共同作業だとつくづく思いました。今日の打ち合わせで編集さんに、「ますますよくなっていきます。うれしいです。メッセージ感の強い長く人に読んでもらえるいい絵本になるでしょう」と、何回も言っていただいただきました。その言葉をはげみに、これから絵にそって文を書きなおします。絵が出来上がる11月末には、画家さんが絵を持って東京から出てこられるそうです。本のタイトルと画家さんの名前を書いていいのか確認をし忘れました。そのことは、いずれまた。絵本は、来年の1月に刊行予定です。

10月29日(日)「あんまりだよ、チッチ」

★猫のチッチは、紙をやぶるのが大好きです。大切な資料にかぎって爪で引っかいてぼろぼろにするので気をつけてよけていたのですが、あーあー、またやってくれました。今朝の毎日新聞の紙面に、先日、豊中の大池小学校で行われた「読み聞かせのシンポジューム」の記事が載ったのですが、なんと、まあ、わたしの顔がひっかかれていました。「歯は欠けているし、青あざは残っているし」って、ぼやいていたのを聞いていたからでしょうか。

                 
                「フン! ママって呼んでも返事をしないからだわ」

それにしても、どんぴしゃと顔だなんて……。つきすぎですよね、HALさん、うさこさん(内輪の話ですみませんが、今、「ついてる」ソングで教室の仲間は盛り上がっているのです)。気がついたのが夜の11時。新聞販売店の自動販売機は売り切れていましたが、ローソンに残っていました。講演内容については、「想像力を育む魔法の呪文」でしたが、要約が載っています。その後、話に展開があったのですが、紙面の都合上カットされています。それはしかたがありません。了解した上のことです。

★ハッピーハウスのゲラをチェックして、少し書き足した部分とともに、出版社に送りました。別の出版社の編集さんから携帯に電話があったのですが、わたしの声がつぶれているので、「沢田さんですよね?」と確認されてしまいました。散在ガ池の河童とお知り合いの作家さんから、秘伝の妙薬を教えていただきました。咳の功名。いただいたメールに、ちょっとわくわくしています。ありがとうございます。

10月28日(土)「ハッピーハウスの感謝祭」

★今日と明日は、能勢の山奥にある動物の孤児院「ハッピーハウスの感謝祭」です。取材をかねて行ってきました。猫や犬の好きな人たちがいろいろなイベントを楽しんでいました。揚げパンや焼きそばフランクフルトの屋台も出てきました。

                 
                 山の秋は早い。趣味はなんたって、ひなたぼっこ

                    
           ハッピーの猫たちは毛艶もよく、大きい。人恋しいのか、すりよってくる

                
         ジャンプ競技で何度も優勝しているムコスタくん。この子のエピソードは新刊に

     
    地域猫討論会。どの方の姿勢もすばらしい     ノラ猫にハッピーハウスからフードの応援

ひとりで地域のノラ猫を守りつづけてきたAさん。20匹もいたノラ猫が2匹に減ったそうです。「避妊して、えさはやってください。ノラ猫の寿命は平均5〜6年です。えさをやらずに追っ払っても、どんどん増えるだけです」とAさんは、繰り返し言っていました。地域でカンパをして避妊させているBさんは、地域猫を認めてもらうために趣旨を書いたチラシを全戸にポスティングした上で、一軒一軒説得して歩いたそうです。避妊した猫の耳には、ピアスをつけているそうです。Bさんも避妊させた上で、やはりえさはやっています。これから地域猫対策に取り組もうとしている人、学校で立ち上げようとしている人。新しい町、古い町、立場はいろいろですが、地道な努力が実って、少しずつ輪が広がっていきますように。朝日新聞の記者さんが取材に来られていました。9月24日、「命の重さはみな同じ」の本といっしょに、ハッピーハウスのことを記事に書いてくださったのですが、反響は大きかったそうで、募金を申し込みがたくさんあったそうです。募金と善意に支えられて、450頭の命がつながれています。
            
                
               ゴルファーの杉原プロも応援にかけつけていました

                
                  べんけいも元気でいましたよ、ふみちゃん

ふみちゃん、まりちゃん、みなちゃんたち七人の子どもたちの、ハッピーハウスでの一泊ボランティア体験が12月に本になります。

★遅まきながら、誕生祝に家族が焼肉を食べに連れてくれました。片道2時間半の能勢行きの疲れからか、生ビール一杯で、ばたんきゅうでした。そうそう、朝の電車で沢口靖子さんのお母さんといっしょになり、おしゃべりに花が咲きました。靖子さんは、名古屋での公演に向けて、猛稽古中だそうです。

10月27日(金)「カリカリじゃこ」

★ちりめんじゃこをたっぷりのオリーブ油でカリカリに炒って、醤油でジュンと味付けしておきます。これは、ごはんにふりかけても、納豆にいれても、梅干で合えて青じそで巻いてもおいしいのですが、今日はおやつに、焼いたフランスパンの上に載せてみました。香ばしくって、ちょっといけます。若者や子ども向けには、上からマヨネーズを波のように絞って、余熱の残ったトースターにいれると、とろけたチーズのようで更においしいです。

                
                        パンもカリカリ

カリカリじゃこをサンチェと山芋の短冊と合えました。居酒屋でも、カリカリじゃこを入れたサラダがメニューにあります。

                

夕飯は、上のサラダプラス、レンコンのきんぴら。常夜鍋(向田邦子さんの料理の本で見て以来、わが家の定番になったほうれん草と豚肉だけの鍋です。昆布だしにたっぷりのお酒を入れるのがポイントで、あとは洗ったほうれん草をざくざく切っておくだけの手間いらず)。それにしても、今の時期のほうれん草って、頼りないぐらいに柔らかくって、甘いです。余れば明日の朝使えばいいと、かなり多めに買ったほうれん草がぺろりでした。

★原稿に手を入れました。ゲラ構成もしました。咳のため体力消耗はかなりのものです。電話での応対では、失礼千万、お許しください。

10月26日(木)『童話教室の日」

★童話教室の日でした。今日の合評作品の結末について、「別のパターン考えてきました」といって、ビーナスさんがプリントをみんなに配りました。うさこさんの応募作品、うまく直せていました。1つの公募に対して3作品も書いてきたのは、HALさん。それぞれのチャレンジがうれしいです。短編作品なら、そこそこのものが書けるようになりました。でも、だからといって公募の網にかかるかといえば、難しいかもしれません。

いつもいうように、テーマが明確・新しい(新しくなくても切り口が斬新)、一枚目から物語が始っている、起承転結の他におまけに1つがある(このおまけについては、教室の皆さんはよくわかっていると思います)、公募の趣旨に合っているなどなど、公募のハードルは高いです。そんなことを中心に合評しました。それらをクリアーしたからといって入選するかといえば、意外に、(なんでこれが?)と思う作品が大賞をとっていたりすることがあります。賞に入るには、「運」も味方につけなければなりません。努力したあとは、ついているか、いないかです。何度もそう感じてきました。それで、今日はみんなに、松尾さんの「ついている」CDをプレゼントしました(23日の日記で紹介しました)。これを聴きながら、自分に暗示をかけてください。どうせだめだからなんて思いながら出した作品が人に感動を与えるとは思われません。自分を信じ、自分の書いた作品を信じてやりましょう。

