17 Dec 2022
★初釜に着物を着たいけど、どうせどれもみんな派手になっているだろうな……。そんな思いで10数年ぶりに開けた和ダンスの引き出しは、ぎっしり詰まっています。ここに越してくるときに、母たちの着物も少し持ってきていたことを思い出しました。いくつか取り出してたとう紙を広げると、ちょっと待って、これのモダンな柄はなに? 羽織でした。
丈も長いし、コーととして着られるかも。チャレンジしてみようかな。
色紋付もありました。今のわたしの年齢に合う色合いです。いつの間にか、母と同じ年代になっていました。仕付けのついたままの着物もあります。着てみようかな。かつて、着付け教室に通っていたことがあるので、着物は自分で着られます。問題は帯です。結べるかな。
★宮下恵茉さんのシリーズ『好きって言って!』(青い鳥文庫)の近巻をご紹介します。地獄に強引に連れ戻されたエンくん。結はエンくんに会いたくて、会いたくて……。(えっ、わたし、覚えている、エンくんのこと。記憶がなくなると聞いていたのに、なぜ?) 結は、エンくんに会えるのでしょうか? ここからの展開が、面白くて、一気読みしました。結のご先祖様の証し、道具屋で浄玻璃の借りたときの担保、地獄の実態……に驚き感動しつつ、「完」の余韻に浸っています。
★あんなに混んでいた道にも、バス停にも人はいません。雨のせいか、時間的なせいか、行きかう車も少なく、野鳥の鳴き声だけが聞こえてきます。
風も冷たく、首をすくめてコンビニへ。