とんぼの足あと

がらくた玉手箱

ええがな映画 3/26


日本絵本賞読者賞

ネットで結果が発表されました
「おしゃべりな毛糸玉」は5位でした
投票してくださったみなさん
ありがとうございました


パンジョ童話教室




★170000をヒットされた方には
プレゼント
 プロフィール

野寺夕子 (撮影)
 

1943年生まれ
未年・さそり座・B型
48歳で童話を書き始め
53歳でデビュー
現在に至る


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3月31日(月)「お世話になりました」
★4月から幼稚園に通うことになっている孫にとって、今日は、保育園最後の日でした。思い返せば、「ママ、ママ〜!」と母親を追って泣き叫ぶ1歳児の頃から、いっちょ前におとなの話に首を突っ込んでくる今日に至るまで、手取り足取り育んでいただいた保育園の先生方に、心から感謝しています。保育園で預かっていただいたおかげで、わたしたち家族は仕事に集中することができました。ありがとうございました。

幼稚園に行かせるにあたって、ママの第1関門は、幼稚園指定サイズの袋をいくつも作ることでした。中学生の家庭科の授業のとき以来ミシンを踏んだことがなかったのですが、2月に入園が決まってから、一念発起でチャレンジしていました。近くに、めんどうみのいい「ドア子洋裁教室」があったおかげで、無事クリアーできたようです。

ピンクのプリントは、「マドレーヌ」柄
それに合わせて白い手さげに、フエルトでマドレーヌの手作りアップリケを♪
夜なべ姿も、さまになっていました
週1回おべんとうの日があるのですが、お迎えのバスが8時15分ということなので、寝ぼすけママには第二関門というか、そうとうな覚悟がいるでしょうね。また、幼稚園は保育時間が短いので、ばあばやじいじたち応援隊も時間調整が関門になりそうです。
深山さくらさんのホームページを見ていたら、日本児童文芸家協会編纂のアンソロジーの新刊紹介がありました。このシリーズには、わたしも3編書かせてもらっています。見本本の到着が待たれます♪

3月30日(日)「春雨模様」
★毎日新聞社から、中央感想画コンクールのカレンダーが送られてきました。


「おしゃべりな毛糸玉」の感想画は載っていませんが、4月から始まって来年の3月まで、どの絵を見ても、本の世界を更に膨らませた子どもたちの想像力の豊かさに、あらためておどろかされます。

★朝からしとしとと、一日中雨が降っていました。春雨というよりも、まるで秋から冬になる時のような冷たい雨です。肌寒いこんな日の夕飯は、迷わず鍋。でもちょっぴり春の味も添えました。

ほたるいかと新ワカメの酢みそ味のサラダ

3月29日(土)「子連れ飲み会」
★わたしの住んでいる泉北ニュータウンは、今、レンギョウと雪柳の群生がとても見事です。それに負けじと桜もほころび始めました。車で走りながら、写真におさめられないのが残念……と思いつつかけつけた某理事会で出していただいた和菓子の春らしいこと。そして、おいしかったこと。

しあわせ♪

★久々に、「のん兵衛会」改め、「まどんなの会」があったのですが、困ったことになりました。あてにしていた子守役のじいじが、急用で朝早くから出かけてしまったのです。ママは、もともと送別会の予定が入っていたので、やむなく近場で集まるわたしが孫連れで出かけることになりました。いっちょまえに、みんなと「かんぱい」して、大好きないくら丼をつくってもらい、フルーツトマトのサラダもぺろりと食べました。そのあと、睡魔に襲われて、しばし寝んね。

はげのサラダ。生肝もトロリ 
コース一品目から感激
焼きまて貝や、次々出てくるおすしに舌鼓 
ドラゴン巻きにも感激。〆の赤出汁も絶品でした
わが家から徒歩5分のところに、こんないいおすし屋さんがあるなんて、驚きました。それにしても、みんなの忙しいこと。途中で、卒業旅行に出かける娘さんを駅まで送るために抜ける人あり(それがすむまで、飲めなったのよね)、息子さんが帰ってくるからと8時になったらすっとんで帰る人あり、急に欠席の人あり……。38度8分の熱が出たご主人を置いてかけつけた人もいたのですが(ご主人、だいじょうぶでしたか?)、万難を排して集まっておしゃべりする楽しさは格別です。ブフー子さん、いろいろありがとうございました。孫に指人形も、ありがとう♪

ブフー。子どもにこびていない表情が、たまらんゾウ

3月28日(金)「ごめんなさい」
★風の強い日でした。もくれんが、また道路にはりついていました。あっという間に咲いて、あっという間に散ってしまうはかない命を見て、(いやねえ)と思うのは、ひどいかも。でも……。

タイミングよく小川洋子さんの、「きたないものや散らかっているものは、存在しないものと思うことにしている」というエッセイを読んで、ほくそえんでしまいました。わたしも同じなんです。部屋の床には物があふれ、机の上も雑然としていますが、それらのものは存在しないことにして過ごしています。でも、道路はわたしの部屋ではないのでそういうわけにはいきません。地面にはりついたもくれんを竹箒の先ではがすのですが、朝起きたら、また、こんな状態になっているのです。やっぱり、(いやねえ)と思ってしまいます。ごめんなさい……。
★保育園にお迎えに行ったら、孫が仲良くしてもらっているお友だちのお母さんに、「お引越しするの?」と聞かれました。いえ、そうではなくって……、4月から、孫は幼稚園に替わることになりました。保育園大好き、お友だち大好きな孫がパニクってはいけないので、本人には、まだちゃんと話していません。家族の話を聞きかじって、それなりに感じているかもしれませんが、あやめ組に進級することを楽しみにしているようです。仲良くしてくれたばら組みのお友だち、お母さん、ありがとう。ご報告が間際になってごめんなさい。

3月27日(木)「いちびり文化」
★パンジョ童話教室の前に、うさこさんのニッサン入賞を祝って、お祝いランチの会がありました。だんどりしてくれたのは、前回、お祝い会をしてもらう立場だった女神さん。センスのいい花束も用意してあったので、うさこさんも大喜び♪

仲間の受賞で気分も高揚
わたしが子どもだったころ、「書きますわよ」という言葉が流行った記憶があります。教室は、今、「書きますわよ」ムードがあふれています。うれしいですねえ。じょうずに書こうなんて思わないで、書くことに慣れることが大切かと思います。書くことがおっくうでは、せっかく物語の糸口が見つかったとしても、うまく紡いでいくことができません。忙しくても、ごはんを食べるように、書くことが日常の暮らしの一部になってほしいです。