★仕事がたまってきました。咳込みが激しいせいか、どっと疲れてしまいました。ワインを飲んだら、眠くなってしまいました。ここでがんばっても効率が悪いので、とりあえず寝ます。


10月25日(水)「感謝」

★ベネッセから書類が届きました。著作物の使用依頼でした。「おじいちゃんとぼくのがんこ合戦」(汐文社)の中の一文を国語の問題に使いたいということなのですが、この依頼は、確かこれで3回目です。そのたびに子どもたちが一部分とはいえ、「おじいちゃんとぼくのがんこ合戦」をじっくり読んでくれるわけで、それだけでもうれしいのに、更に、先方の規定に合った使用料をいただけるのは濡れ手に粟というか、なんだか申し訳ないような気がします。「おじいちゃんとぼくのがんこ合戦」は、新潟県課題図書・長崎県テーマブック・茨城県推奨図書・北海道冬休み推薦図書にもなり、毎日新聞読書感想画コンクールで五年生の男子がサントリー奨励賞を受賞したこともあります。がんばってくれた本に感謝します。

★友人が連れていってくれたおもしろいカフェをご紹介します。2階が「いろは」という介護ステーションで、その下がレトロなカフェ「ほへと」になっています。カフェの店内は、大正から昭和初期のポスターが張られていたり赤い円柱のポストやビクターの蓄音機があったりで、懐かしい雰囲気になっています。老人ホームからやってきた車椅子のお年寄りが、職員さんとお茶タイムを楽しんでいらっしゃいました。ここで青春時代の思い出を語り合う、それっていいかもしれませんね。夜の居酒屋メニューもいろいろあるようです。場所は、原山台ラウンドワン裏とマッチに書いてあります。


           
               マッチの表裏(どっちが表でどっちが裏?)


★夜、取材先に確認の電話をしました。声が枯れているのと咳が出るので、「沢田さんではないみたいですね」といわれてしまいました。「正真正銘の本人です。合言葉を決めておけばよかったですね」と笑い合ったのですが、かなり聞き苦しいことだったと思います。申し訳ありませんでした。おかげさまで第1章はクリアーできそうです。

10月24日(火)「バースデーケーキ?」

★北川チハルさんの新刊「うちゅういちのタコさんた」(国土社)を、仲間の本でご紹介しました。たこやきツリーに、早速チャレンジ。

                
                  あーあー、あかんがな。へしゃげてしもた

ツリーにするのは、技がいる……。そや、冷めてから積み上げたらうまくいくかも。わくわく、どきどき。今日のわたしのとって、これはツリーではなく、バースデーケーキ♪

★12月に出版予定の単行本のゲラが届きました。まだ、カット写真も入っていません。内容についての訂正はほとんどなく、誤字や脱字、言い回しを変える程度なのですが、問題は、タイトル変更の指示がでていることです。仲間うちでわたしは、タイトルをつけるのがうまいといわれています。これは、あくまで仲間内の評価であって、商品として世に出るには、出版社の意向も汲み取らなければなりません。いったん引っかかると、なかなか決まらないものです。はて、さて……。しばらくの間、何をしていても頭のすみから離れないでしょうね、タイトルのことが。

★別の出版社で眠っていた原稿が、やっと出版に向けて動き出しました。今日、いわゆる「赤」が入ってその一部分が戻ってきました。びっしり書き込まれています。こちらは、かなり大変なことになりそうです。ノンフィクションは勝手に創作することはできません。あくまで真実に沿って書かなければならないので、取材のし直しをしなければならないことになる可能性もありです。えらいこっちゃと思いつつ、あれこれ予定を書き込んだスケジュール帳をにらみつけています。

★ここ数日、咳、咳、咳で、腹筋や背筋、首筋まで痛いです。恒例行事というか、毎年秋から冬に変わる頃と、春が終わり、夏に入る頃はいけません。咳き込みがはげしく続きます。病院に行くべきなのかもしれませんが、自然治癒力を信じています。いつかはそんなことを言っていられなくなる時がくると思いますが、ありがたいことにまだ、だいじょうぶです。……と思います。

10月23日(月)「つきを呼ぶCD」

★「ついてる」は、幸運を呼ぶ奇跡の言霊だそうです。シンセサイザー奏者の松尾泰伸泰さんの作曲・歌によるCDは、そんな思いが込められています。お守りになるお札もついています。立派なケースに入っています。めげている友だちを励ますプレゼントに最適です。え、うそお、一枚300ですって? 申し込みは、松尾さんのサイトのショップコーナーからできます。個人的に知っている方は、わたしに申し込んでくださってもオーケーです。

              
             「聴いて」「歌って」「踊って」つきをよんでほしいそうです
 

★気のあった友人たちが集まって、誕生会をしてくれました。有機栽培の食材を使ったフレンチレストランでのランチは、おすすめのお店だけあって、すてきにおいしかったです。リピーターになりたいお店でした。おいしいワインでおしゃべりも弾みました。幸せでした。

               
        「お花はいらないからね」なんていっていたのですが、やっぱりうれしい♪ 

63歳になりますが、30代に戻してあげるといわれてもお断りします。今が、大いに気に入っています。この先、「今がいちばん」といえる70歳をとりあえず目指していきます。それから先は、70歳になってから(なれればの話ですが)考えます。渋い日も苦い日も、「日々是好日だ」と思うように生きていこうと思います。今日、いっしょに祝ってくれた年下の友人に、3年前わたしはこういったそうです。「いくつに見える?」って。3年前のわたしには、実年齢より若く見えているという自負があったのでしょう。今は、全くの自然体です。

10月22日(日)「ふるまい料理」

★防災訓練がありました。うちの班からも班長さんの他にもう一人出なければならないということで、お呼びがかかりました。何が行われるかわけがわからないまま、地域の中学校まで行きました。充実した内容の訓練で驚きましたが、それもそのはず南地区全体の訓練でした。

    
     はしご車を含めて消防車が4台も         他校区からも大勢の人たちが来ていて驚きました

    
    毛布と竹ざおで担架を作り、けが人を運搬      関東大震災から新潟地震まで、揺れを体感

    
     豚汁とアルファ米のごはんは600人分!     給水車から専用のビニール袋に水を入れてもらう

忘れたころにやってくる災害に対して我が家はガレージに水を置いているだけです。いっしょに訓練を受けた友人は、スニーカーを寝室の壁にかけているといっていました。そういう個人の心がけも大切ですが、緊急のときに地域でどう動くのか、それを体験できたことは、大きな安心につながったと思います。炊き出しもおいしかったです。笑顔もうれしかったです。それにしても準備大変だったことと思います。もしものときは、わたしもボランティアの中に入っていることでしょう。

さて、わたしの今日一番の収穫は、
災害時の伝言ダイアルを知ったことです。たとえ電話局が崩壊しても、このシステムは起動しています。自宅に電話をかける前に「171」を押すだけでいいのです。するとガイダンスが始ります。その指示に従えば録音できます。例えば、「今、中学校に避難しています。元気です」と吹き込んで置けば、家族のだれかが家に電話をして、そのメッセージを聞くことができます。家族の安否。災害時は、これが一番気になることではないでしょうか。


