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1/27更新 連載小説「あかんべ」

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1月31日(水)
★明代の皇帝のお墓、明の十三陵の見学にいきました。畑を耕していて、偶然、入り口を見つけたそうです。西安の兵馬陵と同じです。中国の地下には何が埋まっているのか想像を超えます。

            
                    発見の発端になった箇所

13のお墓があるのですが、掘り起こされているのは1つだけだそうです。保存方法がわかるまで待とうという意見と、開けて観光客を呼び込みたいという意見があるようです。距離的には向こうの山の麓にあるというものもあって、これも大規模です。

階段でどんどん降りていくと、大理石でできたシェルターのような立派な部屋(地中宮殿が)ありました。こんなに深く……。

                         
           
               大理石の目地は小麦粉を練ったもの

お棺を運んだ三人の者は、そのありかを秘密にするために扉の向こうに閉じ込められ、やがて酸素が無くなって……。皇帝が死んだら皇后はいっしょに葬られるために眠っているうちに薬殺されたそうです。
★万里の長城は、今回一番行きたいところでした。途中、バスの窓から外を見ていると、かなりの範囲で、樹木に白いペンキが塗ってありました。ガードレルの代わりだそうです。すごい発想です。

           

万里の長城の長さは、札幌から那覇まで空路で2往復した長さがあるそうです。かなり急な勾配で、しかも、強風が吹いていたので怖かったです。強風といえば、中国のお母さんが、赤ちゃんを長城の坂の道において写真を撮っていたところ突風が吹いて、赤ちゃんは谷底に吹き飛ばされてしまったそうです。お母さんの心痛はいかばかりかと思うのですが、当のお母さんは、けろっとして、「また生んだらいい」といったとか……。中国は、今ひとりしか子どもを生めません。もし、二人目以上生んだとしてもその子は籍がもらえません。そのため、籍のない人々が3億6千万人もいるそうです。戸籍を得るためには、大したお金を払わなくてはなりません。そのために、つらい仕事に就くこともあるようで、なんだかせつないです。中国には年金制度がないので、老後が子どもがお金を送るそうですが、一人で親の面倒をみるのは大変ですよね。

               

かなり寒かったのですが、それでもお天気がよく、道が凍てついていなくてラッキーでした。夏はかなり暑いようです。ちょっと危険なのとハードなので、若いうちにしか登れないかも。危険といえば、「親切」も、別の意味で危険なのです。73歳の日本の男性が万里の長城を登っているときに、親切な中国の娘さんが荷物を持ってくれたそうです。日本語も上手だし、とてもきれいな人で、男性は、親切をありがたく思ったそうです。ところが気がついたらその女性は、パスポートや現金の入ったかばんを持って、消えていたのです。すぐに公安に連絡したので幸いつかまったのですが、男性が大金を持っていたので、懲役11年という判決がでました(盗んだお金の額で罪の重さが決まるのkな)。当時、娘さんは21歳だったので11年もの刑はあまりにも重すぎると被害者の男性は気の毒に思い、なんとか刑が軽くなるようにとかけあったのですが、聞き入れてもらえませんでした。男性は公安に届けたことを悔やむ気持ちがあるのでしょうか、毎年、娘さんの面会に訪れているそうです。ガイドの王さんは、ひったくりや物売りに気をつけなさいというだけではなくて、エピソードを聞かせてくれるので、印象に残ります。

           

1月30日(火)
★天安門広場を経由してかっての王宮紫禁城(今は博物館故宮)に行きました。

           
                 広場には、連ダコが上がっていました

天安門は、ただの門にすぎないそうで、故宮(紫禁城)までは8キロもあるそうです。

           
               まっすぐいくつもの門を越えて……

故宮には、99999もの部屋があって、広さといい、スケールの大きさといい、驚かされることばかりです。足元はレンガが敷き詰められていますが、レンガの深さは4メートルもあるそうです。それは地下道を掘って暗殺者が侵入しないためだそうです。

           
            手前が当時のレンガ道。向こう側が補修されたもの

残念ながら、紫禁城は修理中でした。オリンピックを前に、歴史ある建物にどんどん手が加えられていますが、手を加えて鮮やかになりすぎている古い建物も……。

           

故宮で撮影した映画は、「ラストエンペラー」だけだそうです。

               
       映画「ラストエンペラー」で溥儀が自転車で走っていたおなじみの壁。


故宮のあちこちに大きな水がめがあります。防火用水を蓄えるためなのですが、冬場は凍てつくので、火を炊いて氷を溶かせるように下方に焚口が設置されています。

           

故宮にはないものが三つあるそうです。植木と、トイレと、煙突ですって。植木は曲者が隠れられないように、トイレはおまるを使っていたそうで、煙突がないのは、暖房はオンドル、台所は遠く離れた別の建物になっていて、食事はそこから運ばれていたと聞きました。

            
             現代の故宮には、観光客向けのトイレがあります

この美人は、皇帝(西太后の息子)のお妃です。

                      

夫婦仲はとてもよかったのですが、それが気に食わなかったのが西太后。ある日、息子がいないときを見計らって、井戸に投げ入れたのです。ひどいことです。

               
                  この臼の下が井戸……珍妃井

この壁の竜、下の部分が少し色が違いますが、そこだけ木でできています。皇帝の命令で作った陶磁器の大きな壁の竜ですが、製作の過程でその部分だけこわれてしまいました。もし見つかったら死刑です。あわてて木工師に頼んで作り足して、事なきを得たそうです。五色の竜がいます。
           