★教室が終わってから、その足で、難波のワッハに向かいました。なにわ大賞10周年記念行事「モダンシティふたたび」というイベントがあったのです。料亭「つる井」のおかみさんが実行委員の一員だということで、チケットを3枚いただいていました。つる井に初めて連れて行ってくれた友人と、すっかり常連になった友人を誘いました。篠笛の演奏もおごそかに一部の式典が始まったのですが、

第1回〜10回までのの受賞者
受賞者の中には「食いたおれ太郎」の人形も
(中央左、帽子が見えています)
難波利三さんは、橋下知事にちょっぴり辛口コメントを
二部になると、文化人の集まりといえ、大阪人まるだしの、笑いの止まらない楽しいイベントになりました。レビュー「輝く大阪は」元OSK日本歌劇団のスターの萌川菜さんたち。これは、見とれてしまいました。無声映画「バスター・キートン」の弁士は、講談師の旭堂南陵さん、バンド演奏は林幸次郎と星空楽団。ノスタルジーにたっぷり浸りました。

さて、大阪楽団による「モダン音楽祭」が始まってからは、がらっと雰囲気が変わりました。ボーカルがチンドン屋さんに早変わりしたり、指揮者が突然振り返り満面の笑顔で歌いだしたり……。ブギのリズムに合わせて手拍子をしながら観客も乗り乗り。フィナレーでは、かっての受賞者でもある大阪が誇る(?)熟年チアガール・ビューティーベアーがミニスカート姿で舞台にかけ上がって、ポンポンを振りながら足を高くあげる頃には、笑いも最高潮。いちびりが大好きな大阪人気質をくまなく発揮していました。

ごっちゃ煮文化
大阪が輝いていた時代の音楽や笑いの文化に触れてみて、残すのはハード(建物)ではなく、ソフト(中身)なんだと思いました。というのも、今、ワッハは、橋下知事が存続を検討している建物のひとつに上げられています。ほんとうに、この建物からでないと大阪の文化は発信できないのでしょうか。残してほしい気持ちはありますが、建物が多額の赤字を発信しているのは、いちびりではすまされないと思いました。

3月26日(水)「二分のゆとり」
★映画を1本観てから、イラスト教室に行きました。講師の菅田先生は、「何でもええねん。好きに描いたらええねん」が口癖で、決して型にはめようとしたり、上手に描かせようとしたりされません。それだからでしょうか、なかなか楽しい時間です。今日は、こいのぼりを描いたのですが、プラス、木を描くこつを教わりました。

どんな絵を描いても、必ず最後にお孫さんのためにアンパンマンの絵を1枚描いて帰る、男性の生徒さんがいます。今日は金太郎の姿をしたアンパンマンでした。中国のパクリのドラえもんよりもっと似ていないのですが、それにめげない堂々とした筆力の絵がなかなかいいのです。元気がでてきます。
★「最近、体調よさそうですね」と人にいわれて気がついたのですが、いつの間にか、すっかり元気になっていました。隙間産業も復活していますが、無理は禁物だと痛感したので、これからは、何事も、腹八分目で満足することに慣れようと思います。二分のゆとりで、気がつかなかったことに目が届くようになりました。庭のもくれんが散って、道路にへばりついて茶色くなっていました。ご近所の方、お見苦しくてすみませんでした。すいれん鉢のメダカが大きく育っていました。茶々子の冬毛が浮き上がっていたので、ブラッシングしました。孫の靴底に穴があいていました。

今までは、靴底が減るより先に、靴が小さくなっていたというか、ここまで履きつぶすことがありませんでした。動きが活発になってきているのでしょう。他にも、いろいろ目に付くことばかりですが、あまり気にしないで、片目をつぶることも試みます。

3月25日(火)「過去の思い出」
★「あたちが、ちいちゃかったときにね……」と、まだ4歳のくせに、孫は自分の過去を語り始めます。「みちゅあみて、いわれへんかってん」。「そうそう、三つ編みは、ミジャミだったんだよね」。「うん、ポテトチップチュも、こんなにじょうずにいえへんかってん」。「テテポッチっていうてたね」。「そのときのおはなち、ちて」。(お話って、もう自分でしたやん)と思いつつ、10回でも20回でも、孫の気のすむまで「みじゃみ」と「テテポッチ」のエピソードを繰り返します。そして、それが、どんなにかわいかったかを話します。(めんどうくさい)と思っても、ここはひたすら「忍」あるのみです。

進級を前に、お姉ちゃん気分の本人は、今は、ちゃんと言えている気でいますが、「みつあみ」は「みちゅあみ」、「ポテトチップス」は「ポテトチップチュ」、「おはなし」は「おはなち」なんです。このことは、もう少し大きくなった時の思い出話になるのかもしれません。

★『行こうぜ サーカス』を読んで、すてきな感想画が届いていました。サーカスのジンタやざわめきが聴こえてくるようです。サーカス、また観にいきたいです。取材させていただいた木下サーカス、今は、東京の立川(5月20日まで)、その次は千葉で公演のようです。ハンサムな団長さん、お元気でしょうか?

ふゆちゃんは、まだ小学校一年生です

4年生のおじょうちゃんから、「おしゃべりな毛糸玉」の感想文も届きました。うめばあちゃんの寒がっているほんとうのわけを、しっかりわかってくれていました。この部分は、編み物をしてきたおばあちゃんたち世代への応援歌になればいいと思っていました。現に、先日も、創作仲間のお一人から、おばあちゃんの愛読書になっていると聞いたばかりです。子どもたちには、そこまでの理解は無理だろうなあと思っていただけに、うれしいです。奈々ちゃんの読解力すごいです。
★短編2作脱稿。数日寝かせておいて、3作まとめて送ろうと思っています。

3月24日(月)「藤田まことさん」
★北川チハルさんの新刊『わたしの好きなおとうさん』(文研出版)をご紹介します。

ことみちゃんにとって、お父さんは宇宙そのものです。でも、最近、お父さんは忙しくってすれ違いばかり。ことみちゃんはさみしい思いをしています。でも……。「スリッパ」・「マグカップ」・「まっくらぺらぼう」・「サイダー色のビル」・「コーヒー色の川」……。小さな女の子の世界観が輝いています。ことみちゃんが満たされれば満たされるだけ、お父さんがいない小さな読者は、さみしい思いがするかもしれません。それほと素敵に父と娘の関係が描かれています。