「劇団犯罪友の会」というぶっそうな名まえの演劇集団があります。その公演を難波宮跡に観にいったのは、サンキュウさんが、かってこの劇団の女優さんだというつながりがあったからです。丸太300本を組んで作った小屋は、開放感がなんとも心地よかったです。夜空の雲の流れも、舞台装置の一部です。


             
                       テントの入り口あたり

             
   芝居が始る前に、サンキュウさんの顔で役者さんといっしょにまかないごはんをいただきました

演目の「かしげ傘」は、傘をモチーフに、物語が展開していきました。家事で炎が出たときは、驚きました。顔まで熱かったです。役者さんに合わせてシナリオを書いていらっしゃるそうですが、作・演出の武田一度さんは、このところ恋愛物が続いたので、次回は時代劇を、と思っていらっしゃるようです。と、なると、あの女優さんは、はたまたあの男優さんはどんな役で登場するのでしょうか。サンキュウさんが再び舞台に上がる日を待ちながら、この劇団の追っかけをしてみるのもおもしろいかもと思いました。
            
              
           芝居が跳ねた後は、うちあげ。モツ煮込みがめちゃおいしい
           中央後ろが武田さん。その前で給仕しているのが奥さん。
           右の赤いコートがサンキュウさん。

それにしても今日は昼間の避難訓練の炊き出しといい、夜の劇団のまかないといい、打上げのモツ料理といい、振る舞い料理に恵まれた日でした。

              
          芝居小屋のそばの丸太で作った飲みどころも大繁盛でした
               

10月21日(土)「点字新聞」

★「命の重さはみな同じ」(学研)の本を、とても詳しく紹介してくれているサイトがありました。ありがたいことと思いつつよく見ると、学研さんのページでした。なっとく。

★点字毎日が届きました。「うまぼしばあばのおべんとう」の連載が始るにあたり、送ってくださったものです。A4サイズで本のように綴じてあります。60ページすべて中は真っ白、点字で埋まっています。当たり前といえば当たり前なのでしょうが、点字を打ち込むという作業のたいへんさを思い、押し頂きました。点字毎日の活字版というのもあります。サイズはB4(たぶん)で、活字の大きさがずいぶん違います。

点字毎日 
   表紙(右)と裏表紙(左)                紙面
     
                      
点字毎日活字版  
          
           左が毎日新聞 右が点字毎日活字版。活字が大きくて目に優しいです

「点字毎日」は、1922年5月11日創刊。新聞社が発行する世界で唯一の点字による週刊新聞だそうで、点字版も活字版も、創刊号から現在に至るまで制作製本は大阪本社のみで行われているそうです。音声版もあることを活字版を読んで知りました。これは、点字毎日に記事2週間分を一枚のCDに収録(約180分)されているもので、年25回発行とありました

10月19日(木)「感謝」

★今日はおもしろクラシック講座の日でした。わたしはこのところなかなか参加できないでいますが、クラシックにまつわるエピソードを聞いたあとで耳を傾ける名曲は、身近に感じられます。講師の新山さんのおしゃべりと、良質のスピーカーで聞くクラシックが楽しみだと評判が高い行事です。ご本人のご了解を得て、今日のレジュメを添付しました。「もっと光を……」といったエピソードは知っていますが、そうだったんだ、ベートーベンは重なる不幸に自殺をしようとしていたんだ。でも、踏みとどまった。それは、なぜ……。そして生まれた名曲の数々。今日の新山節も冴えたことでしょう。




★非通知で電話がかかっていました。本来、非通知の電話は取らないようにしているのですが、新聞社からかかってくる電話が非通知なので、受話器をあげました。女声は駅前の銀行名を名乗り、「普通口座のお金を少し利子の高い投資信託に切り替えませんか」といいました。即、お断りしたので問題はないのですが、こういう勧誘の電話を非通知でかけさせる銀行の指導がなってないと思いました。本当に銀行からかかってきたのか疑ってしまいます。もしかしたら、新種のさぎだったのかも……。

★ふたりの友人から、それぞれさつまいもと黒豆の枝豆が届きました。農作物をいただくたびに、土を耕し実るまでの労を思い、感謝せずにはいられません。

              

★エッセイの依頼がありました。簡単なようで難しいテーマです。締め切りが12月半ばなのでなんとかがんばってみるつもりです。うれしいメールがありました。今度こそ……と祈る思いです。うれしい電話もありました。「沢田さんといっしょにこんな本が作りたい」って。その夢、乗りますっ♪

10月18日(水)「ほっ♪」

★届くはずのゲラがなかなか届かないので、編集さんに確認メールを打ちました。13日のことです。いつもは打てば響く感じでお返事があるのですが、昨日の時点で音沙汰がありません。(出張なのかな……)が、(もしかして病気なのかも)に変わり、次は(事情があって没になったのかも)とさえ思えてきました。不安な気持ちは他のことにも影響するので、18日の早朝、再度メールを打ちました。と、なんと、こういうお返事が来ました。「最近、迷惑メールが激増していたので、自動的にフォルダを振り分けるようにしたのですが、なぜか削除メールフォルダに沢田さんのメールが・・・申し訳ありません」。自動的に? まあそれは深く考えないことにして、わたしは自分の送ったメールの件名を見て、それもしかたがないかなと思いました。「心待ちにしています」でした。この手の迷惑メールって多いです。件名だけ見ていたら、わたしだって消してしまうでしょう。その後は、いつものように打てば響くのやり取りで、ゲラは来週頭に届く予定で、12月10日ごろには、すべての作業が終わっているということがわかりました。ほっとしました。

★本日の簡単メニュー。

@なんたっておすすめは、昨日届いた北海道のじゃがいもで作ったマッシュポテト。玉ねぎのみじん切りを漬けたドレッシング付けで和えました。
               
A豚のスペアリブ。塩コショウをしてフライパンでじっくり焼いて、煮込むだけ。味付けは砂糖と醤油。茹でたブロッコリーを添え忘れました。
               
B健康白和え。あれやこれやの10品目。刻んだり茹でたりしておいた具材を和えるだけ。味付けは味噌・みりん・ごま。
               
松前漬けとチャンジャで、今晩も安ワインを。

10月17日(火)「甘口童話?」

★心斎橋で合評会がありました。幼児童話の連作を出していたのですが、幼児向けの童話、特に生活童話を書くのはとても難しいとつくづく思いました。幼児は、クマが同じ食卓に座ってスープを飲んでいても、すんなり受け入れることができます。三輪車が口を利いても、おばけが友だちでも、木が歩き出してもおかしいとは思わないでしょう。むしろ身近に感じ喜んでくれます。そういう意味では、幼児にはメルヘンが向いているのかもしれません。純粋な生活童話の場合、幼児の視点に降りてしまうと、見えるものが限られてきます。いえいえ、そう思っているのはおとなの偏見で、大人と同じ世界で生きている幼児は、自分の知らないことをもっと知りたがっているのかもしれません。うーん、難しいところです。幼児に、おとな向けのカレーは辛くて食べさせることはできません。だからといって他のメニューでは承知しないでしょう。みんなと同じにカレーがいいとだだをこねるに違いありません。そこで登場するのが甘口カレーです。簡単なことです。だけど、童話の場合、甘口とは、一体なんなのでしょうか。いずれにしても、幼児童話は読み聞かせしながら、幼児とのやりとりを楽しむことも大切だと思います。