★歴代皇帝が五穀豊穣をお祈りした「天壇公園」(世界遺産)に行きました。この石が、世界の中心だそうです。

           
                この上に立って祈れば、願いが叶う……

ここでは、写真を撮る人た手を合わせる人が並んでいます。そのどさくさにツアー仲間がデジカメを盗られてしまいました。スリにはじゅうぶん気をつけるようにいわれていたのですが。


門のそばで、蹴羽をして大人たちが遊んでいました。

              

★夕食後、京劇を見ました。一番前のテーブル席で、お茶とお菓子が出ました。それだけでも驚きだったのですが、お茶を入れるパフォーマンスがすばらしかったです。

              
      いろいろなポーズをとりながら、口の長い金製の水差しで給仕してくれます

              
                男性とは思えないほど美しく、きれいな声です

京劇を観ている最中に胃痛が起こりました。席を立とうかと思ったのですが、心配をかけるといけないと思い、こらえていました。耳のあてていた解説のイヤホーンがわずらわしくてなりません。ホテルに帰ってから姫路から来られていたご夫妻に胃薬をいただいて、翌日はすっかり回復しました。食事もなかなかおいしくて、つい食べ過ぎたかも。

1月29日(月)
★今日から4日間北京で過ごします。冬の北京はオフシーズンということでツアー代金は格安なのですが、北京飯店に連泊できるというだけで、気分はリッチです。

              
                旧館ロビーの階段の上では生演奏が♪

北京は、旧正月ということで、まだ2006年なんだそうです。2008年に開催されるオリンピックに向けて建築ラッシュ。2月28日に新年を前に24時間交代で競技場や選手村などを建設中でした。
          
                   建設中のリンピック競技場

★北京の広さは、なんと四国と同じだということです。市内から15キロ離れた北方にある世界遺産の「頤和園」(いわえん)を訪れました。ここは西太后が再建した夏の離宮だそうで、湖も含めて290ヘクタールもあり、すべて見学すると10日はかかるということでした。冬の北京は雨量が少なく、氷点下でも雪はめったに降らないそうです。肌を刺すような冷たい強風に砂煙が舞い上がり、寒さに身がすくみました。湖は凍っていて、その上を歩くことができました。 

           
                 湖の対岸の建物も「願和園」の一部です

この像は、架空の動物の麒麟だそうです。麒麟麦酒の麒麟がここから……と思うほど、顔立ちがそっくりでした。

               

★夕方、バスで天安門広場の前を通りました。人だかりがしているので、何事かと思ったら、警備の兵士が国旗を下げるのを、わざわざ見に来ている人たちでした。驚きました。

           


1月28日(日)
★昨年11月、ネットで読んだ感動のニュースがいつも頭の隅にありました。先日東京に行った際に編集さんに、世間話の延長でちらりとその話をしたところ、編集さんも、新聞でその記事を読まれたことがわかりました。それどころか、いずれ沢田に取材をと思ってくださっていたそうで、驚きました。今日は、編集さんが東京から出てきてくださって、いっしょに先方をお訪ねして、ノンフィクションとして書かせていただけるかどうか、こちらの気持ちを伝えてきました。体験談、とても興味深く伺いました。ご了承いただけたら、子どもたちの心に響くいい物語が書けると感じました。
★「引退犬」の原稿を添付しました。ていねいに、はやく……、推敲したつもりです。なぜそんなに急ぐのか。実は、明日から4日間、北京に行って来ます。飛行機に乗るので、万が一の事態もありうるわけです。この原稿は、老犬ホーム設立の支援のために書いてきたもので、日本サービスドッグ協会をはじめ、ボランティアのみなさんの期待を背負っているわけで、ぜひとも出版をと思い続けてきました。やっと願いが叶うところまできているので、原稿が宙に浮くことだけは避けたいと思っています。送ってさえおけば、万が一のときでも……と思ったわけです。原稿は送ったものの、スーツケースがまだ空っぽです。こちらが泥縄になりましたが、まあ、パスポートさえあればといった感じです。

1月27日(土)
★ひたすら原稿に手を入れました。ノンフィクションなので、電話やファックスで確認しつつ、なんとか今週中にと思っています。この締め切りはわたしの問題で、出版社の編集長は、これができたら次の段階に入るので、ゆっくりていねいにみるようにとおっしゃっています。ていねいに、はやく。
★「おしゃべりな毛糸玉」(文研出版)は、書店にはまだ並んでいません。ネット情報も、オンライン書店のビーケーワンにだけ表示されています。本の奥付は1月30日になっています。
★きまぐれ連載小説「あかんべ」ですが、意外に好評のようで、うれしいです。なぜ和子が大量の、しかも下品な靴を買ったか……。それが徐々に解き明かされていきます。乞うご期待!