★映画「明日への遺言」を観ました。映画の感想は、「ええがな映画」にアップしましたが、主人公の品格をを好演していた藤田まことさんについてのべたくなりました。

1965年ごろでしょうか、わたしが勤めてい会社のとなりが朝日放送で、お昼休みにテレビの公開録画がある日は、お昼ごはんもそこそこに観にいっていました。当時人気番組だった「てなもんや三度傘」や「スチャラか社員」がそうでした。公開録画といっても、会場はがら空きでした。藤田まことさんは、白木みのるさんと「てなもんや三度傘」に出ていたのですが、馬づらが売りの、今で言うお笑い芸人としてでした。「……あたり前田のクラッカー」のポーズもなつかしく思い出します。それから40数年が経ち、岡田資という戦犯を静かに演じている彼を見て、年を重ねるということの素晴らしさを感じました。思えばいかりや長介さんも、喜劇人から名優になったひとりでした。最近は、若い芸人さんたちがよく映画に起用されています。そして、役になりきっているのを見ると、彼らは、まさになんでも器用にこなせるタレントなんだなあと感心します。

3月23日(日)「小川洋子さんに学ぶ」
★駅前の書店に「スペシャル・ガール」と「引退犬命の物語」が平積みになっていました。それも20冊近くも。応援してくださる店長さんの気持ちはうれしいのですが、売れるかどうか心配です。

大丈夫かな……とわが子を見守る思いです

★昼寝をしなくなった孫の就寝時間が3時間も早くなったので、パソコンにゆったり向かう時間ができました。それも創作が進む大きなポイントになっているのですが、何よりも、今、わたしの背中を押してくれているのは、小川洋子さんの短編「リンデンバウム通りの双子」です。18日の日記でご紹介した小川さんの「物語の役割」に、この短編を書くに至った過程が紹介されているのですが、それを思い出しながら、「リンデンバウム通りの双子」を読んでいると、小川洋子さんの創作を疑似体験した気になりました。

物語の終わり方については2パターンの候補があったそうで、「物語の役割」(ちくまプリマー新書)を読んだときは、小川さんが選ばなかった方の終わり方が印象に残るように思えたのですが、「それはやりすぎなのでやめた」と書かれていたように、全体を読んでみると、なるほどなあと思いました。

それにしても偶然見た1枚の写真からこの物語が生まれたなんて、その発想力はすごいです。いえ、わたしも勉強中は、「1枚の絵を見て物語を書きましょう体験」は、何度もしたことはあるのですが、その物語を書いて何を伝えるか、それがなければただのなぐりがきだと痛感しました、作家としてするべきこととは何か、勉強させていただきました。


3月22日(土)「宮澤賢治の世界への入り口」
★一心寺シアターで、『月夜のおるがん』という劇の上演があることを、宮澤賢治研究家の森井先生からお知らせを受けていました。今日が、その日でした。

宮澤賢治の世界を案内してくれたのは、セロ引きのゴーシュならぬ「股引のゴーシュ」と「風邪引きの又三郎」。ふたりは、水仙月の4日の晩のお祭りの招待券を持って、仲間のクラムポンを探しにポラーの広場にでかけるのですが、行く先々で、どんぐり裁判に立ち会ったり、注文の多い料理店の客になったり、銀河鉄道に乗り合わせたりします。

「虔十」や「ざしき童子」も出てきました。「雨にも負けず」の詩やアンドロメカのさそりの歌を聴きながら、ふと思い出したのは、「グリム兄弟」を主人公にした映画の構成です。タイトルは忘れたのですが(「ブラザーズグリム」でした)、映画の中に、隠し絵のように「赤頭巾」や「いばら姫」「白雪姫」など、グリムのお話の主人公がたくさんひそんでいて、次々現れるたびに、はっとしたものです。「月夜のおるがん」の構成は、まさにそれでした。

賢治の心が伝わったかどうかはさておき(伝わっていないと思います)、作品を浅く読みかじっている者にとっては、(あ、これ、あの話やわ)と記憶が蘇り、楽しむことができました。舞台装置も、時間と場所の移動がよくわかるように工夫されていました。
★一心寺シアターのある天王寺界隈は、やたら人が多かったのですが、お彼岸だからといわれてみれば、納得できました。この辺りはお寺が多いのです。行きに長い列のできているうどんやがありました。1時をまわっているのに、これだけ並んでいるのはよほどおいしいに違いありません。これは見逃せないとチェックしていました。帰りに、もちろん寄りました。鍋焼きカレーうどんが名物だそうですが、お彼岸中はできないそうです。鍋焼きは作るのにも食べるのにも時間がかかるからなのだろうと、なっとくしました。普通のカレーうどんも、味に深みがあって、とてもおいしかったです。「前田」という店でした。

★買い物をして、家路を急ぐ春の夕ぐれ。なんともいい感じです。



3月21日(金)「12時間営業」
★花屋の店先でスイトピー・フリージャーとともに桜の花を見つけました。

影まで春めいています
庭の木蓮もいっきにふくらみました。

とはいえ、風が冷たい1日でした
★朝6時半オープンして、夕方6時半にクローズするのは、他ならぬ孫のお目目。保育園でお昼寝タイムがなくなってからは、起きてからきっちり12時間でおねむになります。夕食は早めにと心がけているのですが、食べている間に眠くなることも、お風呂が翌朝になることもあります。おかげで、夜がゆっくりできるようになったのですが、それはそれで物足りないものです。でも、宿題、ひとつ片付きました。

3月20日(木)「胡同(フートン)」
★京都に滞在中の次女から、「お墓に参ったら、知らない方がお塔婆をあげてくださっていた」と電話がかかってきました。わたしも存じ上げない方でした。きっと母のことを思い出してくださったのでしょう。母が亡くなって8年が発ちました。ありがたいことです。
★映画「胡同の理髪師」を、ひいばあちゃんがぜひ観たいといっていたので、日程をあけていたのですが、「電車に乗ってまでなら行かない」と、土壇場でとりやめになりました。今日観ないと見逃すことになります。わたし一人で、心斎橋まで足を伸ばしました。