★掘りたてのじゃがいもが、和馬くんのパパから届きました。土つきのままです。

              

昨年もいただいたのですが、ほこほこしていておいしかったんです。じゃがいもほど便利で使い勝手のいい食材はありません。楽しみです。

10月16日(月)「実話二本」

★朝の一品。サラダ感覚の即席漬けです。ただ刻んでまぜるだけ。これで10品目はあります。

             

野菜はなんでもいいのです。きゅうり・なす・二十日大根(赤)・キャベツなどは小口切りにして、塩もみします。おくらだけは軽く塩ゆでして小口切りに。決め手は青じそかみょうが。これがあるのとないのとでは風味が格段に違います。ここに酢醤油にまぶしたちりめんじゃこ、それにかつおぶし・ごまを入れてまぜます。朝ごはんのメニューは、いくらのしょうゆ漬け・アジの干物・油焼きしたなす(昨夜のお残り)の赤だし。

★重い映画を2本続けて観ることにためらいがありましたが、時間的にちょうどよかったので思い切って観ました。「ブラック・ダリア」と「ワールド・トレードセンター」です。最初に観た「ブラック・ダリア」は、ブラック・ダリアと呼ばれていた女優のたまごが切断死体で発見されるというセンセーショナルな実話に基づいたものだそうですが、予告編ではそれのみが先行していて、まどわされてしまいました。15歳の頃、まだ少女だった妹が同じように殺された刑事の執拗なまでの犯人探しと裏の世界のつながり、相棒の若い刑事の葛藤が深く描かれていました。意外な犯人に驚かされましたが、みんな特異な一族でした。

「ワールド・トレード・センター」
。その日、ニューヨークの朝はとても清々しく、多くの人々が、マンハッタンのそれぞれの仕事場に向かっています。これから起こるであろう悲惨な人為的な出来事を思うと、静かに流れる映像を観ているだけで涙があふれてきます。何が起こったのかわからないまま貿易センタービルの中に救助に入った警察官たちが瓦礫の下敷きになり救出されるまでの物語なのですが、命が尽きるかもしれない不安と激しい痛みに耐えながらも、自分のことよりも共に瓦礫の下敷きになった仲間を気遣い、尊敬し合い、家族のことに思いを馳せることができる人間の素晴らしさに感動しました。また、多くの救助隊が引き上げていく中、生存者が居ないかと瓦礫の中を探しまわる二人の海兵隊員の姿が、わたしには神に見えました。ネヴァー・ギブアップ。どんなときでもあきらめないこと。いざという時に危険を顧みず助け合うことができる、それが人間なんだと心が洗われました。9・11で多くの命が失われ、それはもう取り返すことができません。そんな中、生還した命は希望の光となって、これからも多くの人々をはげまし続けるにちがいないと思います。これも実話だそうです。   
 

10月15日(日)「筆発見」

★久々に休日という気分がする日でした。昼間からワインを飲んで、一日中だらだら食べていました。数か月前に次女が、「これ、安いけれどおいしいよ」と、カンガルーマークのワインを教えてくれたのがきっかけで、このところ、千円未満の安い赤ワインにはまっています。昨日もあれこれ4本買いました。そして気がついたことがあります。一口飲んでうん?と首をかしげるワインでも、食べる物と合うと、けっこうグレードアップするんですね。赤ワインって秋刀魚にも合うんだよなど話ながら、いろいろなものをあてに、昨夜から3本が空になりました。安いながらもチリ産とフランス産、イタリア産では味が違うこともわかります。レストランで飲むワインは確かにおいしいのですが、けっこうなお値段がします。1本千円未満ならフランス人のように水代わりに飲むことができるし、気に入らなければお料理用にまわして次のボトルをあければいいのですから気が楽です。それで、血の流れがキレイになるなら申し分の無いことです。

★「いつでもいいです。書き直したら見せてください」と出版社からいわれた作品は、「没」に準じるものだと思っています。陽の目をみせてやるには、大きく書き直さなければなりません。そんな作品がパソコンの中にいくつかあります。待っているゲラが遅れているので、そのうちの一作にかかろうと思って読み直しました。しばらく放ってあったので、いろいろなことが目につきます。これでは、あかんわと思いつつも、けっこう面白く読みました。はて、どうするべえ……。考えているうちに、ワインのせいで孫より早く眠ってしまいました。いえ、ワインのせいばかりではありません。最近は眠くて、眠くて、日記を翌朝早く起きて書いているような状態です。

★紛失していたサイン用の筆が見つかりました。なんと、靴下ばかり入っている引き出しの中から。

                
                   この引き出しの下段から出てきました

悪筆のわたしはサインは苦手なのですが、やむを得ずしなければならないときがあります。そのときにこの筆があると助かります。見失ってから似たような別の絵筆を数本買いましたが、この筆のようにはいきません。ひとまず、(ほっ)です。

10月14日(土)「タイムスリップ」

★難波の高島屋の屋上に行ったことがありますか? まあ驚きでした。昭和30年代がここにありました。100円を入れて動く馬から流れてくるメロディは、わたしたちの世代ならおなじみの、

    ♪ 金のおくらに銀の鈴
      夢のお馬車はしゃんしゃんと
      かわいい姫さま王子さまを
      乗せてぱかぱかどこへいく

だし、ロボットからは、

    ♪ ウルトラの母がいて ウルトラの父がいる
      そして太郎がここにいる……

というものでした。いかにも古い。しかも100円を入れても動かないものや(係りの人が一人いて、呼べばきてくれる)、アクセルを踏むと動き出す豆自動車は、ガタガタだったり、うしろから押さないと動きはじめなかったり、他にあるのは、コインを入れると同じ場所で単純な連れをする乗り物ばかり。時代の先端を行く階下から取り残された感じが、まるでタイムスリップしたようでした。それでも孫は大喜びで、しばらく遊んでいました。降りようとしたら、屋上の反対側の方に、汽車のようなものが見えました。行ってみると、ここにはアンパンマンの乗り物やゲームもありましたが、それにしても、大阪のど真ん中にあるデパートの屋上とも思われないものばかりです。といいながら、次々乗りたがる孫のリクエストに応えていたら、1000円以上使ってしまいました。けっこう子連れの人たちがいたので、これはこれでなりたっているのだと思いました。それにしても、階下のおもちゃ売り場で、「乗らないでください」と書かれていたジープや車がおいてあれば、もっといいのに。

★本日のおすすめの一品は、しじみのにんにく炒めです。

               