1月26日(金)
★久々の京都です。電車でゆっくり本が読めるのがうれしいです。と思っていたら、徹夜をしたので居眠ってしまいました。墓参の後、映画を観ました。「イカとクジラ」と、今日が最終日の「ヘンダーソン婦人の贈り物」です。「イカとクジラ」は、家族の会話が物語の決め手になるのですが、字幕の字体が細くて見づらかったので、惜しかったです。
★保育園から帰ってきて寝るまでの5時間あまり、姫のお相手に、じいじもあばもばあばも、猫どもも振り回わされます。本を読んで、絵を描いて、バンドエンドを床いっぱい並べて、レゴをして、ペットを愛し(猫が悲鳴をあげるまで抱きしめ、犬のマックも、家の中を逃げまわっています)、キーボードで歌って踊って、ヒュードスンをして、ブランブランをしました。いつの間にか16キロ。重いよお。

ブランブラン♪
★どんなにはしゃいでも10時をすぎれば、ころりと眠ってしまいます。眠りに落ちる瞬間がたまらなくかわいいです♪
★ビッグウィッシュを買って200円払いました。「すみません。今月は300円なんです」といわれて、あわててもう100円払いました。(特集かな)と思ったのですが、いつもと同じでした。なぜ300円なのかは、すぐにわかりました。通常は月2回の発行が1月は1回きりなのです。ビッグウィッシュは、ホームレスの方の支援雑誌なので、1回だけの発行では、1月の収入が半減して支障が出てきます。その辺を考慮してのことなのでしょう。面白く読みました。

1月25日(木)
★パンジョ童話教室の日でした。全員出席で、合評も私語も盛り上がりました。

かっての童話教室に通っているころのわたしもそうでしたが、頭ではわかっているのですが、それがどういうことなのか、具体的に消化しきれないことが多々あるものです。たとえば、「場面で書く」「臨場感」「よけいなものを省いて枝葉にする」「葛藤を描く」「テーマを掘り下げる」「切り口を新しく」「説明と描写」「ユーモア」「余韻」などなど。

パンジョの教室でもそうです。繰り返しアドバイスすることがらについて、みんなも頭の中ではよくわかっているはずです。合評をきいているとよくわかります。が、それがなかなか自分の作品に反映してきません。今日、20枚作品を合評しおわったときに、作者がこういってくれました。「あっ、ずっといわれていたことが、今わかりました」。

そうなんです。ある日、すとんとわかるときがくるのです。こういうときには、今まで一歩一歩あがっていた階段を一気に何段もかけあがることができます。すると急に周囲が見えてきます。そういうことを何度もくりかえして、やがて書くことが楽しくて楽しくてならないようになってくるのです。生徒さんの一人がそういう体験をしてくれた今日は、わたしにとって、ほんとうにうれしい日になりました。いつわかるか?って、それは、せっせと書いているうちにです。
★夕飯をすませたころチャイムが鳴りました。玄関にとんできた孫が、「あ、ぱんやしゃんや」とおおよろこび。孫は、地域のパン屋さん「ルヴァンルヴュール」のご主人と奥さんが大好きです。保育園のお迎えがじいじのときには、いつもパン屋さんによって、じいじはコーヒー、孫は牛乳を飲むことになっています。じいじがのんびりコーヒーを飲んでいる間に、奥さんに子守をしてもらっていたこともあるようです。

朝の早いご主人は、昼間、仮眠をとられます。厨房に姿が見えないとき、孫が、「おじちゃんは? おじちゃんは?」とうるさくいって、2階に上がってご主人の寝姿を見て、なっとくしたこともあったようです。「他の女には寝顔、見られたことがないのに」と、今日も大笑いでした。

1月24日(水)
大塚菜生さんの新刊「ツシマヤマネコのひみつを追え!」(汐文社)をご紹介します。いじっぱりのふたりの少年のやりとりが、子どもらしくって、なんともかわいいんです。ツシマヤマネコのことに興味がない子どもたちでも、最後までおもしろく読むことができます。友だちっていいな。もちろん、ツシマヤマネコについても、いろいろな発見ありです。

子どもの視点でうまく捉えたノンフィクションです
「シャイはどこへいった?」と同じシリーズです
★とんぼの会の合評作品をやっと書きあげ、プリントアウトしました。「引退犬」の原稿のチェックもすすんでいます。明日の教室の準備もできました。それとは別に、今日はとくに忙しく、用事のために出たり入ったりを7回もしました。

1月23日(火)
★昨日、「季節風」が届きました。早く読みたい作品があって、夜中に読もうとページを開いたのですが、悲しいかな老眼。文字がぼやけて読めませんでした。昼間はばたばたしていて集中できません。わたしにとって、電車に乗っているときが読書のためのベストタイムです。
★時間がないないといいながらも、頭の初期化のためにと理由をつけて、「マリー・アントワネット」を観ました。贅沢三昧の生活の果て、民衆の怒りを買って断頭台の露と消えていったマリーアントワネットではなく、努力してフランスの国王の妻になっていくかわいい女性が描かれていました。宮中の風習もおもしろいです。感想は、「ええがな映画」のコーナーに書き込みました。

1月22日(月)
★「おしゃべりな毛糸玉」、まだ見本本しか届いていないのですが、編集さんからうれしいメールをいだきました。

       おかげさまで、楽しくてユニークな絵本ができて嬉しいかぎりです。
       末永く、弊社の大切な財産として発刊させていただきます。


末永く……。大切な財産……。これぞ言霊。パワーが沸いてきます。人に元気を与える言葉をいえるように、わたしも心がけねばと思います。
★「引退犬」の原稿に手を入れています。これが終われば、いよいよフォーマットに流し込むそうです。じっくり考えてくださいといってもらっているので、気が楽ですが、わたしの中では、今週中に仕上げたいと思っています。