わたしが胡同(フートン)に興味を持ったのは2年ほども前、教室で胡同を舞台にした作品が出たときです。その後、北京に旅行に出かけ、実際に胡同を見学してみて(2007・2・1)、提出された作品の背景がよくわかりました。(余談ですが、あの作品、早く書き直してほしいとずっと思っています)。その後、胡同が舞台になっている映画をいくつか観るにつけて、胡同がなぜ解体されなければならないのか、ますますわからなくなっていきます。もしも、北京オリンピックのためだとしたら……。そんな一過性の催しのために、建物はもちろん、そこに暮らす人々のつながりや、培われてきた800年の文化を失ってしまうのは、とりかえしのつかないことだではないでしょうか。古いものと共存してこそ、新しい息吹がすくすく育つと思うのですが。
★お彼岸なので、出かけたついでに、おはぎとよもぎだんごなどを買いました。
♪おだんご だんだん だだんのだ〜ん 「ぜんまい侍」でおなじみのおだんごは、孫にとっても、しあわせの味です。

3月19日(水)「絵を描く」
★先週に続いて今週もイラスト教室(パンジョ)がありました。今日は、「さくら」の絵にチャレンジしました。写生ではなく、先生の作品を見せてもらってから、それぞれのイメージで描くのですが、自由に描かせてもらえるので、初心者のわたしでも楽しいです。


はがき大の紙面に「風」(上)が描けたのがうれしいです。
下は穏やかな春の日。「無風」をイメージしました
今日は、「1日体験コース」というのがあって、参加者たちの題材は「たまねぎ」だというので、「わたしも」と、描かせてもらいました。

たまねぎの描き方は、りんごやオレンジなど
すべての球体に通じるそうです
たまねぎの汚れをいかに入れるかがポイントなんですって
(点描部分はこの写真ではわかりにくいですが)
★引退犬を支援している日本サービスドッグ協会の岩本理事長から電話がかかってきました。埼玉県在住の方から、まとまったお金の寄付があったそうですが、『引退犬 命の物語』読んで感動したからだとお手紙が添えてあったそうです。間近に、大きな手術をしなければならない引退犬がいて、とても助かりますとおっしゃっていました。

『引退犬命の物語』にも書いたのですが、老犬ホームの建設に辿りつくまでは、長い長い道のりです。日本サービスドッグ協会の現在の活動をご理解の上、引退犬のしあわせな老後をご支援いただけるとありがたいです。ご家庭や職場・学校などに募金箱を置いてくださる方は、ぜひ、協会までご連絡くださいますように。最低、一年に1回送金してもらうことだけが条件のようです。わが家にも、もちろん置いています。送金するたびにていねいなお礼状と領収書が届きます。

イラスト教室に行く前に図書館をのぞいたのですが、「盲導犬」の本のコーナーが特設してありました。『盲導犬不合格物語』はあったのですが、『引退犬命の物語』がなかったので確認してみました。堺市内の図書館の合計9冊入っているそうですが、みんな貸し出し中だということでした。


3月18日(火)「名古屋の味」
★寿がきやのラーメンをご存知ですか? 名古屋人にとっては、故郷の味としてなつかしいもののようです。

たった280円
先割れスプーンは、売っています
今や外資系会社の社長さんに大出世して世界を飛び回っている友人も、ふるさとの味「寿がきやラーメン」が大好きだと聞いたことがあります。フアンの人が作ったこんなサイトもあります。ちなみに、泉北ではパンジョにお店があって、子ども連れの若いママや学生さんでいつも混んでいます。
★発想の方法は人さまざまで、その方法を聞いたところで、なかなかまねのできるものではないのですが、小川洋子さんの「物語の役割」(ちくまプリマー新書)は、書き手として一読の価値があります。「博士の愛した数式」や短編「リンデンバウム通りの双子」は、このようにして生まれたのかと興味深く、おもしろく読みました。

3月17日(月)「春、到来」
★暑さ寒さも彼岸までという通り、彼岸の入りの今日の暖かさ。上着もセーターも脱いだ背中に春の陽ざしを感じました。それにしても、今年の冬の寒かったこと。金田さんのおばあちゃん手作りの室内履きが、とてもありがたかったです。

愛用したので、くたくたのよれよれになりました
お見苦しいですが……
この室内履きは暖かいことはもちろん、くつしたのままでも履きやすいので、重宝しました。あまり度々いただくのでお断りしたら、「いつ、ぽっくりいくかわからないので、あげられるときにもらっといて」とおっしゃっていました。とてもお元気で、はつらつとされていたのですが、昨年、突然亡くなってしまわれました。なんということでしょう……。この上履きで暖かい冬を過ごした人は、地域に留まらずたくさんいるはずです。みんな金田さんのことを思い出していたことでしょう。洗って、来冬も履きますね。
★今日から保育園でのお昼寝がなくなりました。年中さんに向けての予行演習です。年中さんになるということは、孫にとって、誇りのようです。
★書き始めた短編は苦手な分野なので、ついつい後回しになっていました。でも、頭の中で素材を暖めていたので、物語が脳内で熟成していたようです。書きごろかもしれません。子どもたちにとって、おいしい一皿になりますように。他に、エッセイが一編と50字メッセージの締め切りも近づいています。Z会から、著作物使用許諾願いが届きました。今年も、『行こうぜ! サーカス』の一部を教材として使ってもらえるそうです。わたしにとって、二度おいしい一皿です。

3月16日(日)「至福のとき」
★浅田宗一郎さんの新刊『さっさら春風―「もしも」はすてて』をご紹介します。

(文研出版)
体に障害があることで、弟は自信をなくし、引っ込み思案になってしまいます。そんな弟をはげましているお姉ちゃんにも、実は、障害があるのです。でも、お姉ちゃんはくよくよしていません。この明るさは、いったいどこからきているのでしょう。お姉ちゃんが正面から障害にぶつかっていくことで弟に伝えかったこと、それは……。「命」というものに取り組んでいる、住職の浅田さんでなくては書けない作品です。
★早朝から、朝食と夕食の支度をすませて、京都に向かいました。久々に墓参をして、ほっとしました。彼岸の入りは明日なのですが、一足早く、ご回向をお願いしてきました。平日に京都に行っても保育園のお迎えの時間を気にして、あたふたを帰って来なくてはなりません。今日は、ママもじいじも家にいるので、「帰りは遅くなる」宣言を一方的にして、家を出ました。というのも、インターネットで京都シネマをチェックしてみたところ、時間のロスなく、連続4本映画を観ることができるのが、わかったからです。