スライスしたにんにくをオリーブ油で炒め、しじみを入れて焼酎をかけ、ふたをします。貝の口が開いたら、作り置きのにんにく醤油で味付け。チンゲン菜を入れて、火を止めます。お酒のあてになかなか、です。あてといえば、韓国のチャンジャを売っているおいしい店、見つけました。これをごはんの上にのせて韓国海苔で包むと、おかわりをしたくなります。2杯目は、たくわんと青ジソの細切りを混ぜたものをごはんにのせ海苔で巻くと、これがまたおいしいのです。更におかわりしたいところをこらえます。加島屋の鮭の粕漬けとかぼちゃの煮つけもおいしかったです。

★Z-KAIから「エブリスタディ」という小4向けの問題集が届きました。何だろう……? 国語のてんさく問題に、「行こうぜ、サーカス」(汐文社)の文が、引用されていました。そういえば使用許可願いにサインをした覚えがあります。書き手のわたしが無意識に書いた主人公の行動から、深層心理を追求して、きっちり問題になっています。このシーンで、こういう問題ができるのかと、新鮮でした。

10月13日(金)「男女差」

★パジャマのボタンを、どうにかひとりでとめられるようになったまごですが、今朝は、体操服のボタンをとめるのに手間取っていました。あら、まあ、意外なことを発見。体操服は男女兼用ということなのでしょうか、ボタンと穴の位置が反対。いわゆる男止めなのです。これでは、うまくとめられないよね。(ふーん、こんなところに男性優先社会の名残というか片鱗が……)。体操服だけに、そんなたいそうなものではないのでしょうが、あれあれと思いました。それにしても、この男止めと女止め煮違いは、どういう理由があってこうなったのでしょうか。着物の打ち合わせの違いからの延長なのでしょうか。では、外国ではどうなのでしょう。男性と女性ではボタンと穴の位置は逆なのでしょうか。

★秋の満載のすてきな絵葉書が届きました。東京は代々木上原駅近くにある「うつわや」さんの「25周年記念ロングセラーの器展」の案内です。

                
                   たくさんの作家さんの作品が出品されます

うつわやさんから出版された「うつわや料理帖」については、8日の日記、または「仲間の本」に書きましたのでご参考に。

     

★何か月ぶりに、googleで沢田俊子を検索して、いろいろな情報を得ました。「盲導犬不合格物語」が長野県福祉協議会の推薦図書になっていたことをはじめ、多くの書店・学校・自治体・図書館・本が好きな個人のサイトなどがわたしの本の推薦文を書いてくださっていたり、ぜひ読んでみてと紹介してくださっていたり……。感謝するばかりです。毎日放送の
関岡香アナウンサーのサイトに、10月7日のシンポジュームことが記されていました。

10月12日(木)「80枚と2枚」

★童話講座の日でしたが、所用のため朝のうちに大阪まで出かけました。重いかばんを肩に、人と人との間をすり抜けながら、時間とおいかけっこ。講座が始る1時間前のミーティングに、ぎりぎり戻れました。

今日は、前もって読んでいた80枚作品とその場で読んだ2枚作品を合評しました。80枚は、いかに物語をふくらませていくか、2枚はいかにそぎ落としていくか、です。

80枚作品の作者は、物語をふくらませる方法の1つとして、つぎつぎに登場人物を登場させているのですが、どの人物もなかなか味のあるキャラクターで、その役どころを、うまく書き分けてありました。ただ、主人公の年齢に不似合いな場面描写や人物もいること、リアリティの問題などでチェックが入りました。それらの問題をクリアーした上で、プラス、ラストを工夫すれば、エンタテイメントとして、なかなかおもしろい作品になると思いました。「絵地図」、いいですね。これを更に、うまく使いましょう。

2枚作品は、3枚をやっと2枚半に削り、それ以上はどうにもならないということでした。自分の書いた文は愛おしくて、なかなか削れないものです。が、ショートストーリーは、だらだらしたセリフや説明はタブーです。テンポとアイディアが勝負です(アイディアはありました。ダンボールの使い方、おじょうずです)。それに、気の利いたフレーズもほしいです(これを考えました。例えば書き出し)。読後は「余韻」、または「落ち」でも「意外性」でもいいです、これがほしいです(例えば……)。あれこれ考えた結果、うーん、最高。心ほろり……です。テンポ(リズム感)は、声を出して読めばわかります。

10月11日(水)「来客?」

★小学校のクラブ支援の日でした。子どもたちは、車椅子の介助をするときの注意を聞いた後、交代で乗ったり押したりしました。クラブ支援を始めて9年目に入った今年の4月から、ボランティアクラブの指導は、うさこさんにバトンタッチしました。今日の指導もなかなか堂にいったものでした。詳しくは、うさこさんの日記をごらんください。

★お昼頃、「ピンポーン」という音が聞こえた気がして、あわてて表にとびだしました。だれもいません。インタホーンのそばの壁には、カマキリがいました。まさかと思ったのですが、聞いてみました。「あんたが鳴らしたの、インタホーン?」。カマキリは両手のカマを高く振り上げました。イエスかノーか、どっちにも受け取れました。

                  

夕方、カマキリがいた壁の上の方をみたら、たまごが産みつけてありました。昼間のインタホーンはやっぱり……。「春まで、うちの子どもたちをよろしくね」のあいさつだったかもしれません。 つばめが巣を作ればいいことがあるといわれてはいますが、カマキリは?

                  
        ふつうカマキリのたまごって、木の枝などに産みつけるのよね。壁って珍しいのでは?


★絵本の主人公のイメージ画が届きました。3枚、しかもまだ試行錯誤の段階だそうですが、物語にあったいい感じの絵です。オーソドックスなおちついた絵本になると思います。楽しみです。

10月10日(火)「ゴマの葉巻き」

「レディ・イン・ザ・ウォーター」を観ました。ホラー系だと思ってパスするつもりでしたが、これが、何とファンタジーを信じる大人たちの物語でした。マンションの住人たちがなかなか個性的で、その人たちが次々物語りの謎解きにかかわってくることになるのですが、物語の軸になる管理人がいいのです。悲しみの過去を封印して、住人のためにもくもくと働いている姿にいい人なんだなあと、心癒される思いがしました。だからこそウォーターレディが救いを求めにここに現れたのでしょう。暗い結末の映画の多い中、物語の上とはいえ、明るい未来を暗示しているのが、なんだかうれしいです。

「フラガール」も観ました。さびれていく炭鉱町に反対を押し切って常磐ハワイアンセンターをオープンされることになり、東京からフラダンスの講師平山まどかがやってきます。フラダンスを習う乙女たち(ひとりおばさんもいましたが)は、心の底から笑顔で踊れるようになるまでの物語なのですが、ひたむきさがよかったです。これは実話だそうで、ラストにフラダンスの講師の平山まどかは健在で、70歳を超えた今もなお、元気でハワイアンセンターでフラダンスを教えていると最後に字幕が出ました。

★テレビで、グルメコメンティターが、「この一品さえあれば、ごはんが何杯でも食べられる」というおかずを、紹介していました。そのうちの一品、「焼き豚バラのゴマの葉で包み」がおいしそうだったので作ってみました。ゴマの葉とチャンジャは韓国人のお店で買いました。