★不思議な出会いがありました。書きたいと頭に留めていたことがあるのですが、出版社の編集さんも沢田に書かせたいと思ってくださっていたことが、木暮先生のお別れ会の日にわかりました。「お互いに、これは・・・!と思っていたのは、もう運命的なものを感じますので、ぜひやりたいと思います。ご検討ください」というメールが届きました。お別れ会に行かなければまだまだ氷山の下だったかも。どうなるかはまだわかりませんが、木暮先生が引き合わせてくださったご縁だと思って、大切に取り組んでいきたいと思っています。芽が出て、つぼみになって、やがて花が咲く……。そんな日が来ることを信じて。信じることも、言霊と同じで、パワーの源になります。
★年末に、八戸の名産「いちご煮」の缶詰をいただきました。

あわびとうにの潮汁です
おめでたいときにいただくものだそうで、何かいいことがあったときのために一缶とってあります。いつ開けようか、楽しみです♪

1月21日(日)
★過去の新聞記事を探しに図書館に行きました。狭い駐車場なので、出てくる車を順番に待って、車を停めるまでにずいぶん時間がかかりました。記事を探すために、かなり新聞を繰ったのですが、とうとう見つかりませんでした。家に帰って、インターネットで調べました。最初からそうすればよかった、かな。

★エッセイの校閲をして、返信用の封筒に入れました。そして、いよいよ原稿の手直しに入ろうと思います。日記に仕事のことが書ける日は、うれしいです。
★尊敬する大先輩から、かわいいソックスが届きました。「足元を暖めて書いてください」というお言葉が添えられてありました。はい、がんばります。

ふんわり、暖ったかそう♪

1月20日(土)
★泉北障がい者作業所での「音楽と読み聞かせの日」でした。歌と読み聞かせのほかに、今日は、近隣の高齢者福祉施設「故郷の家」で研修中の韓国の学生さんたちが五人、見学をかねてやってきて、色も鮮やかなチマチョゴリに着替えて、韓国語で歌をうたってくれました。
フォークソングのような乗りの明るい歌でしたが、賛美歌だそうです。アンコールはアリラン。みんな手拍子で、大いに楽しんでいました。読み聞かせは、パンジョの童話教室の生徒さんを含めて5人。それぞれに楽しい絵本や紙芝居をしてくれました。
★夕方、大阪の料亭「つる井」のお座敷コンサートにでかけました。懐石をいただいたあと、音登夢というディオのヴァイオリンとチェロの演奏に耳を傾けました。一言でいえば、とてもいい時間でした。クラシックからタンゴ、童謡、流行歌などなどを次々奏でるヴァイオリンは氷の上を滑るように優雅な音色でしたし、チェロはチロチロもえる暖炉のように暖かな響きでした。まあ、と思わず微笑んでしまうコミカルな演奏もありました。息の合った演奏でしたがそれもそのはず、お二人はご夫婦だそうです。20名限定なので、すぐそばでの演奏は、とてもリッチな気分でした。
今、CDを聴きながらこの日記をつけていますが、やはり生演奏というのは、すばらしいです。いえいえ、CDにも演奏以外の曲がたくさん入っていて、それはそれでうっとりです。音登夢のコンサートは、5月にシンフォーにーホールであるそうです。

それにしても、つる井のおかみさんは貫禄です。客あしらいの見事さ。これが、料亭のおかみさんというものだと、いつも感心してしまいます。

1月19日(金)
★次女といっしょに、愛知県の犬山に行ってきました。朝6時20分に家を出て、夕方には戻ってきて孫の保育園のお迎え。というハードスケジュールでした。手をいれなければならない原稿をアーバンライナー(近鉄特急)の中で目を通しました。丁寧にみていただいていて、感激です。睡眠不足も補いました。電車で移動、大好きです。
★「おしゃべりな毛糸玉」の見本本が届きました。小泉るみ子さんのうめばあさん、かわいいです。楽しいです。ひとりぐらしのお年寄りの思いに、子どもたちが気づいてくれるとうれしいです。

ここまで大きくしないとおばあさんのいい味の表情がでませんでした。
本の内容については、文研出版さんが、すてきなちらしを作ってくださいました。
 
小さな子どもからお年寄りまで楽しんでいただけると思います。どうぞよろしくお願いいたします。



1月18日(木)
★木暮正夫先生のお別れの会に参列してきました。木暮先生を慕って全国からたくさんの方が来られていました。わたしは、会場の外に設置されたテントの中で弔辞を聞いていたのですが、いったんご回復の兆しがあっただけに、どうして……と無念でなりませんでした。ご家族をとても大切にされていたと伺いましたが、わたしたちにもいつも笑顔で接してくださいました。みなさんも異口同音にそうおっしゃっていました。ご冥福を心からお祈りするばかりです。
★今日のお別れ会でクローク係りとしてご活躍だった後藤みわこさんの新刊「ボーイズ・イン・ブラック」(講談社YA!エンタテイメント)をこの日にご紹介するのも、何かのご縁だと思います。
この星(地球)はゴミ捨て場だった? みわこさんならではのひらめきがどのページにも星のようにきらめいています。タケルの家族(おじさんをふくめて)が、いい感じです。それがしっかり書かれているので、物語の歯車がかみあっているんだと感じました。おもしろいです、とっても。わくわくしながら読みました。同時にもう1冊「ジャックの豆の木」(講談社青い鳥文庫)が今日発売です。東京の帰りに新大阪の書店でゲットしました。

これはシリーズ第2弾です。すごいですねえ。
★出版に向けての原稿にどっと書き込みが入って戻ってきました。すでに担当者にはみていただいたものを、更にチームで再度みてくださったそうです。今日は留守にしていたので、まだぱらぱらと目を通しただけですが、書き込みのないページはないほどです。ノンフィクションなので、誤解のないように伝えなければならないので、この書き込みがありがたいです。