休憩時間には海鮮春巻きで、グラスビールを♪

イングランドバーで、1本150円で揚げてくれます
電車で本も読め、睡眠もとり、至福の1日でした。あしたから、がんばろう。

3月15日(土)「春の味」
★泉北障害者作業所での読み語りと音楽の「あいらぶゆかい」の日でした。大型絵本と紙芝居が登場しました。

「ねずみくんのチョッキ」
あれまあ、ひどいよ、ぞうさんまで……
最後はどうなったのでしょう
ピアノ・オカリナ・ハーモニカにあわせて、いっしょに歌いました、春の歌など、たくさん。
★夜、映画を観にいっている間に、友人が、お母さんお手製のいかなごの釘煮を届けてくれました。

お味といい、歯あたりといい、極上の春の味です
何もしないで、おいしいものをいただけるのは、しあわせです。春の味といえば、しゃこを塩ゆでにしていただきました。

★「ほんとうにあった不思議な話」を送ったので、次の短編にとりかかりました。

3月14日(金)「それぞれの夢」
★東京の友人が、2月24日にNHKテレビで放送された新美南吉の「きつねになった少年」をCDにして送ってくれました。大阪での放送は延期になったので、ありがたいです。

手作りのお菓子をそえてありました♪
「体を大切にして、90代になっても書き続けてほしい」という彼女からのメッセージを読んで、90代は無理だとしても、ライフワークと決めたからには、生涯書き続けていけたらいなあと思いました。それが夢です。
★ずっと前の日記に、近所に下駄を履いた少年がいることを書いたことがあります。彼は、小学校の卒業文集に、将来の夢は「ノーベル賞博士だ」と書いていました。その彼のあこがれは2歳上のお姉ちゃん。そのお姉ちゃんが、現役で東大に受かりました。姉弟のピアノの先生であるわたしの友人が、「お祝いランチにいくので、いっしょにどう?」 と誘ってくれました。体調もすっかり戻ったので、二つ返事で受けました。ランチタイム、楽しかったです。
★「ばあばのおともだちが、おねえさんのかさ、くれはってん」と、ほこらしげにちょっと大き目の傘をさした孫は、ご満悦です。

窓がいくつもついていて、向こうが見えます
今日は、金曜日でおひるね用のおふとんを持って帰りました。おひるねタイム、今日で終わりです。来週からは、おひるねがなくなります。大きい組さん(年中組)に向けての予行演習が始まるのです。

3月13日(木)「春日山部屋」
★よく、MSN占いを見ます。「運の風が吹いて来ない日」と判断したときは、無理をしなかったり、「運気のいいとき」は、ちょっとがんばってみたり、「どうりで、今日は、こんな日だったんだわ」と納得したりして、楽しんでいます。

今日のさそり座の運勢は、「家庭と仕事との板ばさみで、ほとほと疲れてしまいそう」でした。だいたい、いつもそうなのですが、的確に当たってしまうことがありました。というのは、今日はパンジョの教室のある日で、わたしが車を使うことになっていたのですが、夫が11時頃帰るからと乗っていきました。11時半に出先から電話があり、12時半ごろになるというのです。1時半からの講座にはじゅうぶん間に合うので、快諾したのですが、12時半を過ぎても帰ってきません。とうとう12時40分になったので、しびれを切らして電話をしたところ、まだ出先にいるというのです。講座に遅れる。そんなことがあってはと、重いかばんをさげて駅まで走りました。あせること、あせること。幸い電車がすぐに来たので、ぎりぎり間に合ったのですが、一汗かきました。まさに、「家庭と仕事の板ばさみ状態だなあ」と、占いを思い出して、妙に納得した次第です。
★講座のあと、急いで家に帰り、あらかじめ準備していた食事の支度をすませてから、さんきゅうさんに、巡業中の春日山部屋に連れていってもらいました。今日は地元のロータリークラブの主催のちゃんこの会でした。


おすもうさんが給仕してくれます


義王山
昨年入門の彼は19歳
やさしくて、子どもたちにも大人気でした


大きい。210キロ!


やっと、ほっと……
わたしたちが飲み食いしている間
おすもうさんたちは給仕役に徹し、決して座りません
場所後で、お腹がすいでいるでしょうに


巡業中、保育園の慰問にもでかけるそうです


さすが、でかい!
わたしが出かけるとき、孫は、じいじといっしょに茶々子と散歩に出かけていました。おすもうさんと会ったら、喜んだにちがいないでしょう。おすもうさんにだっこしてもらっている子どもたちを見て、そう思いました。


3月12日(水)「イラスト教室」
★昨年、「ジジ、君と歩いた」で小川未明賞を受賞した宮下恵菜さんの新刊『うわさの雨少年』(ポプラ社)をご紹介します。

楽しみにしている日には、必ず雨が降る……。それって、ぼくだけ? 法事に行ったお父さんの生まれた町で出あった少年と、明日、いっしょに野球をしようと約束したのに、起きてみたら、やっぱりどしゃぶりの雨。でも約束が……。そうなんだ、お父さんは、「約束だけは絶対守れ」と口うるさく言う。どうしてなんだろう……。

「ほうかぶりばばあ」も「酒つぎじじい」も、なんでも笑って受け入れているお父さんの実家のある町、大好きです。
★イラスト教室の日でした。今日は、「豆ごはん」を描きました。それぞれ個性豊かな豆ご飯ができあがりましたが、自分の描いた絵についてのうんちくを聞いていると、みんな「下手だ、下手だ」といいながら、結局は、自分の絵が好きなんだと、ほほえましくなります。菅田幸子先生の個展が東京であります。前後して、原田の森ギャラリー(王子)の百人展や夙川のグループ展にも出品されます。個展、観に行きたいけれど、東京ではねえ。

4月21日〜27日
銀座1−4−9 田村ビル3F
ギャラリーUP・S
★イラスト教室に行く前に映画を観たのですが、音声が乱れて聞き取りにくい部分があったということで、出口で、無料鑑賞券をもらいました。わたしは、字幕スーパーで見ていたので、一向に差し支えなかったのですが、ありがたくいただきました。映画館混んでいると思ったら水曜日でした。年中1000円の身がありがたいです。

3月11日(火)「いいかげんな性格」
★「ま、いいか」は、わたしにとって魔法のことばです。この言葉のおかげで、何度、日常のプレッシャーからとき放してもらったことでしょう。でも……。