                
      他に大根のピリ辛煮(大根・人参・しいたけ・豚肉)・宮崎のお土産のかまぼこ・サラダ

ゴマの葉巻きも好評でしたが、「大根と人参を短冊切りにして、細切りのしいたけ豚肉といっしょにごま油で炒めて、砂糖少々と醤油で味付けしたわが家の定番料理」も、ごはんが進みます。唐辛子は、具材を入れる前に炒めておくとおいしいのですが、小さい子がいるので、煮上がってその分をよけてから、後で入れました。パインさんからいただいた宮崎県のかまぼこは、ささがきごぼうが入っているのといないのとの二種類がります。山芋がたっぷり入っているのでしょうか、歯ざわりがソフトで、魚の甘みがなんともおいしかったです。ベビーリーフのサラダに入れる大根ですが、まな板の上で切らずに、桂むきののようにくるくる大根を回しながら、薄い乱切りにします。歯ざわりがよくて、ドレッシングもよくからみおいしいです。これからの季節は大根がおいしいので、楽しみです。大根のドレッシングは、マヨネーズが合います。ワインビネガーでのばし、少々の醤油とごま油、砂糖で味付けします。

10月9日(月)「敬う心」

★この3冊のノートは、わたし、娘、まご親子三代、それぞれの保育園・幼稚園の出席ノートです。

              
                 左上がまご、真ん中がママ、右がわたし

こうして並べてみると、ちょっと感動します。娘とまごのノートは、日付けはカレンダーと同じ横並びで、押されているはんこも似ていますが、わたしのものは、縦になっています。紙の質は悪いですし、楽しいイラストなども入っていません。実質本位です。

               

昭和23年の幼稚園の出席簿「園のたより」の後ろには、「愛せよ・敬せよ・強く育てよ」とあります。そうなんですよね。今の世に欠けているのは、「敬せよ」(敬わせよ)ではないでしょうか。人を敬うことを忘れているから、いろいろな問題がおこっているような気がしました。わたしは教育勅語についてはよく知りません。が、後々聞いて、あやふやながら部分的に諳んじることができます。その中の、「……父母に孝、兄弟に友、夫婦相和し、朋友相信じ、己れを持って博愛衆に及ぼし……」は、今、最も見直さなければならない人間関係を諭されているように思います。

                       

また、その頃、国民の祭日は元旦・成人の日・春分の日・天皇誕生日・憲法記念日・子供の日・秋分の日・文化の日・勤労感謝の日の年9回だったんですね。小学校では、この他に創立記念日もお休みでしたが、いったん学校に行って紅白のおまんじゅうをもらって、すぐに帰ってきたことを覚えています。

「園のたより」ついては、「とんぼワールド」の「がらくた宝箱」の最後に載せました。よろしければ覗いてやってください。

10月8日(日)「器とお料理」

★母の祥月命日なので、墓参しました。そのあと近くの鳩居堂に寄って少し買い物をし、表に出たところで、ばったりヒロリンさんご夫妻にお会いしました。「なんとまあ!」と偶然をびっくりしつつもよろこんでいますと、「お母さんのご命日でしょ、お参りさせてもらいました」とおっしゃったので、さらにびっくりしました。わたしには今の家族以外に全く係累がないので、実家のお墓を訪れる人もほとんどありません。たまに花などが手向けてありますと、どなたがお参りしてくださったのかとうれしく、母の友人を思い巡らします。ヒロリンさんは、そんなわたしの気持ちを察してくださったのでしょう。ほんとうにありがたいことといつも思っています。生前、社交的だった母のことです、きっとよろこんでいることでしょう。

★「うつわや料理帖」という素敵な本が届きました。著者のあらかわゆきこさんは、大切な友人の妹さんです。友人の手紙にはこう書かれていました。「妹が、25年間ひとりで器のお店をやり続け、その間に数え切れないほどのお客さまとの交流があり、その中から生まれたほ本です……。後略」

    
  写真は、「なすの白ゴマ煮」と「皮のきんぴら」  他にも「ガラスの器」や「酒の器」、「変形の器などなど

           もくじ         ちょっと一品(9品)
                       おいしい主菜(12品)
                       くっきりサラダ(5品)
                       酒の友だち(6品)
                       ごちそうの後のごはんなど(6品)
                       手軽な漬けもの(4品)
                       「うつわ」の作り手たち
  
すてきな器に盛り付けられたお料理は、お店の常連さんから教わったそうです。簡単に作れそうな気の利いたお料理と器との融合は、さすがお見事です。お料理にまつわるエピソードもごちそうです。仲間の本でもご紹介しています。写真がとてもきれいです。いろいろな器を見ているだけでしあわせな気持ちになれます。ゆきこさんとは、お互いにまだ若い頃に、友人の結婚式で一回お目にかかったきりなのですが、その時は、友人とはまた違った顔立ちの美人だと思った記憶があるのですが、プロフィールの写真を見てびっくりしました。素敵に年を重ねてきた友人にそっくりなのです。

10月7日(土)「読み聞かせ」

★豊中市教職員組合・毎日新聞社主催の、第5回の「読み聞かせシンポジューム」が豊中私立大池小学校であり、講師に招いていただきました。

      


主催は、豊中市教職員組合と毎日新聞社なのですが、みなさんの子どもの読書に対しての思いの熱いこと。打ち合わせの段階から、感動しました。会場の体育館には、たくさんの方が来てくださっていました。まあ、それにしても、関岡香さん(毎日放送アナウンサー)の語りのすばらしいこと。ゆったりした語りでお話がグレードアップ。(これ、ほんまにわたしが書いたお話?)と思いながら聞きほれてしまいました。30回の連載を25分で語れるように、教職員組合の副執行委員長でもある泉丘小学校の佐渡先生が、ダイジェストにしてくださっていたのですが、それがよかったのかな。拡大されてカラーで映る塚本やすしさんの絵もよかったです。

               
                    関岡さん、とても美しい方でした

関岡さんは、プロのアナウンサーでありながら読み聞かせのボランティアもなさっているそうです。わたしは、「想像力を育てる魔法の呪文」と題してお話をさせていただきました。壇上から、「うめぼしばあばのおべんとう」を担当してくださった遠藤記者さんのお顔が見えるので、安心しながらしゃべることができました。シンポジウムでは、お三方のそれぞれの活動をお聞きしながら、昔のように、子どもが子どもらしく天真爛漫でいるのは難しい時代とはいえ、このように恵まれた環境で読書に親しみながら育っていく子どもたちは幸せだなあと、つくづく感じました。会場では、単行本の販売もしてくださって、わたしにとってもなにもかもに恵まれた集いでした。「とんがり森の魔女」の連載を担当してくださった石村記者さんも、創作ゼミのまさみさんも来てくださっていました。「今年の夏は、うめぼしばあばの連載があったので楽しかったです」といってくださった方もいらっしゃいました。うれしいです♪ 終了後、打上けに誘っていただいき、そこで主催者側のみなさんと親しく、さらに熱くお話ができて、とても楽しかったです。わたしを講師に招いてくださって、ほんとうにありがとうございました。

★今日は、まごの運動会だったのですが、お咳ができるので、夕べ小児科に行きました。打ち上げの最中に電話がかかってきて、「ばあば、だっこちてえ。ばあばがいいよお」って、泣かれてしまいました。「ばあばも、○たんがいいよお〜」