1月17日(水)
★春めいたコーヒー茶碗と湯飲み茶碗をいただきました。友人のお父さんの作品です。

ご自宅に窯があって、ご夫妻で次々新作に挑んでいっらっしゃいます。それが若さの秘訣かも……。わたしといえば、今年に入ってからは、まだのらりくらりしていました。出版社に預けてある原稿にも動きが見えてきたので、それを吉祥にパソコンに向かうことにしました。保育園を休んだ孫の面倒は、次女がみてくれたので助かりました。明日は東京、明後日は名古屋、次の日は大阪……。

1月16日(火)
★「熱が38度2分もあるんやて。迎えにいってやって」と仕事中のママから電話がありました。よくまあ、家にいたことです。いそいで保育園に行くと、教室でおやつをいただいていたのですが、とんできました。「あたち、おねちゅ。ちょうち、わるいねん」というわりには元気です。先生のお話では、お昼寝のあと、「もっと、ねてたい」というので、そこはたくさんのお子さんをみている先生の勘、熱を計ってくださったそうです。「寝言で、おばあちゃんといっていましたよ」といわれて、孫を抱きしめました。小さいころ引きつをおこしているので、熱は怖いです。夜、小児科につれていったら風邪ということでした。病院とお薬が大好きなので、助かります。

薬袋には、ママのおまじないが
ばあばにべったりで、ねんねもいっしょ。17日の朝になりました。とりあえず日記をアップします。

1月15日(月)
★「モンスターハウス」と、「武士の一分」を観ました。「武士の一分」を観るのは2回目ですが、ほんとうにいい映画です。つつましやかな下級武士の暮らしぶりと画面から滲み出てくる風情に見ほれてしまいます。(あ、井戸、ここにあったんだ)(畳に、へりはなかった時代なんだ)(お箸は木ではない? お膳に置くたびにする音が……)(お墓には色花)(質素ながら、外出着と普段着の違い)(月代がだんだん伸びていく過程)(切先を外さない技とは……)などなど新しい発見がたくさんありました。キムタク演じる三村新之丞は毒見役が嫌で、早く隠居をして子ども相手の道場を開きたいというのですが、みんな同じではなく個々の性格を大事に、それぞれに合った剣術を教えたいといっていました。今の教育にもいえることだと思いました。入試のための勉強でつぶされている子どもたちの多い昨今、子ども個性を伸ばす教育をお願いしたいものです。

映画の感想については、新たに「ええがな映画」のコーナーを設けました。以後、観た映画はそちらに記載いたします。よろしかったごらんください。
★昨日、牡蠣の土手鍋をしました。残りの牡蠣がたくさんあったので、オリーブ油で焼いて醤油をたらしました。酒のあてとしても、おかずとしてもなかなかいけました。

1月14日(日)
★朽木祥さんの新作「たそかれ」は、日本児童文芸家協会新人賞・日本児童文学者協会新人賞・産経児童出版文化賞などたくさんの賞を受賞したデビュー作「かはたれ」に続く、第2巻です。
「かわたれ」で、無事、池に戻った八寸でしたが、あれから4年の歳月が流れ、またもや長老に人間世界に行くように促されます。今度は、中学校の古いプールに住みついた不知という霊力のある若い河童を連れ戻しにいく物語になっていますが、「かわたれ」よりも、いっそうファンタジックです。4年たってもあいかわらずどじで子どもじみた八寸もかわいいのですが、やんごとない血筋の河童である不知は、聡明で華麗で、かつクールです。プールに住みついて、60年間もひたすらある人を待ち続けているのですが、そのエピソードが音楽を介してとても魅力的に描かれています。八寸は、中3になった麻と開会しますが、人間世界の4年間は現実的で、犬のチェスタトンには老いが忍び寄っています。物語は、まだまだ続きそうな気配がしますが、麻が再び八寸に出会えるときは、いったいいくつになっているのでしょう。すっかり大人になっていても、麻になら八寸が見えるにちがいありませんが。

1月13日(土)
★ソースをいろいろいただきました。
さっそく、その中の「ガーリックソース」を使って、ハンバーグを煮込みました。
   
      
 トーストしたフランスパンを千切ってソースの中に
味の調整もしました 
 
春野菜10品目のサラダ

アンチョビ・燻製たまご・トマトなどのオードブル
★サスペンス映画「ラッキーナンバー7」を観ました。やみくもに次々起こる殺人。それが絡み合って最後に思いがけない結末で謎が解ける、というキャッチフレーズにひかれたのですが、ほんとうに意外な結末でした。観客を騙し騙し、よく最後まで引っ張ってきたものです。天晴れかな。目には目をで情け容赦のない殺人の連続なのですが、ラストシーンに、ふと暖かいものが流れました。ハッピーエンドのよう結末。果たして、主人公はこれで幸せになれるのでしょうか……。

1月12日(金)
★「大きくなりたい」。それは、昨年11月に3歳になった孫の願望です。「大きくなったらね」のひとことで片付けられてしまうことがあまりにも多いからでしょうか。「大きくなったら、からいものでもたべられる?」」「大きくなったら、もっとおきてていい?」「大きくなったら、あたちにもできる?」。ごはんをおかわりしたあと、「もう大きくなったよ、ほら」と立ち上がって見せてくれました。ふらついているので、足元をみると、