車のトランク満杯の粗大ごみを捨てぞこねたまま、「ま、いいか」で3か月が経ちました。その間、何度も人を乗せることがあったのですが、ごみを積んでいるというひけ目で気後れしました。なら、さっさと捨てに行けばいいものを、それがすめば、優先順位は後ろの方にいき、そのうち人をのせるのも平気になっていきました。でも、実際、粗大ごみはいつまでも車の中にあるわけで、「ま、いいか」は魔法の言葉どころか、「ま、いいか」ですませていること自体が、プレッシャーになってきました。

今日は、ひいばあちゃんを深井の病院に送っていったついでに、映画を観たい気持ちを押さえつけ、大泉緑地まで足をのばして、やっと、粗大ごみを捨ててきました。その足で、堺東の税務署に行って、これまた延び延びになっていた確定申告もすませました。すっきりしました。が、「ま、いいか」の魔法のことばでごまかしているしなければならないことが、まだまだあるのです。
★画家の鳥垣英子さんが、絵本指導書「絵画遊び100倍楽しむ基本技法」を出版されました。

いかだ社
プロの画家であるとともに、絵画教室を主宰している彼女が、遊びながら子どもたちに美的創造力を促すことができたらと、体験を惜しみなく提供。絵も、アイディアも満載。わあ、こんなことも出来るんだと、見ているだけで楽しくなります。描画の声かけのヒントや画材・用具・技法などの説明もあるので、指導者だけではなく、夏休みの宿題に悩んでいるお母さん方の強い味方になると思います。

3月10日(月)「関東版」
★毎日新聞の五味記者から、『スペシャル・ガール』のことが記事になった2月27日の関東版が届きました。紙面の都合で、関西とは少し表現が違うということでしたが、たしかに……。印税の一部が支援に充てられることも書いてくださっています。

クリックすると画面が大きくなります
添えられていた五味さんの手紙には、「マーサちゃんが独り立ちするには、まだまだ多くのハードルを越えなければならないと思いますが、沢田さんの本やこの記事をきっかけに、支えになってくれ人が増えればと思います」というコメントが書かれていました。マーサちゃんをずっと取材し、見守り続けてきた五味さんの思いが、この数行に込められていると思いました。

今、マーサちゃんは2年ぶりのリベリアで、朋子さんとアメリカに発つ準備をしているはずです。14歳。まだまだこれからです。マーサちゃんなら、どんなハードルをも越えて、きっと自分の願っている人生への道を切り開いていくことと思います。そう信じています。そう願っています。そのためには経済的支援を続けなければならなりません。まずは、『スペシャル・ガール』を読んで、マーサちゃんを身近に感じてもらえたら、うれしいです。

3月9日(日)「それなりの生き方」
★春めいてきて、行きつ戻りつしていた体調が一気に回復に向かっています。体調は、気候も大きく影響するのかもしれません。いろいろな方に、ご心配やご迷惑をおかけしましたが、おかげさまで、やっと、です。手帳が空いているからといって、次々予定を入れるのを控えなければと思います。60代には60代相応の生き方があって、さみしくても、それに馴染んでいくことも大切なのかもしれません。
たからしげるさんの新刊、『プルーと満月のむこう』をご紹介します。

(あかね書房)
「たからマジック」にかかって、一気に読んでしまいました。
自分にだけ聞こえてくる声を通して、
ぼくの心のもやもやが、だんだん晴れていきます。
ぼくが求めていたものは……。
もしかしたら、その声は、
ぼくの心の叫びだったのかもしれません。

不安定な子どもの心理が、手に取るようにわかります。
★「ほんとうにあった不思議なはなし」、やっと脱稿しました。例えば、少女が15年前にとばした手紙が、カレイに運ばれて見つかったような、だれもが驚く不思議な出来事が身近にあればいいのですが、なかなかそうは……。

3月8日(土)「日帰り東京」
★横浜でのニッサンの表彰式に出席するうさこさんといっしょに、新幹線で東京に向かいました。うさこさんは、今回佳作入選なので、交通費は自己負担です。それでも、行く価値はあるだろうと思います。入賞式は、特別な集まりです。たくさんの人からエールとオーラをもらって、刺激を受けて、次は……と気持ちも高まるはずです。

授賞式は2時からなので、いっしょに池袋にで開催中の日本児童文芸家協会の絵本ギャラリー「びるだーぶーふ展」に行ってきました。
 絵本ギャラリー「びるだーぶーぶ展」

3月6日〜3月18日
11時〜6時
池袋アーティスト ガーデン(03-3971-3880)
JR池袋で下車
8番出口をでてすぐ 第2三笠ビル8F


会場のカフェ・ギャラリー「アーチストガーデン」は
(ここって、ほんとうに池袋のど真ん中……)
と首をかしげるぐらい静かで
くつろげるスペースになっています
写真手前がテーブル喫茶コーナー
今回は、すでに活躍中の協会の作家さんたちのチャレンジの場です。わたしも、初めて作品を出しました。クリスマス童話「大きなくつした 小さなくつした」に絵をつけてくれたのは、イラストレーターのまるきゆうこさんです。

本(ダミー)の中は、青い雪の世界……
昨年、ここに出した作品が絵本になったという研究会員の方が来られていて、まるきさんの絵を、とても気に入られたごようすでした。作家と画家の出会いの場でもあるのかもしれません。
★このあと、うさこさんは横浜に、わたしは墓参のため鎌倉に向かいました。安国論寺の山門のけやきは、今の時期、枝だけになっていますが、花の寺としても知られている境内は、今、梅が、趣をそえています。自然の中にちらほらという感じが風情があって、なんとも落着きます

観光客でにぎわっていました
   
りすが水を飲みにきていました     かっぱの石像がありました
                      ↓
                          伝説の白いお猿だそうです 

  
境内からのびた急な階段を登ると海が見えました 
晴れた日には富士山が見えるそうです
墓所には、かって日本経済連会長として名をはせた土光敏光さんのお墓があり、漆黒の墓石にピンクと白の花束が映えていました。澤田家のお墓には新しい卒塔婆が建っていたのでお伺いすると、昨年末、回忌にあたるご先祖さまがいらしたそうで、澤田家と縁続きのご住職が回向して、建ててくださったそうです。89歳のひいばあちゃんを案じてくださっていて、元気だとわかると、「それはよかった」ということで、思い出話に花が咲きました。
 
★お寺のすぐそばに、竹之家という小さなおそばやさんがあります。数年前に、友人とそちらで「そばがき」を食べたことがあります。そのときは、どんなものかと興味半分で注文したのですが、めちゃおいしくて、感動したことが忘れられずにいました。その後、何度きても、時間的に寄るチャンスがなく、今日こそはと、のれんをくぐりました。