10月6日(金)「働く車」

★「あ、信号を整備している♪」。それにしても、残念、まごに見せてやりたかったです。小さい子どもはだれでもそうなのでしょうが、わが家のまごもご多分にもれず、働く車が大好きです。ごみブーブー、宅配便車、郵便配達車、救急車に消防自動車、パトカー、水まき車……。

                

先日も信号待ちで、競走馬を運んでいるトレーラーがわたしの前で停まりました。近くに競技場のある馬事公苑があるので、たぶんそこに運ばれていく馬が乗っていたのでしょう。孫がいっしょだったら、きっと後からついていって、馬を降ろすところをいっしょに見ただろうと思います。めったに無いチャンスだけに、とても残念でした。今日も同じ。「あかとまれ、あおいいよ」の信号におじさんがさわっているところを見せてやりたかったなあ……。

★栗ごはんを炊きました。今晩のメニューは、太刀魚の塩焼き、切り干し大根の煮物、ニラとキャベツの豚肉炒めでした。まずはひいばあちゃんとまご。次に次女。その次に長女。その次に夫。帰宅時間がばらばらなので食事タイムもばらばら。わたしはお昼にひいばあちゃんと食事に出かけてんぷらを食べた上、夕方冷蔵庫に残っていたケーキとシュークリームを食べたので、夕飯はパスしました。明日の講演に向けて草稿に精をしたためました。50分で足りるかなあ……。今からタイムを計ってみます。顔の青たんは、まだ治っていません。

10月5日(木)「日課」

★垣根越しに酔芙蓉がまだまだ花を咲かせています。何月頃から咲き始めたかは覚えていないのですが、毎日、次々とかなりの花をつけていました。咲いたばかりの花としぼんでしまった花を合わせると、今でも100近く咲いています。

          
           朝、白かった花が        ⇒          夕方、 薄桃色に

夜には桃色の花がしぼみ、朝にはまた別の白い花が咲きます。

★「児童文芸」10・11号は、「児童文学の中の笑い」がテーマです。わたしのエッセイ「ユーモアという糖衣錠」が載りました。校正が来ないので、まだまだ先だと思っていたのですが、協会でしてくださったようです。

★「ばあば、でたあ」と孫がトイレから叫ぶと馳せ参じることになっています。おまるに座ったまま、「うんち、みちぇたげへんもんねえ」と孫。お願いして、うんちを拝ませていただいて、賛美の言葉を。「まあ、りっぱなうんちをありがとうございます」。「いいえ、どういたちまちて」。夕方の日課です。

10月4日(水)「個人情報の穴」

★高齢者クラブの空き缶回収の日でした。空き缶を踏みつぶしながら思ったのですが、運動会に空き缶つぶし競争をするというのは、どうでしょうか。各家庭から持ち寄ったアルミ缶を、紅白2チームに分けて踏みつぶすのです。踏みつぶした空き缶を1つ残らず麻袋に入れ終わるまでが競争です。各学年毎に競い合います。量の多さは問題になりません。各学年で集めた量を二分の一にして、赤と白、どちらが早いか競い合えばいいのです。環境問題を取り込んだいい競争だと思うのですが。思いっきり踏んづけて気分もさっぱり。社会貢献をした上に、回収した空き缶は換金ができますので、花壇の花の苗、図書の本などを買ったり、もしくは、寄付などもできます。学校関係のみなさん、ご一考ください。

★「はちゃめちゃ大家族」(汐文社)は定価1365円ですが、絶版なのでもう手に入りません。いつかどこかで買えないかと調べてみたところ、なんとamazonのユーズドで、10800円でした。数字のうち間違いではと思って訂正されるチャンスを待っていました。今日、確認してみたら、3232円〜9800円でした。しかも表紙がなかったり、小さな傷があったりなのに。わたしの本でほかに絶版になったものもあるのですが、それは、ユーズドで400円で買えたりします。この差は何なんでしょう。需要と供給の関係なのでしょうか。「はちゃめちゃ大家族」がどれほど需要があるとは思えないのですが……。絶版になる前は、私立の有名幼稚園の園長さんが、「お母さんにぜひ読ませたい一冊です」といって、100冊のまとめ買いをしてくださったことがあるにはありましたが。

★出版社経由で、お子さんのお手紙が届きました。お返事くださということなので、こちらにまわってきたのですが、封筒に書かれた差出人はイニシアルで、住所と名前は、手紙の中に書かれていました。おもしろいのは、「個人情報なので、しんちょうにあつかっていただけますか」と子どもの筆跡で書かれていたことです。出版社さんも気を使わたのか、編集さんの名まえを記した出版社の封筒が返信用に同封されていました。その封筒に、お子さんが指示されていたように、手紙に書かれていたあて先を切り取り貼り付けました。

                
                     せっかくの手紙に穴があきました

なんとも不思議な時代になったものです。

10月3日(火)「映画の日」

★今日は映画の日と決めました。朝から連絡するべきところに電話をして、夫を駅に、ひいばあちゃんをベルランド病院に送った後、映画館に駆け込みました。というのも今週末から観たい映画が目白押しなので、今のうちにクリアーしておかないと観たくても観そこねる映画がありそうな気がするのです。60歳を過ぎると、いつでも1000円。しかも6本観ると、1回おまけなのがうれしいです。保育園に4時半にお迎えに行くまでに、うまく時間調整をすれば3本観られそうです。よーし、観るぞお♪ 3本も一ぺんに観て余韻もなにもないと思われるかもしれませんが、わたしは、大丈夫です。創作を3本かけもちで書いていても混乱しません。むしろその方が快調です。というわけで、「イルマーレ」と「涙そうそう」と「夜のピクニック」を観ました。

「イルマーレ」。彼と彼女の間には2年という時の隔たりがあるという大人の恋愛ファンタジーなのですが、つじつまの合わないところだらけ。もし仲間内で、この作品を合評したら指摘されることばかりですが、町の雰囲気と出演者の魅力で観させています。湖の上の家が素敵なのです。でもどう考えてもおかしいのは、彼の死という事実を2年前に遡って防ぐことです。2年後の現実はどうなるのでしょうか。いっしょに建築事務所を開くはずだった彼の弟は、兄の交通事故死を現実として受け止めているのにです。ファンタジーの世界を現実に持ち込むのは難しいことです。意外なことに、韓国映画のリメイクだそうです。タイトルの「イルマーレ」は、もともと湖に建っている家のことだたのに、今度のリメイクでは、ふたりが会う約束をしたレストランの名まえになっていました。

涙そうそう」。沖縄なまりの、ゆったりしたイントネーションにいやされます。妻夫木くんと長澤まさみちゃんの笑顔がすてきです。兄妹愛も胸を打ちます。沖縄のひとたちの暖かさも明るさもよく描かれています。でも、最後、死んで泣かせるのは、良くないです。ただのお涙ちょうだいになってしまいます。感動の涙で締めくくって欲しかったです。ここに出てくる屋上の、元物置小屋だったという住まいも素敵でした。家が、語りかけてきました。