ちゃっかり背伸びをしていました。いっぱい食べたら、すぐにでも大きくなると思っているようです。背の高い人の写真を見ると、「この人、いっぱいたべたから大きなったん?」と聞きます。

1月11日(木)
★パンジョ童話教室の日でした。アイディアがどんどん沸いてくる初夢を見たという人や、今年こそ公募入賞を目標にという人もいて、わたしの目には、今年はみんな書く気まんまんという気がしました。うれしいことです。

公募で最優秀賞になった作品は、(さすが)と感嘆するものがほとんどですが、中には、(え、これが……)と首をかしげるものもあります。たくさんの応募作品の中から最優秀賞を勝ちとったということは、その人の運が大きく影響したに違いありません。運も実力のうちとよくいわれていますが、運を招くには片手間ではなく、熱い思いをこめて書かなければならないでしょう。
★長女が仕事の帰りに十日戎に行って、福笹を買ってきました。電車の中で、知らないおじさんに、「ねえちゃん、それ一万円ぐらいしたんちゃうか」といわれたそうですが(大阪のおっちゃんらしい)、最後の日だというので、半額にしてもらえたそうです(まさにえびっさん、商売の真髄は売りつくす、かな)。わたしは買ったことがないのでよくわからないのですが、オプションでどんどん買い足していくそうです。高いものになると、鯛でも立派なんですって。これでじゅうぶんじゅうぶん。

残り福♪
子どものころよく唄った10日戎の歌があります。                                

  ♪ 十日戎の売り物は
   金袋に 取り鉢 銭がます
   小判に 立箱 立烏帽子
   取り出す才槌 黄金の槌
     お笹を担げて 千鳥足〜

そう信じていました。ところがインターネットで調べたらなんと下記のとおりでした。     

  ♪ 十日戎の売物は
  はぜ袋に とり鉢 銭がます 
小判に 銀(かね)箱 立烏帽子
茄蓮(ゆではす) 才槌 束ね熨斗
お笹を担げて 千鳥足 〜
聞き覚えたものと微妙に違っています。  ♪ 茄蓮(ゆではす) 才槌 束ね熨斗……? 茹蓮や束ね熨斗なんて飾り、あったっけ? 蓮は「向こうが見える」、熨斗の束は、「縁起がいい」には違いありません。来年は行って確かめてみようっと。



1月10日(水)
★夜、横山充男先生より木暮正夫先生の訃報が届きました。おやさしい笑顔と気さくなお人柄を思い、胸が悼みます。昨年6月、「毎日小学生新聞に連載を書きませんか」とおはがきをくださいました。声が出にくいということで、ファックスでやりとりをしたのですが、生死にかかわるご病気だとは思ってもみませんでした。包容力から、うんとご年長だと思っていたのですが、わたしと四歳しか違わないことがわかりました。会長というお立場からもまだまだなさりたいことがたくさんおありだったことでしょう。無念なお気持ちはお察しして余りあるものです。心からご冥福をお祈りいたします。 
                                      合掌

お別れ会は以下のように執り行われますので、取り急ぎお知らせいたします。
 
     1月18日(木) JR信濃町 千日谷公会堂  午後3時より
     東京都新宿区南元町19
     п@03−3353−4541

1月9日(火)
★とんぼの会の合評の日でした。今日は一作だけだったので、ゆっくり意見を交換し合うことができました。主人公が負うべき葛藤をクラスメイトが代理で対処してしまっていることや、他の登場人物の役どころなどが問題になりました。ラストは、感動を生み出す展開へ持って行くための工夫がほしいと思いました。合評が終わった後、今年の目標を話し合いました。目的を成し遂げるには、口に出して人に話すことも大切だと思います。
★おもちゃの黒板に、磁石のスタンプを押し付けると○△□ができます。孫は、それをペンで塗りつぶして●▲■にしていく遊びを自分で見つけて夢中です。カメラを向けたら、「ちゃちん、とったらあかん。あたち、いっちょうけんめいちてるんやから」としかられました。すいません。「ちゅかれたあ」といっていました。ごもっとも。 

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できあがりは、あとでこっそり撮りました

1月8日(月)
★今日、成人式を迎えられた若者のみなさま、おめでとうございます。成人式に出席されましたか? テレビを観ていたら、戦後すぐで成人式などなかったというおばあさんが、お孫さんといっしょに成人式に出席した喜びをのべていらっしゃいました。「よかったですね」と声をかけたくなりました。43年前、わたしは式には欠席しました。すでに社会人として新しい世界が広がっていたことと、式そのものに魅力を感じなかったからです。晴れ着を競い合うような場だというのにも抵抗がありました。二人の娘もそれぞれの思いで、成人式には出席しませんでした。成人したという自覚は、個々の心の中に芽生えるもので、式に出席してもしなくても、その後の人生に影響はないように思います。成人式への思いはさまざまです。
★アークのカレンダーが、撮影者の松村六娘さんから届きました。
アークは、ハッピーハウスと同じように動物の保護活動をしている施設です。わたしは縁があってハッピーハウスを取材して子ども向けの本を2冊書きましたが、同じ大阪府下で二つの力ある団体が弱い立場の動物の救助活動をしていることは心強いことです。