横丁にひっそり佇んでいます


そば粉を練っただけのものなのですが、
口に入れたときのあたたかさと、なめらかな口当たりが、
なんともやさしいのです
そうか……、おいしさは、だし。だしがとてもおいしいのです
1300円はお高いようですが、お値打ちです
★大阪駅の環状線ホームに向かいつつ、夫の携帯に電話をししたところ、「今、環状線のホームにいる」とこのこと。なんという偶然。いっしょに電車で家に帰ることになりました。鍋の用意をしていったのですが、お土産で晩ごはんをまかないました。鎌倉で買った逸品の鯵ずし・鎌倉名物のはんぺん・崎陽軒のシューマイ・お寺でいただいた蓮の実納豆、もしもと思って買った水了軒の八角弁当・レーズサンドなど、写真を撮る間もなく、またたくうちに、みんなのお腹に納まってしまいました。ご近所へのお土産も……。

3月7日(金)「春の味」
★魚屋さんで、鳥貝を見つけました。といっても、小さな剥き身で、たぶん規格外のものなのでしょう。開いてありません。酢味噌を練りながら、いつも忙しそうにしている次女に食べさせてやりたいと、ふと思う瞬間です。

生わかめをお湯に放つと、パッと鮮やかな色に♪
★明日は日帰りで東京。池袋で開催中の協会主催のびるだーびーぶる展を観に行ってきます。ひいばあばあちゃんに、墓参も頼まれているので、鎌倉にある沢田家の菩提寺にもにも寄ってこようと思います。そのため、朝6時前に家を出ます。この日に合わせて、体調をセーブしていたのですが、なんとか元気に行って来られそうです。あたたかい1日だそうで、うれしいです。

3月6日(木)「初めての遭遇」
★「しんどかったら別の日にしてもいいわよ」というメールが友人から届きました。手帳に入れている予定は、できるだけクリアーしていきたいので、約束通り、難波で11時に待ち合わせをしました。わたしよりはまだまだ若い彼女も体調を崩していて、「いやあ、無理はできないねえ」ということになりました。おしゃべりとランチを楽しんで、いっしょに映画を観て、そのあと、わたしの大好きなトマトラーメンを食べて(ふたりとも体調が悪いといいながら、よくまあ食べること)、あっという間に時間が経ちました。

九州の黒川温泉のお土産だといって、温泉でゆでたあと乾燥させたという竹の子と栗をもらいました。
初めての遭遇

化石のような竹の子と、勝栗
どちらもすっかり干からびていて、カラカラという音がします。ぬるま湯につけて戻すのに丸一日かかるそうですが、竹の子はぜんまいと油揚げ(もしくは豚肉)とたこうと思います。勝栗は、いただいた黒豆があるのでいっしょに煮ます。その日が楽しみです。
★心斎橋シネマのトイレに張り紙がしてありました。「いつも、きれいに使ってくださってありがとうございます」。いい言葉だと思いました。ふつう、「みんなのトイレです。汚さないで」などと書かれていることが多いのですが、同じメッセージでも、書き方ひとつで、心が和みます。

そういえば、昨日こんな相談を受けました。「車道沿いの花壇に植えた苗が根こそぎ抜かれるので、どういう張り紙をしたらいいか、コピーを考えて」ということでした。「花を盗らないで」とダイレクト書くのか、「花はみんなのものです」と抗議文風に書くのか、「花が咲くのを楽しみにしています」と心情に訴えるのか、「お願い、盗らないで」と懇願するのか……。どんな張り紙をしても盗る人は盗る。それならいっそ、「監視カメラをつけています」あるいは、「盗った人には10万円以下の罰金」などと書いてみては……。これって、虚言・脅迫になるのかしら。

3月5日(水)「久々の小学校」
★今日は小学校のクラブ支援の日でした。わたしは一年前に引退していたのですが、今日が、今期の最終日ということで、ボランティアクラブで、「なにか、おもしろいお話しをして」とゲストに招いてくれました。近所のボランティアおばさんではなく、童話作家としてお話をしてきました。汐文社さんが、昨年『アイディア料理は風太におまかせ』が廃刊になるときに、この本をたくさん送ってくれていたので、17人の部員にプレゼントすることができました。何よりうれしかったのは、わたしの後を引き継いでくれたうさこさんが助手のまどんなさんといっしょに、しっかり子どもたちにボランティアの心を伝授してくれていたことです。「ボランティア終了証書」もしっかり手渡されていました。
★最近、ご飯のしたくもめんどうになるときが、ままあります。それは余力どころか、完全に体力と気力がぬけているからでしょう。家族5人(しかも4歳から89歳まで4世代)の食欲を満たすには、冷蔵庫の残り物でなんとかというわけにもいきません。買い物に行っても、料理がひらめかない日もあります。今日は、帆立貝の殻つきの子貝が格安でありました。それに若ごぼう。少し手はかかりますが、にんじん、こんにゃく、油揚げ、竹の子、ちりめんじゃこなど一度にいろいろな食材を食べることができます。かぶも安かったのでベーコンで煮ることにしました。あとはチキンを照り焼きにして……。

帆立貝は、にんにくとバターで炒めて、パスタとからめました

3月4日(火)「見て♪」
★見て、見て、このケーキ♪ 画面をクリックして拡大でぜひ見てください。見るからにおいしそうなんです。

金泉堂ケーキ店のショーウィンドー
でも。、これ、みんな、うそっこ。トイレットペーパーからできているんですって。おどろきでしょ? 群馬県の劇団のみなさんが、自演の「チョコレート戦争」という劇の舞台設定のために、大人も子どもたちも力を合わせて、紙粘土(トイレットペーパーをちぎってこねたもの)で作ったのだそうです。それにしても、よくできています。きっと、劇団には、素敵な小道具を次々作る魔法使いのような指導者がいるのでしょうね。

★久しぶりに、犬を連れて丘に上りました。傍らにいるのがマックではなくて茶々子なのに、感傷を覚えました。生きているものは死んでいく……。幼かったわたしの傍らで、わたしを守ってくれていた大切な人たちのことを思いだしました。今、わたしは、孫の傍らで孫を守っています。いつまで守ってやれるのだろうと、時々不安になることがあります。わたしを守っていた人たちもそう思って案じていたことでしょう。でも、つつがなくこの年になりました。「ほら、ここにいるわよ、見て」と、空に向かって両手を広げたくなるほど、丘の上で見た雲の流れは、なんとも神秘的でした。