夜のピクニック」。夕方から朝にかけて、80キロの道をひたすら歩くという高校の鍛錬行事をとりあげています。ドラマといっても、応援してくれる「ファンタジー」もなければ、「死」もありません。ただひたすらゴールに向かって歩くことしかないのですが、80キロは、すごいです。わたしも大阪の環状線を一周歩くというイベントに参加したことがあります。最後は、ふくははぎがこちこちになり、足の指に水泡ができました。あれで、何キロだったのか、たぶん80キロはなかったと思います。この環状線を歩くは、新しい発見があってかなりおもしろかったですが、映画の場合は、暗いいなかの道をひたすら歩くだけです。だれが一番早く着くか、そういう類のものでもないようです。テレビも受験勉強も、ゲームもコンビにも無い夜の道をひたすら友人と語りながら歩くだけです。主人公には、親友にもいえない心のわだかまりがあって、3年生の最後の鍛錬行事でクリアーしたいと願っています。高校生らしい友情がうまく描かれていました。わたしが環状線を歩いたときのように物理的な発見はありませが、心の発見はあったようです。清清しい映画です。主人公の住んでいるマンションの部屋もも、おしゃれで素敵でした。あのお母さんならではだと思いました。

人間関係を撮った映画で、家が出てこない映画はほとんどありません。でも背景として見流してしまうことがほとんどです。こうして連続で3本観てみると、家はただの背景ではなく、物語を膨らませるための名脇役だという思いがしました。思い返せば、どの映画の、どの家も、その家でなくてはならないこだわりがあったに違いありません。夕飯にワインを飲んだら、ばたんきゅーでした。

10月2日(月)「訂正」

★崩壊した広島のドッグパークを支援にいったハッピーハウスのスタッフさんから電話がかかってきました。報道されていることと、現状はかなり違っているそうです。

    昨年の6月、広島ドッグパークスが崩壊したあと経営者は退いてしまったもののスタッフが残って、
    その後もずっと犬の面倒をみてこられたそうです。家族を抱えて働かなければならない人は、
    やむを得ず抜けていったそうですが、残ったスタッフは、給料ももらえないのに休む間もなく、
    犬の世話をして、里親を探してきたそうです。
    いったんは250頭まで減ったのですが、ブリーダーが持ち込んできたので、現在は450頭います。
    弱っている犬にだけにスポットがあてて、さも虐待しているように報道されたようで、援助に入っている
    ボランティアの人の中にも、怒りをあらわにしている人もいるそうです。
    犬の所有権がドッグパークから他に移ったので、助けられる犬も助けられないのが現状だそうです。
    あおってしまうというか、いちばんひどいところをこれでもかと見せつける報道は、いかに動物の命を
    救う手段としても、間違っていると思います。報道は、正しくして欲しいものです。

30日に救援物資を載せて広島に向かったハッピーハウスのスタッフさんは現地に残って、犬たちを救うお手伝いをされているそうですが、別のハッピーハウスのスタッフさんも現状把握と支援のために、あした広島に向かわれるそうです。フットワークの素早さは心強いばかりです。


★わたしの青タンの写真を見て、お見舞いのメールをくださったみなさま、ありがとうございました。「温めたらいいよ」といってもらって、蒸しタオルで温めてみました。「冷やしたらいいよ」は、すでに氷で冷やし済みでした。「お医者さんにみてもらって」はパスですが(たぶん行かなくても大丈夫なので)、NOCOさんの「早く青タンのとれる血流マッサージ」、さっそくやってみました。効きそうな気がします。毎日新聞の記者さんから講演に関連して電話がかかってきたのですが、ついでに自動ドアに激突してひどい顔になっている状況を話しました。「大丈夫ですか」と心配していただいたのに、「Eさん(記者さん)のお顔をつぶす前に、自分の顔をつぶしてしまいました」などと茶化して、まじめなお方をからかってしまいました。申し訳ありませんでした。今ごろは、(ほんとうに顔をつぶされるかもしれない)と不安に思われているかもしれません。大丈夫です。がんばります。帰宅した夫に「見て、見て、ひどいことになってきたでしょ?」といってみたら、「右も左も変わらん」ですって。これで心まで傷ついてしまいました。でも、おいしいぶどうが届いて心は回復です。

                 

10月1日(日)「救助の手を」

★「盲導犬不合格物語」(学研)を出版するに当たって全面協力してくださったボランティアさんから、「お願い」という件名で、こんなメールが届きました。29日の夜のことです。

 
    「広島ドッグパーク」が崩壊しました。
    崩壊に伴い480頭の犬が目をそむけたくなるような状態で放置されていたそうです。
    日本最大級のレスキューになるだろうとのことです
    詳しくは、「救え!! 消えゆく小さな命達」  http://ark-angels.com/rescue.htmlでご覧下さい。
    ゴールデンの成犬が7、8キロしかないそうです。
    (中略)
    「救え!! 消えゆく小さな命達」の中には必要なものが書かれています。
    不要なものは、邪魔になるだけなので 物品を送られる時は確認してお送り下さい。
     なんとしても救ってあげたいのです。よろしくお願いします。

またか……と思いました。人間の傲慢さにあきれるばかりです。こういうとき個人の善意も大切ですが、480頭をも救助するには、手馴れた組織の力は必要です。「命の重さはみな同じ」(学研)の取材先の動物の孤児院ハッピーハウスに連絡を取りました。夜だというのにその日のうちに先方に電話を入れて現状を確認。次の日(30日)の朝、トラックにいっぱい食料や当座必要な物資をのせて広島に向かってくれたそうです。ハッピーハウスからのメールには、

    先方と連絡を取り、今朝スタッフが広島へ向かいました。
    あの状況を見たら、やはり居ても立ってもいられないので、
    出来る限りのことはしたいと思っています。
    また帰ってきたらご報告いたします。
   〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
    認定特定非営利活動法人 日本アニマルトラスト
    ハッピーハウス・動物の孤児院
    Tel:072-737-1707
    FAX:072-737-1757
    Mail: kat@happyhouse.or.jp
    URL : http://www.happyhouse.or.jp

とありました。ありがたいです。とはいえ、ハッピーハウスも500頭もの犬や猫を保護しています。そこへおんぶしたまま、知らんぷりはできません。みなさんもご理解のうえ、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

★メール便の規定が今日から変わるそうです。重さではなく、大きさと厚さになりました。単行本を2冊送ろうとしたのですがメール便は使えず(最高でB4サイズ、厚さ2センチ以内)、宅配便なら680円ということでした。郵便局のEXパックなら単行本3冊でも500円で送ることができます。おまけにメール便は400キロ以内なら3日めに、400キロ以上なら4日目にしか着かないそうで、ちょっとがっかりしました。けれど価格的には、今までは単行本1冊210円でしたが、160円になりました。校正済み原稿を2本、郵便速達で送りました。切手は出版社さんが貼ってくれていました。

★おととい自動ドアで激突した顔ですが、心配していた通り、左目の周りがパンダのようになってきました。

                            
                          ほらね

これからますますひどくなりそうです。今回の衝撃で、前歯がかけてしまいました。とほほ……。