1月7日(日)
★「七草かゆの素」を使って、七草かゆを炊きました。

すずな・すずしろを足しました
おなじみの「せり・なずな……」と七草を並べた歌は、ただ覚えやすいように七草の名前を羅列してあるだけかと思っていたのですが、南北朝の歌人、四辻左大臣の詠んだものだそうです。わたしの子どものころは、♪唐土の鶏と日本の鶏が渡らぬ先に七草なずな。と母が歌いながら七草を刻み、まな板を叩いていました。その音で目を覚ました幼い日がなつかしいです。
★夕べ、珍しい山形のお菓子が届きました。中に小さなおもちゃが入っています。孫はおもちゃ見たさに、「わって、わって」と3個も食べました。
★家族が全員家にいる日は、出かけるチャンスです。雪の舞い散る中、すわ、京都へ。墓参をすませ、京都シネマで映画を二本観ました。「リトル・ミス・サンシャイン」と「無花果の顔」です。

「リトル・ミス・サンシャイン(アメリカ映画)。仕事がうまくいかない夫といらつく妻はいつもけんかばかり。一言も口を利かなくなった受験生の息子と、ミスコンで優勝するのが夢の小さな娘オリーブ。ヘロイン中毒で老人ホームを追い出されたおじいちゃんと、男性との恋に失恋したため自殺未遂を起こした学者のおじさん。この6人が小型バスに乗ってオリーブの夢をかなえるために何日もかけてミスコン決勝会場に出かけることになるのですが、道中、問題が起こらないわけがありません。アメリカ人の価値観・システムなどもわかり、面白かったです。

オリーブは、おじいちゃんに教えてもらったダンスを披露することになっています。不安になる孫娘におじいちゃんは言います。「負け犬というのは、結果をいうのではなくて、負けるとわかって勝負を放棄する人のことをいうのだ」と。また、「幸せな人生は何も残さない。苦労して波乱万丈な人生こそ、その人を豊かにする」とも。まさに……! 

「無花果の顔」(日本)。桃井かおりの脚本・監督・出演映画です。娘(山田花子)の視点で描かれているそうなのですが、うーん……。個性的な母親(桃井かおり)がひとりではしゃいでいるようでした。山田花子がテレビで、「台本があってない状態で、こうこうこういうシーンなので、セリフは自分で考えて」とか、「ここは思いっきり走ってといわれた」といっていましたが、そのせいか、桃井かおりや石倉三郎のセリフには味があるのですが、全体にちぐはぐなパッチワークという感じがしました。たびたび映る無花果の樹もわざとらしい存在でした。桃井かおりの思い込み……。母親役は、ご本人ではなくてほかの人にするべきだったかも。たとえば清水みち子とか。いえ、桃井かおりならではのいい雰囲気は出ていました。やはり、母親役は桃井かおりだとすれば……。エンディング、面白かったです。

1月6日(土)
★昨夜、がんばって絵本原稿を推敲しました。そして、勢いにまかせて編集さんに添付しました。土・日・月と三連休なのだからあわてて送るのは、勇み足というほかありません。しかし、本になるというのは不思議なもので、綿密に打ち合わせをして書き直しを重ねてもならないときはならないし、なるときは、あれよれよと不安なほど早く本になってしまいます。タイミングというか、運が大きく影響していることは確かです。どうぞ、この原稿にも運がついてくれますように。
★泉北障害者作業所での「歌と童話の読み聞かせ」の日でした。3回目の今日は、20数人の参加者がありましたが、お互いに少し慣れてきたことや、歌の好きな人たちがたくさん集まってくれたおかげで、楽しく盛り上がりました。読み聞かせも、パンジョの童話教室から二人の生徒さんが来てくれて、自分を守ったりんごの木の物語と大食らいの猫の話をしてくれました。どちらの語りにもそれぞれの味があって、よかったです。さよならのときに、ピアノの上手なまなさんが音頭をとってみんなで「ありがとう」をいってくれました。こちらこそ、「ありがとう」と心からの返礼しました。いい時間でした
★庭の灯篭ですが、久方ぶりに灯りました。屋外のせいもあって、電球がよく切れるのです。気にはなっていたのですが、「ま、いいか」ともう何年も放ってありました。電球を取り替えたら、すぐに点きました。ステンドグラスを作ってもらった北村氏に失礼なことをしていたなあと思いました。

問題は、タイマーが効かなくなっていて、昼間もついていることです


外は風が吹き荒れています

1月5日(金)
★くっちゃね、くっちゃねしてばかり、いつも寝てるか、食べている―
で始まる風刺童話を書いたことがあります。まさに、今のわたしの状態です。昨日は、映画館から家まで一時間の道のりを歩いたのですが、そのあと食べたものを思い出すと、無駄な抵抗だったかも……。

★いつまでものんべんだらりとしてばかりはいられません。創作活動を始める……つもりでいましたが、今日は子守がだれもいません。孫の相手をしながら隙をみてはパソコンに向かおうとしたのですが、「ばあばあ〜」と呼ぶかわいい声に、一日振り回されてしまいました。こういう日にかぎって、やたら書きたくなるものですね。

★いただいていたメールを迷惑メールだと思って消してしまっていました。申し訳ありませんでした。もしかしたらほかにも……。アドレスだけではなかなか判断できません。件名に、その方だと確認できる書き込みをお願いいたします。