3月3日(月)「ひなまつり」
★友人に、今年も藤井寺の佐藤家のおひな祭りに連れて行ってもらいました。今日が最終日ということや、テレビで紹介されたこともあって、藤井家を目指す人、人、人の波で、界隈がざわめいていました。

人を写さず、よく撮れたものです

「時間帯が悪かったですね」と佐藤家の方にいわれたように、家の中は立錐の余地もないほどで、人の肩越しに背伸びをしておひなさまを見ることになりました。それでも、お気に入りのおひなさまの写真は、ばっちり撮ってきました。よかったら、ご覧ください。昨年とは、また違う感じです(昨年の分も、そのページから見ることができます)。

それにしても、主の佐藤さんという方はすごいです。何百体ものおひなさまを何日もかけて箱から出して、家中に(2階にも)飾りつけるだけでも、並みたいていのことではありません。それを、来る人拒まず、無制限に自宅に招きい入れ、無料で、無条件で(さわらないでとか、写真に撮らないでとかの注意もなく)見せ、しかも、帰りには別棟で、みなさんにお抹茶(和菓子付き)を振舞われているのです。ちなみに、あちこちの大きな壷に投げ入れしてある桃などの花も、それは見事でした。
★情報通の友人お勧めの中華を堪能したあと、知り合いの雑貨屋さんに案内してもらいました。そこで、四角いお皿を5枚求めました。ちらしずしを小分けするのに最適でした。
←ほら、このお皿
ひなまつりに蛤のお吸い物は付きものですが、今日テレビで、若い女性キャスターが、そのいわれを、次のように解説していました。「いろいろな人とつきあっても、最後には、自分に合った人を選ぶということです」と。うーん……。今風なのでしょうか、都合よく解釈しているというか、言いえて妙ですねえ。

楽しい一日でしたが、まだ体調は本調子ではありません。仕事の締め切り、申告も迫っています。元気なときに立てた予定が目白押しです。早く体調を戻さないと、えらいことになりそうです。今日も、遊ぶだけ遊んで、早く寝ます。お忙しいみなさん、すみません。

3月2日(日)「春日和」
★やっと春らしい日和になったというので、じいじと孫と犬の茶々子は、花代公園までピクニックに出かけました。その間に、おひなさま、やっと飾りました。一夜飾りはよくないということですが(子どもの厄をもっていってもらうために早く出した方がいいそうです)、どうぞ、お許しを。

面倒くさいなんて思ったこともお許しください
「おひなさまが飾れたよ」と電話をすると、まだ目的の公園にたどりついていないとのこと。「えーっ、まだ?」。ぐるっと大回りをしているそうです。それならと、わたしも今から出かけて、合流することにしました。


ちゃちゃ、だいちゅき♪


「かえりのにもちゅは、まかちぇて」
すれ違う人がほめてくれるので、がんばりました
★天然の本鯛を見つけました。「活(いけ)」と書かれていても養殖のことが多く、ここらでは、天然は珍しいのです。今日は、ひいばあちゃんのお誕生日なので、グッドタイミングとばかり、鯛ごはんを炊きました。

おいしくたきあがりました、春の味
あとは小骨までていねいにとって、ふっくらまぜるだけ

3月1日(土)「安息日」
★疲労感がなかなか抜けきらないので、今日の「あいらぶゆかい」をパスして、病院に行くことにしました。幸いにも持病がないために、かかりつけのお医者さんがありません。「咳がでます。倦怠感があります」という今の症状を話して診察を受けたとしても、わたしの体の状態がどこまでわかるのかなと疑問に思いました。クスリをもらって飲むことよりも、もみの木で施術を受けて、疲労している体をほぐしてもらい、自分の体の自然治癒力を信じたたほうがいいような気がしました。水曜に予約はしてあったのですが、とても待ちきれません。もみの木に電話をして、急きょ、施術してもらうことになりました。

体は、凝りに凝っていました。施術を受けているうちに、体がほぐれていくのがわかりました。いつもより長い時間かかったのですが、料金は同じでした。その人の症状がよくなるまでが1回の料金だそうです。1時間半(いえ、もっとだったかも)、ずっと体をほぐしてもらって、幸せな時間でした。まさに魔法の手。元日本代表のバレーボール選手の手は、大きくて、力強いです。今のわたしは、いくら寝ても眠たくてならないのですが、それは体が睡眠を欲しているからで、体の変わり目などの節目にはよくあることのようです。

どこでもドアがあって、すぐ家だといいのですが、そうはいきません。寄り道をしないでまっすぐ家に帰りました。お風呂に浸って、夕飯までベッドにもぐりこみました。これで、きっと、あしたは元気に♪
★『スペシャル・ガール』の本を、2月27日の毎日新聞が紹介してくれたのですが、五味記者が、東京版は、大阪の記事とは少し違うとおっしゃっていました。ネットで見ると、東京版には、取材のことや、印税の一部が「マーサ資金」になることがちゃんと書かれていました。

沢田俊子著作紹介


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スペシャル・ガール
汐文社


引退犬命の物語
小山るみこ
学研


おしゃべりな毛糸玉
小泉るみこ絵
文研出版



シャイはどこへ行った?
ノンフィクション

創作
汐文社



誰よ
りもママを愛す
遊川和彦:原作
ノヴェライズ
汐文社
命の重さはみな同じ
野寺夕子写真
ノンフィクション
学研
ぼく、がんばったんだよ
ノンフィクション
汐文社
とらちゃん つむじ風
長谷川 知子絵
創作物語
文研出版
行こうぜ!サーカス
ひろのみずえ絵

ノンフィクション

創作物語
汐文社
盲導犬不合格物語
ノンフィクション
学研
さとうきび畑の唄
遊川和彦:原作
ノヴェライズ
汐文社
アイディア料理は
風太におまかせ
なかにしけいこ絵
創作物語
汐文社
おじいちゃんと
ぼくのがんこ合戦
岡野淳子絵
創作物語
汐文社
ひいばあちゃんはごきげん
ぼくはふきげん
粟田伸子絵
創作物語
汐文社
まんざいでばんざい
ひのもとはじめ絵
創作物語
学研
はちゃめちゃ大家族
粟田伸子絵
創作物語
汐文社
灰色バス変身大作戦
長野ヒデ子絵
創作物語
汐文社
モモイロハートそのこリュウ
長野ヒデ子絵
創作物語
汐文社




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