1月4日(木)
★ごみの回収日でした。昨年末は28日が最終だったので、待ち遠しかったです。

    欠けて知る あたりまえの ありがたさ 

ありがたさといえば、今年は年賀状が元旦はもちろん、2日も3日も配達されていました。ということは、泥縄で書いた年賀状も三が日に届いたかも……。

    かけこみの 賀状たちも うれしかろ 
      
★「王の男」を観ました。王を風刺した芸を道端で披露して庶民から喝采をあびていた芸人の一行が捕まってしまうのですが、それをきっかけに宮廷のお抱え芸人になり、腐りきった宮廷の内情をあばいていくことになります。ところが哀しくも……。芸人魂が心に響く物語です。綱の上の芸、お見事です。
★食傷気味でも、ふと食べてみたくなる餅茶漬け。こんがり焼いた餅を冷ご飯の上にのせ、塩をぱらぱら、お湯をかけるだけ。香ばしくって、とろりと柔らかくって、お餅ってこんなにおいしかったんだとにんまりしてしまいます。

1月3日(水)
★孫がママと一泊で温泉に出かけました。なべの中のポップコーンのように跳ねて、はしゃぎまわっていた孫が留守なのは、楽でもあり、手持ちぶさたでもあります。夫はスポーツクラブへ、わたしは映画館に行きました。時間的に観ることができる映画は、「シャーロットの贈り物」と「エラゴン」でした。

「シャーロットの贈り物」の子ぶたの愛おしいことといったら。表情・動きをどう撮っているのでしょうか? 馬や羊たちなどほかの動物についても然りです。それに、子ぶたの声のかわゆいこと♪ ハムになりたくない子ぶたに、「わたしが守ってあげる」と言い切る蜘蛛のシャーロットのような大人が、人間の子どもたちのまわりにもいてくれたら、と願わずにいられません。字幕版ということもあるのでしょが、観客がすべて大人というのが、おかしかったです。しかも、ほとんどの人がハンカチを出して鼻をぐずぐずいわせていました。「さいこう」「ぴかぴか」「ひかえめ」。子どもたちに観せてあげたい感動の物語でした。

「エラゴン」
は、ドラゴンダイラーと呼ぶにはまだまだ未熟な少年が周りの知恵あるものに助けられて成長しつつ目的を果たすという物語ですが、魔術を使う悪者の設定なども指輪物語やハリーポッターにどことなく似ているように思いました。目的を果たし、これで終わりだと思ったのですが、最後の1シーン(黒い爪をした手が剣を抜く)で、続編があるのだと気がつきました。そういえば、兄弟のように育てられたいとこが、トップシーンで自分探しの旅に出かけたままだった……。

1月の後半から2月にかけては観たい映画が続々です。「幸せのちから」「マリー・アントワネット」「あなたになら言える秘密のこと」「ドリームガールズ」モンスターハウス」「不都合な事実」「東京タワー」「バッテリー」「幸せな食卓」……♪ 

1月2日(火)
★えっ、「あかんべえ」? 書店で宮部みゆきの時代小説のタイトルを見て、ちょっと驚きました。実は、わたしも、「あかんべ」(最後の「え」はない)というタイトルの小説を書いていたからです。吉橋道夫先生の文章講座の生徒だった時代のことで、周りの人たちに影響されて小説にもいくつか書きました。そのうちの一つが「あかんべ」で、自由都市文学に応募して最終審査にノミネートされました(入賞はしませんでしたが)。もともと童話を書くことに決めていたので、そのまま放ってあったのですが、たからしげるさんがブログで推理小説を連載されていて、それもいいなあと思っていたことと、日記のアップだけでは、わざわざ来てくださる方に申し訳ないと思ってもいましたので、連載することにしました。

新年早々「あかんべ」でもないのですが、お座興と思ってごかんべんのほどを。一週間に一回程度の更新になりますが、よろしかったらご覧ください。カウントナンバーの下方の連載小説「あかんべ」をクリックすれば読むことができます。宮部みゆきの作品は、物語が始まってすぐにあかんべえと舌を出す不可思議な少女が出てきて興味深深ですが、わたしの作品は、読み終わって初めてタイトルの意味がわかるようになっています。

1月1日(月)
      明けまして おめでとうございます。

          本年もよろしくお願いいたします。


★年を越したような越さないような……。大晦日は、いい気分で老酒とワインなど飲んでしまってちょっとひと眠り……のつもりが朝方まで爆睡してしまい、年越しそばを食べ損ねたからでしょうか。いえ、そのせいばかりではありません。サンタさんが孫にプレゼントしてくれたキーボードが自動演奏でジングル・ベルを奏でているからかもしれません。いえいえ、大掃除のときに使った踏み台が出たままだからかも。それがちょうどお絵かきの机にぴったりで、姫はごきげんです。
とはいえ、新年というだけでのどかな気持ちになります。どの家にも平等に新しい光が射し込み、新風が通り抜けていきます。その光が、風が、それぞれの家に幸せをもらたらしてくれますように。

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おしゃべりな毛糸玉
小泉るみこ絵
絵本
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シャイはどこへ行った?
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誰よりもママを愛す
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ノヴェライズ
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命の重さはみな同じ
野寺夕子写真
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ぼく、がんばったんだよ
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とらちゃん つむじ風
長谷川 知子絵
創作物語
文研出版
行こうぜ!サーカス
ひろのみずえ絵

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創作物語
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盲導犬不合格物語
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さとうきび畑の唄
遊川和彦:原作
ノヴェライズ
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アイディア料理は
風太におまかせ
なかにしけいこ絵
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おじいちゃんと
ぼくのがんこ合戦
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ひいばあちゃんはごきげん
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粟田伸子絵
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まんざいでばんざい
ひのもとはじめ絵
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粟田伸子絵
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灰色バス変身大作戦
長野ヒデ子絵
創作物語
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モモイロハートそのこリュウ
長野ヒデ子絵
創作物語
汐文社

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